旅ブログ〜ペルー編①〜
Hey guys!!
さあさあいよいよ僕のテンションをマキシマムにしてくれているペルー編がやってまいりました。すでに2週間以上滞在しているワラスという街は、6,000m級の山々に囲まれ、美味しいご飯が140円〜175円ぐらいでお腹いっぱい食べられて、マンゴー4つが70円で買えて、ダブルのアイスが50円ぐらいで食べられどーも僕です。
ワラスの神宿El Tamboからの眺め。
ペルーは美食の国とは聞いていましたが、美食というほど見た目は良いもんじゃありませんが、味が美味いことは確かです。そして安い。
グアヤキルからバスを2回乗り継いで、ここワラスに来たわけですが、途中のトゥルヒーヨで食べたセビッチェもめちゃくちゃ美味かったし、ワラスではカウカウが気に入りました。
カウカウが何かは秘密です。肉じゃがです。
右半分がカウカウ。左は店によって米だったり。てか普通は米。
セビッチェはメキシコやグアテマラで食べてたやつとだいぶ違くて、どちらかというと魚のマリネに近いです。
こっちのセビッチェは赤くない。美味。上に乗ってる黒いのは海藻。
と、食べ物の話ばっかしてる場合じゃなくて、ワラスは世界中(と言っても主にヨーロッパとアジア)から山好きのトレッカーが集まるトレイルパラダイス。
街を歩けばあちこちにツアー会社や、アウトドアショップが。
これまで旅してきて、ここまでパタゴニアやノースフェイスのウェアが売ってたり、サロモンやアディダスのトレランシューズを簡単に見つけられるのはアメリカ以来です。
アディダスのGALAXY TRAILを購入。先日山でテストしたけど中々良い感じ。
そんなワラスを拠点に、最初に行った場所がラグーナ69という、この辺りでは有名な湖。
69というのは湖の通し番号で、この近辺には大小様々な湖が数多く存在するのですが、69番の湖が特に美しいのと、場所も日帰りで行ける所にあることから、観光客に人気のコースとなっています。
ほとんどの観光客はツアーに参加してこの湖に行くのですが、僕はせっかくなので6,000m級の山々に囲まれてキャンプがしたかったのと、日帰り客は行かないルートも歩いてみたかったので、個人で行くことに。
なぜかツアーで行くより個人で行く方が往復のバス代が高いのが納得行きませんが、まぁ仕方ありません。
登山口までバスで行くはずが、途中の街でバスがしばらく出ないとのことで、バスの運ちゃんの知り合いの兄ちゃん(?)の車に乗せてもらえることに。
しかし途中トラブル発生。
まさかのエンジンオーバーヒート。
僕も含め全員で車を押した。
たまたま止まったところが綺麗な湖のすぐそばだったので、直るまでの間、運転手の兄ちゃん以外の3人は写真撮影などで暇つぶし笑
その後なんとか登山口まで辿り着き、やっと歩き始めたのが12時過ぎ。
重い荷物と高い標高にヒーヒー言いながらも、自分1人しか歩いていないトレイルと景色を堪能しつつ、キャンプ地へ着いたのが午後4時。
ちなみにこの日のキャンプ地、標高4,600m。
アメリカのJMTで4,000mぐらいのところでキャンプしたことはあったものの、夜はそれとは比べ物にならないぐらいの寒さで、正直あまり眠れませんでした。
さらには、キャンプ地に着いてから朝出発するまで、5〜6回大きな雪崩が目の前の山で起きて、寝ている間も、「ゴゴゴォォォォォ」という凄い音に何度か目を覚ましました。
そのときの様子を動画でばっちり撮影したので、帰国してからのお楽しみで。
キャンプ地の目の前の3つの山は全て標高6,000m超え。
その横には標高5,765mのピスコ山。山小屋はオフシーズンで閉まっていたが、元々テント泊の予定だったので特に問題なし。
朝日。神々しい。
日帰りルートだとこの絶景を見れないのだからもったいない!
山やってて良かったと思う瞬間でした。
キャンプ地を出発した後はガレガレトレイルを登ったり下ったり、時折、近くで落石の音が聞こえて、少々緊張を強いられる時間が続きました。
そうしてしばらく歩いて行くと、曇ったなかにも視界が開け、目の前に壁のように大きな山が。
上の方が雲に隠れて、より巨大に見える。
あまりに唐突に目の前に現れたその景色に、感動というよりむしろ畏怖すら覚え、その景色に圧倒されながら歩を進めました。
このときはあまり天気が良くなく、すっきり晴れていたらもっと綺麗な色だったのでしょうが、それでも十分に綺麗だったラグーナ69がこちら💁♂️
キャンプしたおかげで僕が着いたときには独り占め。
ちなみに色々訳あって、コロンビアで購入した(させられた)GO PRO HERO5がこの時から今に至るまでなぜか全く機能しなくなったので、写真はiPhone6のパノラマ撮影によるものです。
クソGO PROめ…。
ここからは日帰りツアーのルートを登山口に向かって下るだけ。
ツアー客とすれ違いながら、25kgのザックを背に時折小走りで快調に駆け下りて行きました。
帰りの景色も素晴らしかった。
登山口から街まで下りるコレクティーボは出発まで3時間と言われ、特に急ぐ用事もないので荷物を置いてその辺を走って暇つぶし。
走るには最高のトレイル。JMTを思い出す。
夕方ユンガイという街へ下り、次のサンタクルス谷トレッキングの為に体力を回復させるため、そのままユンガイで2泊することに。
そのユンガイではどうしても見ておきたいものがあったのですが、それはまた次回ということで。
次回の更新はマチュピチュ遺跡観光の拠点、クスコから!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜エクアドル編③〜
Hey guys!!
わたくし、日本にいた頃からテレビのない生活をしておりまして、当然NHKの朝ドラなどほとんど見たことがないわけですが、2018年の朝ドラヒロインは永野芽郁、2019年のヒロインは広瀬すず、というニュースを昨日ネットで…見…
ネットで…
ネット…
…
超見てぇぇぇ!!!どーも僕です。
いや、好きな芸能人は?と聞かれたら「石田ゆり子さん」と答え続けてもう10年以上になりますし、今でもそれは変わらないですけどね。
ですけど、映画「俺物語‼︎」の永野芽郁ちゃん演じる大和凛子は反則級に可愛いっす。
さて、いよいよエクアドル編も最終回、ガラパゴスの後半になるわけですが、ガラパゴスのアシカも反則級に可愛いかったのでアシカ写真多めになりますがご了承ください。
ガラパゴス3日目から、4日間ほどイザベラ島と言うガラパゴス諸島で最も大きい島へ移動しました。
面積は大きいのですが、小さな集落が一つあるだけで、サンタクルス島に比べだいぶ田舎です。
そしてここでも至るところで寝ているアシカや無数のウミイグアナと遭遇。
堂々と寝すぎ。
偶然遭遇した授乳中のアシカの親子。激かわ。
デカいやつは赤みを帯びてる。
垂直の壁もよじ登る。
あ、ちなみにアシカは動画をいっぱい撮って、そっちの方が可愛いのですが、このブログにどうやったら動画を載せられるのか分からないので、帰国後に直接会ったときのお楽しみということで。
イザベラ島ではシュノーケリングツアーにも参加しました。
正直今はそんなに海に興味ないし、天気がイマイチだったのでけっこう寒かったのですが、実際は参加して、大正解でした。
写真はあまり上手く撮れなかったのですが、海の中ではウミガメはわんさかいるし、アシカはすぐ近くを泳いでるし、なんか貴重らしいサメも大量にいました。
ウミガメめっちゃいた。
ガラパゴスには5種類のウミガメがいるらしい。
何度も触れる距離を通過していったアシカ。
ほんとに可愛くていくら見てても飽きないアシカの赤ちゃん。たまに浅瀬で遊んでる。
なんか貴重らしい、なんとかホワイトシャーク。めっちゃいた。
ここで少し真面目な文章。
以前から思っていることですが、よく、「興味を持ったらとにかくやってみなさい。必ず良い経験になるから!」と、格言っぽく言う人がいますが、僕に言わせればそんなことは当たり前で、「興味がないことにも興味を持てるかどうか」が本当に良い経験になるかどうかの分かれ道だと思ってます。
その意味では、1人で海外を旅するということは、興味がないことにチャレンジする最も良い機会だと思うし、人生における経験値が格段に上がる舞台だと思うのです。
あまり海に興味がない僕も、ガラパゴスでツアーに参加したり海の近くを歩いたりして、本当に良い経験ができました。
さて、では続き。
イザベラ島のローカル食堂では、面白いローカルフードを食べました。ボロンという名前のそれは、中南米ではよくある甘くないバナナを蒸して(多分)チーズと混ぜ団子状にしたもので、はっきり言ってめちゃくちゃ美味しかったです。
ボロンの横のビーフシチューみたいのもすげーうまい。
あと、一回チャーハンみたいのを頼んだときは、まさかのバナナ乗せチャーハンが出てきて笑いました。
なんでもバナナかよ。
イザベラ島は基本的に物価がめちゃ高いのですが、地元民が集まるメルカドでは、エンパナーダというこれまた南米ではどこでもよく見る具入りの揚げパイみたいなものが1ドルで売っていたので、僕は肉入りエンパナーダをよく食べていました。
デカくて美味い。これで1ドルはガラパゴスにしてはかなり安い。
あと、本来ならツアーで行く火山にも、自分でチャリをレンタルして片道20km以上こいで、さらにそこからトレランしてきたのですが、なぜかその写真が消えていて、動画しか残っていないので、これも直接会ったときのお楽しみで。
とりあえず火口が馬鹿でかくて、今でも時々溶岩が流れ出るそうです。
あとはフラミンゴも集落からすぐ近くの池で見ることができました。
イザベラ島ではとにかくのんびりと過ごし、最後の2日間はまたサンタクルス島へ戻りました。
サンタクルス島で最後にツアーに参加したのですが、まさかの日本の高校生グループと同じツアーになってしまい、なかなか騒がしかったです。
基本的には若者はどんどん海外を旅した方がいいと思っていますが、ああいう団体旅行みたいのはちょっといただけないですね。
海外で日本人の評価が下がると、その後来る旅人にも迷惑がかかるので。
ウユニ塩湖とかがその良い例ですね。
船の上でのおやつタイムも全部高校生に食べられちゃうし、何も言わない先生もちょっと心配になるレベルでした。
さて、ツアーでは赤い喉を膨らませて求愛するなんとかグンカンドリや、アオアシカツオドリを見ました。
まぁそこでも高校生たちが騒ぐもんで、本来ならそれほど逃げない鳥たちが逃げてしまいましたが…。
サボテンを喰らうリクイグアナ。
雛は真っ白フカフカの毛で、足はまだ青くない。
白骨化したアシカ。
アオアシカツオドリが集団で海の魚を捕食するシーンも動画に撮ったのですが、次々に海に垂直に突っ込んでいくカツオドリはかなりかっこよかったです。
ガラパゴスでは写真に収めきれない雄大な風景や、動画でも伝えきれない生命の美しさなど、たくさんのものを自分の目で見、肌で感じることができました。
実を言うと日本を出るときには予定に入れていなかったガラパゴス。
急遽思い出したようにグアテマラで飛行機のチケットを取ったのですが、本当に行って良かったです。
帰りの空港で食事中、群がるスズメのような鳥。これでもダーウィンフィンチというれっきとしたガラパゴス固有種。
ガラパゴス最後の宿で部屋にあったエイの人形。これを見て「鷹の爪団」の吉田君を思い出すのは僕だけだろうか。
グアヤキルにて。これを見てなんとなく「HUNTER×HUNTER」のシュートを思い出すのは僕だけだろうか。
最後にわかりにくいネタですみません。
さてさて、かなりぎゅっとまとめたガラパゴス日記になりましたが、次回からのペルー編は本格的な山旅に入り、内容盛りだくさんでお届けしていくと思います。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜エクアドル編②〜
Hey guys!!
先日Facebookでもお伝えしましたとおり、現在ペルーのワスカラン国立公園という場所で山遊びを楽しんでいるわけですが、重いザックを担いで山に登っていると、時々思うことがあります。
「別に誰に言われたわけでもないのに、なんでこんなに辛くて危ないことをやってるんだろう。俺は馬鹿なんじゃないか。」
まぁよくよく考えてみれば、仕事辞めて海外をほっつき歩いてる時点で馬鹿どーも僕です。
そうは言いつつも、人生馬鹿になったもん勝ちだと思ってますけどね。
前回記事で書いたラタクンガという街は標高2,800m。
それに対し、グアヤキルは海に面した街なので海抜ほぼゼロ。暑いです。
最初に泊まった宿でベッドバグ(南京虫)にやられたため、グアヤキルではガラパゴスに行くまでの6日間、ほぼ観光せずに、海岸沿いを走ったりブログ書いたりスペイン語の勉強したりしていました。
唯一、ランニング兼観光しようと思っていた、近くのサンタイ島はなんと…
橋が落ちて渡れなくなっていました。
車が通る橋が落ちるって…。
グアヤキルの建築基準が心配になりました。
宿の近所でやっていたナイトマーケット。左奥は観光名所の「サンタアナの丘」
カカオ大国エクアドルの本気。
グアヤキルについて他にも書こうと思えば書くことはあるのですが、そんなことよりガラパゴスのことを書きたいのでとっとと次に行きます。
ガラパゴスは大小様々な島から成る諸島で、中には船上泊のクルージングツアーでしか上陸できない島やエリアもあります。
当然貧乏旅行者には縁のない話ではありますが、これからガラパゴスに行きたい人は、高いお金を払ってでもクルージングツアーに参加した方が良いと思います。
ツアーに参加しなくても十分楽しめる、と、バックパッカーはよく負け惜しみを言いますが、僕の感想としては、個人では行けない場所がかなりあり、特にダイビングをやる人にとってはツアーでしか行けない聖域で潜ってこそ、遥か遠いガラパゴスに行く価値があると思います。
ちなみに、ガラパゴス諸島は全体が世界遺産であると同時に国立公園になっているので、空港で入園料100ドルを支払います。
個人で行けるのは真ん中の3つの島のみ。しかもその中でも行ける場所はかなり限られる。
そんなわけで、ガラパゴス滞在は8日間でしたが、できることが限られていたのでだいぶのんびりとした日々を過ごしていました。
最初に降り立ったサンタクルス島には、「種の起源」で有名なチャールズダーウィンの研究所があり、ガラパゴスに来た人はとりあえずみんなそこに行きます。
研究所と言っても、広大なエリアにゾウガメや陸イグアナの飼育施設、ビジターセンター、標本展示館などがあり、観光施設と言った感じでした。
ところで、ガラパゴスというと一般的にはゾウガメやウミイグアナが有名ですが、ガラパゴスのお土産屋さんでは圧倒的にアオアシカツオドリが人気です。
アオアシカツオドリ。次回のブログで本物の写真を載せます。
これがビートルズのパロディであることを若い人は気付くまい。
またウミイグアナは世界中でガラパゴス諸島にしかいないことで有名ですが、ガラパゴスには腐るほどいて時々踏んづけそうになります。
岩の色と同化してじっとしてるので、マジで時々踏みそうになる。
あと、誰が言ったか世界で一番楽しい市場があると聞いていましたが、実際はめっちゃ小さい漁港で、捌いた魚やロブスターを売ってる横でペリカンが騒いでるだけでした。
世界を旅していると、「世界一」詐欺が本当に多いことが分かります。
ペリカンと一緒に騒いでる日本人若者グループもいて、同じ日本人として恥ずかしかった。なので完全に無視。
しれっと漁船に乗り込んで寝ているガラパゴスアシカ。ガラパゴスではよくある光景。
エクアドルで流行っている?バレーボールのようだけどネットが高く、アタックがないエクアボール。
屋外レストラン通り。値段は高い。
好きな食材を選んでから調理してくれる。ちなみにロブスターの値段はキューバの倍。
たまたま何かのフィエスタをやっていた。
翌日はトルトゥーガベイというビーチまで、軽いトレッキング&散歩。
トルトゥーガとはスペイン語で亀のことです。
サンタクルス島のウチワサボテンは、イグアナに食べられないよう高く伸びる進化を遂げた。
マジで腐るほどいるので2日でこいつらに飽きた。
木陰で寝るアシカ。アシカはいくら見ても飽きない。
トルトゥーガベイ。本当に綺麗で、泳ぐには最高のビーチだった。
もちろんここでもアイスは忘れない。
ガラパゴス編はやはり文字より写真が多くなりがちですが、次回は文字もしっかり交えていきます。
翌日からは島を移動してガラパゴスで一番大きなイザベラ島へ。
イザベラ島ののんびりとした雰囲気は、「東洋のガラパゴス」と称される小笠原諸島と似たような空気感でした。
次回、エクアドル編最終回も乞うご期待!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜エクアドル編①〜
Hey guys!!
エクアドル前半のブログをすっ飛ばして早くガラパゴスの記事を書きたい今日この頃、みなさまいかがお過ごしでどーも僕です。
そんな宝の中の宝のような島の小さな食堂で…
まさかの招き猫。
今やこんなところにまで、すげーな招き猫。
さてさて、リアルタイムではすでにペルーに入り、ワラスという山の麓のテンションMAXあずマックスな街にいるわけですが、ちゃんと順番通りコロンビア出国からの続きをやります。
コロンビアからはCruz del surという南米長距離移動の有名バスで、エクアドルのキトを目指しました。
バスからの眺め。畑だらけ。
席が隣だったニュージーランド人のトラック運ちゃんと仲良くなったり、ごはん休憩の際には水原希子激似のベネズエラ人とカタコトのスペイン語でコミュニケーションをとったりしました。ちなみにこの水原希子は、ベネズエラのカラカスから、チリのサンティアゴまでバスを乗り継いで行くとのこと。
って、簡単に言いましたけど、軽く5,000km以上はありますよ。すげー。
ニュージーランドのおっちゃんは良いことも悪いことも、驚くようなことがあるととにかく「Fu◯k」を連発するコテコテのトラック野郎で、途中で食べたランチ定食が2.5ドルだったときも「Oh fu◯k!!」と言っていました。
コロンビアとエクアドルの国境を越えたところでは、警察による全員の荷物チェックがあり、麻薬犬が乗客の荷物をたまに噛みながら匂っていました。
国境だけじゃなく国内の治安もしっかり守って欲しいね。
正直キトでは大してやることがなかったのですが、コロンビアで失った装備を新たに手に入れるというミッションがありました。
エクアドルでもコロンビア同様、バスに電車の要素を20%ぐらい入れたような路線バスが活躍しており、25セントでどこまででも行けるシステム。
あそうそう、エクアドルはUSドルが通貨単位となっており、アメリカでは今やレアな50セント硬貨も普通に流通しております。
バスが多いので空気が少し悪いですが、物価は安いし食べ物も美味しいので言うことなし。
50セントのマラクヤ(パッションフルーツ)ソフト。激ウマ。
というわけで特に何もしていないキトをさっさと後にし、有名な山へ行く拠点の街ラタクンガへ移動。
街から街を繋ぐバスもとても安く、だいたい1時間で1ドルの計算。
キトからラタクンガまでは2時間だったので2ドル。バスは安い。バスは…
ラタクンガの宿へ着き、早速山の情報を聞く。
近辺にはコトパクシという活火山としては世界最高峰の山と、キロトアループというクレーターの周りをぐるりと一周できるトレイルがあります。
が、エクアドルで登山をする為にはガイドが必須らしく、しかもそのガイド料がめちゃくちゃ高い!
コトパクシは最低でも225ドルからと言われ、そんなに払ってまで登りたい山ではなかったので、ガイドがいらないキロトアループへ。
トレイルヘッドまでバスで行くため、登山ではないものの標高は4,000m。
富士山より高い場所で、時々雨の降るなかアップダウンの激しいトレイルランを楽しみました。
キロトアクレーター。湖が天気が良ければエメラルドグリーンに見えるらしい。
途中激しい雨と風。切り立った稜線を行く。
突如現れた羊の群れ。
リャマ?
後半、人用ではなく動物用のトレイルに入ってしまっていたらしく、リャマを回収しにきていた地元の子に、人用トレイルへ戻る道を案内すると言われた。
時々手を使ってよじ登るような急峻な山道を、つま先が割れたビニール製のパンプスみたいのでスタスタ登っていく女の子。
すげー、と思っていたけど、数日前に滑落して腕を折ったらしく、左手を布でぐるぐる巻きにしていた。
息も切らさず登って行く女の子に、僕はゼーゼー言いながら着いて行くのがやっと。
正規のルートに合流したところで、女の子がお金くれ的なジェスチャーをしている。
まぁチップみたいなものかと思っていると、20ドルと言う。
2ドルでご飯が食べられるエクアドルで、さすがに高いだろうと思ったが、骨折した腕を見せて、病院がどうのこうのと言っている。
本当なら働かずにお金をもらう術を覚えない方がいいので、こういうときは断った方がいいのだろうけど、僕はあげることにした。
強盗に遭ってもすぐに新しいケータイや靴を買うことができる僕。片腕を折ってもすぐに危険な山道で働かないといけないまだ12〜3歳の女の子。
この子が20ドル稼ぐのにいったいどれだけ働けば良いのだろう。
いくら貧乏旅行とはいえ、日本人が20ドルを稼ぐなんてどれだけ簡単なことか言わずもがなだろう。
味をしめたのか、その後も「両親」「病院」などのワードを出してきて、さらに15ドルを要求してきたので、僕はあえて30ドルあげて彼女の肩に手を置き、頑張れよというような表情をしてその場を後にした。
今回の僕の行為が必ずしも良いこととは思わないが、貧しさのあまり悪い道へ走ってしまうよりはマシだというのがこの時の僕の判断だ。
これが正しいか間違っているかは誰にもわからない。
あと数年経って、あの女の子が真っ当に働いて幸せに暮らしていれば、それは正しかったのだろう。
さて少し話は逸れてしまいましたが、帰りもバスに乗り街へ向かっていると、なんと途中まさかの雪景色!
そりゃあ標高4,000mぐらいあれば雪も降るわなー。
ラタクンガでは体調を崩したこともあり、キロトアへ行った以外はダラダラと5日ぐらい滞在してしまいましたが、いよいよ目前に迫ったガラパゴスに向けて気をとりなおし、一路エクアドル最大の都市、グアヤキルへ!
ガラパゴスのことは多分一回の記事では書ききれないので、次回はグアヤキルとガラパゴスのことを少し。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜コロンビア編③〜
Hey guys!!
元々は日本のものではないけど、今や日本食と言ってもいいほど定着しているもの、と言えば、ラーメンとカレーを思い浮かべる人は多いんじゃないでしょうか。
ラーメン屋は海外でも人気があるのに、カレー屋は多分一度も見たことがありません。
肉も野菜も海外でも手に入るものばかりだし、箸よりスプーンの方が使いやすいんだからカレー屋があってもいいんじゃなどーも僕です。
誰か南米でカレー屋やってみませんか?
もしかしたら大当たりして億万長者になれるかもしれませんよ?
僕は日本が大好きなのでやりませんけどね。
さて、コロンビア編最終回は首都ボゴタ。
強盗に襲われたボゴタ。
コロンビアの天使と出会ったボゴタ。
ある意味この旅で最も忘れられない街です。
とは言うものの、実はボゴタでは大して観光してないんですよね、強盗に襲われた後いろいろとやらなきゃいけないことがあったもんだから。
唯一観光らしい観光をしたのは、ボテロ美術館。
コロンビア出身のボテロという有名なアーティストの作品が数多く展示されているのですが、正直コロンビアに行くまでは、ボテロなんてまったく存じ上げませんでした。
ボテロという人はボテッとした作品で有名です。
いやこれ、シャレでもなんでもなく本当なんです。
それでは、すべて撮影OKの太っ腹な館内で撮ったボテロの作品をいくつかご覧ください。
太ったモナリザ。
作品自体かなりデカい。
どうですか?本当にボテッとしてたでしょう?
ボゴタのボテロ美術館は入館料も無料と超太っ腹なので、ぜひ行ってほしいスポットです。
ちなみに館内の通路が隣の建物に繋がっていて、いつの間にか「貨幣博物館」にいざなわれていたのですが、そこもなかなか面白かったです。
しかしそれよりも何よりも、その貨幣博物館で自分があたかも人気芸能人だと錯覚するような出来事がありました。
この時の写真はなぜか1枚しかバックアップがとれていなかったのですが、たまたま居合わせた大学生グループや高校生グループの子たちから、撮影希望の嵐。
同じ宿に泊まっていたM君と地元の大学生3人。
代わる代わるに「次は私も!」と順番に撮影していき、コロンビアに来て初めて親日っぷりを実感しました。
ちなみにこのとき着ていた黒い上着(patagonia capline 4)と帽子、靴は、この日の午後強盗に奪われました。
その後、博物館を後にする前にも同じ大学生グループと遭遇し、そこから10分以上質問攻め。
終いには警備員に、「ここで大勢で固まらないでくれ」的な注意を受けて一同解散となりました。
いやーこんなにチヤホヤされたのは多分生まれて初めてだったんじゃないかな。
コロンビア最高。
もう一度言いますがこの数時間後に強盗被害に遭いました。
また、最近旅先で本屋を見て回ることが楽しみの一つになっているのですが、ボゴタの本屋にはめちゃくちゃコアな日本文化の本がたくさん置いてありました。
他にも、日本人ですら読んだことないような本がたくさん並んでいました。
どんな人が買うんだろう…。
最後に、僕がボゴタで泊まっていた「Tadaima hostel」の管理人、ステファニーには本当に助けてもらいました。
日本のことが大好きな彼女は、日本に留学したこともあり、日本語をとても上手に話します。
その上まだ20代なのに、hostelの管理もしつつ、今新たに日本食レストランもオープンに向けて、自分で店を作っています。
忙しいにも関わらず、僕の滞在中にはサルサバーに連れて行ってくれてサルサを教えてくれたり、みんなで朝まで日本のアニメソングを聴きながらお喋りしたり、カフェでコーヒーを飲んだりしました。
左がコロンビアの天使、ステファニー。右は友達のディエゴ。
多くのものを失ったコロンビアですが、貴重な経験や教訓を得ることもできたコロンビア。
個人的にはグアテマラより圧倒的にコーヒーが美味しいと思うコロンビア。
正直行けてない場所や、できなかったこともたくさんあるので、いつか必ずまたコロンビアに舞い戻りたいと思います。
《おまけ》
「コロンビアは美女が多い」という噂に対する僕の持論。
旅人は皆口を揃えて「コロンビアは噂通り、美女が多かった!」と言います。
でも実際僕の感覚では、どこの国にも美女はいるし、コロンビアだけが特別多いという印象は受けませんでした。
じゃあこれはどういうことか、僕なりに考えてみました。
そもそもなんでそんな噂が立ったのかは知りませんが、「美女が多い」という情報が頭に入っている時点で、人は必ず美女を探そうとします。
そうなると、人は見たいものしか見ないので、美女以外の人はほとんど記憶に残らなくなります。
それに加えて、何をもって「美女」と定義するのかも難しいところです。
「どこの店のコーヒーが一番美味しいか」
これは人それぞれ好みが違うので、答えのない質問です。
美女とはどんな人か、これも同じだと思います。
つまり何が言いたいのかと言うと、あまり事前に色んな情報を仕入れ過ぎると、物事の真実が見えなくなるよって話。
少し真面目なお話でした。
それでは今回はこのへんで!
See you soon!!
旅ブログ〜コロンビア編②〜
Hey guys!!
コロンビアで長距離バスに乗った際、バスの中でディズニー映画のモアナと、鏡の国のアリスを初めて見たのですが(もちろんスペイン語)モアナの主題歌はその後、日本語版も英語版も聴きましたがスペイン語版(厳密にはLatin Spanish)がダントツで良い気がしますね。
声もちゃんとモアナの年齢にあってるし、ぜひ皆さんも聴いてみてください。
あとアリスのエンディングで流れる、PINKのJust Like Fireという曲もめちゃくちゃ格好良どーも僕です。
日本の皆さんからすれば今さら何言ってんだよって感じですよね。お察しします。
さてさて前回のメデジンから、南米一発目の山に登るため、ペレイラという超マイナーな街に移動しました。
山に登ると言っても情報が全くなく、登れるのかどうかも分からないまま突撃しましたが、運良くペレイラで泊まった宿を管理している兄ちゃんが山好きな人で、僕が登ろうとしていた山にも登ったことがあるとのことでした。
ただ、一番登りたかったネバドデルルイスという山は、火山活動が活発で、現在はトレイル閉鎖中とのこと。
話を聞くと、約30年前にその火山が噴火し、約25,000人が亡くなり街が一つ消滅するという、ここ100年間では世界最悪の火山災害があったそうです。
そんなわけで僕の照準はネバドデルトリマという5,215mの山に。
ネバドデルトリマ
「何か危険な動物とかいる?」
アメリカでは熊の恐怖に怯えながらキャンプをしていたので、一応聞くと、
「熊とプーマがいるけど人間を襲うことはないから大丈夫。」
という返事が返ってきました。
…。
襲わないって、根拠は?
宿から「チバ」と呼ばれるバスに乗り、ジャングルの中をノロノロ走ること2時間、お昼頃に登山口に到着し、そこから登山スタート。
天井は木で窓は柵のみ。遊園地のアトラクションみたいなかわいいバス。デカいけど。
しかしこの山、観光客にはほんとに知られてないらしく、ガイドをつける必要もなければ入山料もない、もちろん山小屋や避難小屋のような場所も一切ないというストロングスタイル。
2泊3日のトレイルトリップの間、出会ったハイカーはまさかのゼロ!
3日間歩いていて1人のハイカーとも会わない山なんて初めてでした。
僕が行った時期が雨季だったこともあるかもしれませんが。
前半は鬱蒼としたジャングルトレイル。
変なバッタ。
ナナフシ。
僕が歩いている間も天気は基本的に悪く、冷たい雨に打たれることもしばしば。
おまけに地図アプリの道も所々間違っており、1日目は15kmぐらいしか進むことができませんでした。
地図が間違ってるもんだから途中牛飼いの敷地に迷い込んだり、そこのおじちゃんにチーズと謎のホットドリンクをごちそうになったりしちゃいました。
鬱蒼とし過ぎトレイル。
おじさん良い人だったけど声が超デカかった。
牛みたいな豚。
初日のキャンプ地。朝結露がすごかった。
しかしほんとうに辛かったのは2日目、この日も天気は悪く、標高3,500〜4,000mぐらいのトレイルを、何度もロストしながらひたすら歩き続けました。
さらに悪いことには、宿の兄ちゃんからは水はどこでも手に入ると聞いていたのに、思っていたほど川がなく、あってもかなり濁っていてフィルターを使っても飲むのを躊躇うほどでした。
さらにさらにダメ押しで、気温のせいなのか何なのか、ケータイの電源が入らなくなる(=マップが見られない)始末。
食料はまだ残っていましたが、正直誰もいない山で地図もなしに彷徨いながら進むのは自殺行為(しかも標高約4,000m)
加えてこの日歩いた道は素晴らしいトレイルで、先に進むよりもその近辺でトレランを楽しむという誘惑に勝つことはできませんでした。
というわけで2日目は早々にキャンプ地を決め、絶景の中、軽〜くトレランを楽しみ、その後はゆっくり体を休め、最終日に一気に来た道を戻ることにしました。
ブルーベリーみたいだけど食べても美味しくなかった。
黄色っぽく見えるのは川に藻が張っている部分。
急斜面を登っている途中。素晴らしい眺め。
ここにいるのは自分一人という優越感。
ほんとにいるみたいです。
面白い植物。世界でも数ヶ所にしか生息していないらしい。
うさぎ?でも耳が短い。
この日の夜、寝ている間やたら寒いな〜と思っていたのですが、それもそのはずかなり気温が下がっていたようで、朝起きるとテントがパッキパキに凍っていました。
この時ほどダブルウォールテントを持ってきて良かったと思ったことはないですね。
一面雪景色のJMTを歩いた時ですら、テントが凍るなんてことはなかったですから。
4,000mでこんなに寒かったら、ペルーの山なんて…
そんなわけで起きた後もしばらくめちゃくちゃ寒かったので、日が昇って気温が上がってきてから下山することに。
3日目、下山するこの日も、最初こそ晴れたものの、やはり途中からは雨。
でも晴れてる間は昨日見れなかった素晴らしい景色を堪能できました。
写真では分からないが、奥には滝も見えた。
天空のトレイル。奥に見える雪をかぶっている山はネバドサンタイザベラ。
来て良かった。
山と山の間に滝。
橋とは言えない木を渡る。固定されてないのでめっちゃ動く。
一発目のアンデスアタックは敗退しましたが、まぁそもそも僕は登山家でもないし、ピークハントを目的としてるわけでもないので、これはこれで楽しい山行となりました。
ところで、トレッキングの途中、「こんなところでどうやって生活してんの!?」みたいなところで牛飼いの人々が生活しているのを目の当たりにし、正直とても格好いいと思いました。
スケールがデカ過ぎる。
ブログ書いて広告収入得てるような人を否定するつもりはないけど、やっぱり僕は命や人と向き合って、汗水垂らして得たお金で生きたい人間なので、それの究極とも言えるような生活をしている人を実際に見て、自分もこんな風に格好よく生きたいなと思いました。
いやーほんとこの山行って良かった。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜コロンビア編①〜
Hey guys!!
時々アンケートとかで、「1番好きな◯◯は?」っていう質問ありますけど、あれって答えるの難しくないですか?
食べ物とか映画とか芸能人とか。
一つに絞れるわけないっつーの!
ちなみに僕の1番好きな食べ物は桃どーも僕です。
1番好きな詩人はゲーテです。
1番好きなスポーツはトレイルランニングです。
ん、まぁ絞れるものと絞れないものがありますよね。ええ。
さぁというわけでこの旅始まって5ヶ国目、ついに南米に突入し、コロンビア編となります。
まずはコロンビアでも唯一「電車」があるメデジン!
日本にいると当たり前に感じますけど、実は電車のある国って少ないんですよね。
久々の「ホーム」。アメリカ以来。
さらにメデジンは電車以外の交通インフラも発達しており(もちろん日本には全然劣るけど)、しかも料金もかなり安いので、バスやケーブルカーを使わない手はないです。
それに加え、昼間でも観光客が歩いていると危険なエリアもあるので、やはり公共交通機関は使った方がいいでしょう。
ただのバス停ではなく、電車みたいに駅と改札とホームがある。
電車の駅と直結していて乗り換え料金不要のケーブルカー。
ところで海外を旅してると車がないのでバスなどの移動手段を使うことが多いのですが、市内に関してはほとんどどこの国も、「どこまで行ってもいくら」っていうシステムなんですよね。
改札とか乗るときに払って後は好きなとこで降りてねシステム。
こういうところにも文化の違いが見られて面白いです。
メデジンは大きな街とはいえ山間部にあるので、平地の部分と山の斜面の部分で居住区が分かれており、大抵斜面の部分は低所得層エリアとなっております。
まぁこういうシステムはどこの国も同じですね。
で、低所得層も街に来てちゃんと稼げる仕事に就けるよう、公共のケーブルカーを作ったとのこと。
そうして所得格差が小さくなれば犯罪も減る、
という見事な成果を出したのがこのメデジン。
そしてもうひとつコロンビアに来て驚いたのが、物価の安さ。
特にごはんは、ローカル食堂に行けば(この僕が!)お腹いっぱいになるぐらいの量で300円前後で食べられます。
これがコロンビアの一般的なランチプレート。これはドリンク込みで280円ぐらい。
そんなメデジンで最初に行った場所は、ケーブルカーで一番上まで行ったところにある、アルビ公園。
公園と行ってもいわゆる自然公園という感じで人も少なく、そこには予想外のトレイルパラダイスが!
広大な自然公園内にはたくさんのトレイルが!
へんな苔?発見。
ちゃんと人が管理している。Vital trailってなんかかっこいい。
しかも僕が行ったときは、ケーブルカーの駅の横の広場で、ファーマーズマーケットみたいのが開かれていて、それも含めかなり充実した日となりました。
左がケーブルカーの駅で、その横の白いテントはファーマーズマーケット、右のドーム型の小屋みたいのはワインバー!お洒落!
コロンビア一発目のコーヒー。うまかった!
山盛りのカップフルーツ、これで約100円!
翌日はメデジンからバスで約1時間半のところにある、通称「悪魔の岩」&超可愛い街グアタペへ。
悪魔の岩は下から見るとこんな感じですが、
ミニエアーズロックみたいな一枚岩。ちなみこのジグザグのやつは階段で、ここを登って行く。
740段を登りきるとそこにはなかなかの絶景が!これだ!👉1・2・3
どうですか皆さん!
志摩半島でもなかなかこんな景色は見れないんじゃないでしょうか!
マリンアクティビティなんかもやってるらしく、湖をジェットスキーとかも走ってました。
下を見るとなかなかの高度感。
ちなみにこの岩の頂上付近にお土産屋さんなどもあるのですが…
なぜかう◯この置物が売ってました。なんでやねん。
岩をまた740段降りたあと、すぐ近くのグアタペという街(というか集落)へ。
まずは写真からどうぞ!
グアタペは写真の通り、配色がめっちゃ可愛い街なんです!
教会もホテルもレストランも民家もぜーんぶカラフル。
メキシコのグアナファトもなかなかのカラフル度でしたが、それを凌ぐカラフルさです。
実はこれも、もともとは犯罪の多かった街を、カラフルにすることで悪いことしにくくしようとした結果らしいです。
そんな単純な!(笑)と思いますが、実際これで犯罪が格段に減ったらしいので人間の心理って面白いですよね。
絵柄もけっこうその家の人の好みが表れてて面白いです。
よく見るとただの絵ではなく立体的になっている。
最後に、メデジンは夜景も有名らしいので、普段はあまり夜景に興味のない僕ですが、 とりあえず夜景スポットの丘の上へ行ってみることに。
他の旅人のブログを見ても皆同じことを言っているのですが、メデジンの夜景を写真で表現することは極めて難しく、実際はこれの100倍ぐらい綺麗です。
しかもほぼ360度この夜景。
ちなみに一人で来ているのは案の定僕だけでした。
あとはカップルとか家族とか。
もう慣れてるけどね。
さーてさて、いよいよ始まった南米編、次回は挨拶がわりにコロンビアの山へ!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ〜グアテマラ編④〜
Hey guys!!
既にお伝えした通り、強盗に色々奪われてしまったため久々の旅ブログ更新となってしまいました。
ちなみに先日コロンビアからエクアドルに入りましたが、どちらの国もご飯が安くて美味しくて最高です。
こんな感じで肉、ごはん、豆、揚げバナナ、とうもろこしのお焼きみたいなやつなどがこれでもかとばかりに一皿に乗って、基本的に300円以下でお腹いっぱい食べられます。
グアテマラより安いんじゃないかな?
今滞在中のキトには、赤道記念碑があるらしいですが、街から少し遠いのと、まったく興味が湧かないので完全に無視してコトパクシ山に登どーも僕です。
前置きが長くなってしまいましたが、グアテマラ編最終回はティカル遺跡とお洒落な街アンティグアでの思い出を盛り沢山でお届けします。
さてグアテマラの田舎からお洒落タウンのアンティグアへ来た髭坊主。
サンペドロで共にスペイン語を勉強したシノブ姉さんとまさかの再開を果たし、一緒にティカル遺跡へ行くことにしました。
ティカルまでは乗り継ぎも含め、夜行バスで約12時間の移動。
サンペドロもアンティグアも多少標高が高いため、涼しく過ごしやすかったのですが、ティカル遺跡観光の拠点となるフローレスという街は、海抜100m以下になるため、かなり暑かったです。
湖畔で食べたグアテマラタコスは美味しくなかった。
ティカルへは翌日のサンライズツアーを申し込んだのですが、当日はガスガスで何も見えませんでした。国立公園の早朝料金まで払ったのに。。
ちなみにこれは、本来日の出を見るはずだった場所の日中の景色です。
遺跡がジャングルの中からニョキッと生えてます。
ここはスターウォーズの撮影でも使われた場所らしいです。
メキシコでは散々遺跡を見てきて、正直遺跡疲れしていましたが、ティカルはメキシコで見たどの遺跡よりも、「遺跡感」が凄かったです。
手付かずのジャングルの中に、発見当時からあまり変わらない姿で残された数々の遺跡ももちろんすごかったですが、森の雰囲気も良くて、ここで走ったら気持ち良さそうだな〜と思いました。
まぁそれでもカンボジアのアンコールには劣りますが。
ティカル観光後は再びアンティグアへ。
宿で出会った他の旅人に誘われ、グアテマラ人の家にローカルフードの「ペピアン」なるものを作りに行きました。
作りに行きました、と言っても実際はちょろっと手伝っただけで、あとは全部長州力みたいなお母さんが作ってくれたんですけどね。
長州力にしか見えない。
豪快に煮込む。
写真撮ったり手伝ったり写真撮ったり。
完成!見た目はカレー。味は、独特。
みんなで給食方式でよそう。
最後は近くの教会前で記念撮影。
また、アンティグアではこの街に2年住んでいる日本人の方におすすめの店を教えていただき、充実した数日間を過ごすことができました。
かなり省略して紹介しますが、
なんか有名らしいとこで写真撮ったり
屋台でローカルフード食べたり
10km離れた火山の中腹まで走ったり
その店で架空のマスターと語り合ったり
日本のハリオドリッパーV60で淹れたグアテマラコーヒー飲んだり
古書店で「アルケミスト」のスペイン語愛蔵版(右)を発見して買おうか悩んだり
ランボーになったりしました。
スペイン語の勉強も含め、正直全然時間が足りなかったですが、とても楽しい1ヶ月になりました!
日本人にはマイナーな国かもしれませんが、グアテマラは魅力満載のオススメな国です。
さてさて、次回からはいよいよ南米編突入。
魅力満載なグアテマラをさらに上回る、かもしれないコロンビアへと舞台を移します。
いやーほんとにこの写真たちが復活してくれて良かったです。
それではまた!
See you soon!!
強盗事件備忘録。
旅ブログの途中ですが、他の旅人にも気をつけてもらいたいという想いと、自分自身への戒めの為に、今回の事件と自分が学んだことを共有したいと思います。字だけですみません。
まずは事件の一部始終から。
その日は同じ宿に泊まっていた日本人のM君と一緒に、近所のボテロ美術館へ出かけた。
そこで嬉しいことがあったので、今思えば少し気が緩んでいたのかもしれない。
午後宿に戻り、天気も良かったので近くの山の上にある教会に行くことにした。
M君は少し疲れたので宿で休むと言った。
いつも通り、片道10km以内なら走りたかったので、トレランスタイルに着替え、ザックに財布やスマホ、上着や雨具などを入れて宿を出た。
スマホのGPSマップを頼りに、山の上まで最短距離で行けるトレイルを走ることにした。
もちろん外は明るい。
日没まであと3時間以上ある。
余裕で明るいうちに帰ってこれる時間だった。
ボゴタは街の標高が2600m以上あるので、空気が少し薄い。
街からトレイルに入り、全く人の気配のない林の中に続く上り坂を、息を切らしながら早歩きしていた。
一瞬だった。
後ろから誰かに肩を強く掴まれたと思った瞬間、目の前に逆手でナイフを構えた男が立っていた。
ナイフの位置は僕の首から約10cm。
僕は本能的に、一瞬で状況を把握した。
それとほぼ同じ瞬間に、どこに隠れていたのか、5人ぐらいの男が僕のザックを体から引き剥がし、僕の体を地面に倒すと服や帽子、靴を全て脱がしにかかっていた。
時計はいつ盗られたのか覚えていない。
どこかに金を隠していると思ったのか、奴らはパンツまで脱がしてきた。
当然周りには誰もいない。
少しでも抵抗すれば殺されるのはわかっていた。
彼らにとって、ツーリスト1人の人生が終わることなど、目の前の数万円に比べればどうでもいいことなのだ。
僕の体に残ったものはTシャツ、パンツ、靴下だけだったが、命という一番大事なものが残ったのは不幸中の幸いとしか言いようがない。
正直僕の足なら追いかければ追いつけた。
だが追いかければ殺されることも分かっていた。
数ヶ月前にコロンビアのメデジンで、やはり日本人の旅行者が強盗に襲われ、追いかけた結果犯人グループの一人に銃で撃たれ亡くなった事件は記憶に新しい。
終わったことを悔やむことはないが、学んだことならある。
特に今旅行中の旅人や、これから海外(コロンビア以外でも)に行こうとしている人はよく覚えておいて欲しい。
・たとえ昼間でも、誰もいないところを歩いてはいけない。
・日本人旅行者のブログ情報を当てにし過ぎてはいけない。必ずホステルのスタッフなど現地の人に、危険なエリアを確認すること。誰かが安全だったからと言って、あなたも安全とは限らない。
・本当に大事なもの(パスポートやクレジットカード)は、常に身につけていることが安全とは限らない。日本人宿に泊まるのであれば、宿で盗まれる可能性は低いので置いて行った方がいい。それでもリスクがゼロになることはないが。
・よく、お金は靴に隠せ、とか、パスポートはパンツの中に、とか言う人がいるが、それはスリのための対策でしかなくて、強盗に遭った場合は身ぐるみ剥がされるので無意味。
それでもやらないよりは良いと思うけど。
最後にどうしても言っておきたいのが、メデジンの事件や今回の僕の件は、運によるところが大きい。
どこの国だろうが安全と言われている地域だろうが、起こるときは起こる。
逆に言えば、ちゃんと気をつけて危ないエリアには行かないようにして、よほど運が悪くなければ海外を旅することは何よりも素晴らしい経験だと思う。
強盗には襲われたが僕はコロンビアが、ボゴタが大好きだ。
今回ボゴタでお世話になったホステルの管理人、ステファニーには本当に助けられた。
彼女は日本が大好きで日本に半年間留学していたこともあり、日本を上手に話す。
本当ならもっと長くボゴタに滞在して、色々とお手伝いをしてあげたかったけど、いつか絶対に恩返しをしたいと思う。
良いことがあれば悪いこともある。
悪い時が過ぎれば良い時がくる。
それが旅だし、それが人生だと思う。
"Life is a journey. "
僕はこれからも旅を続けていく。
旅ブログ~グアテマラ編③~
Hey guys!!
旅の醍醐味と言えば、異国の文化に触れたり人との繋がりだったりと今でも思っているのですが、そうは言っても正直今一番魂が揺さぶられるほどテンションが上がるのは山に登どーも僕です。
いやー明日山に入ると思うと興奮しちゃいますよね~、誰だって。
さてさて前回の続き、居心地の良すぎるサンペドロ・ラ・ラグーナを後にし、グアテマラという比較的マイナーな国の中でもさらにマイナーな、トドスサントスクチュマタンという村へと足を伸ばしました。
サンペドロからこの村へは、ローカルバスを2回乗り継いで、合計約10時間、途中標高3,300m以上の峠を越える旅となりました。
途中、ウエウエテナンゴという街でバスを乗り換える際、バスの屋根の上に荷物を積み上げようとしていた従業員の少年が、大量のリンゴが入った籠を盛大にぶちまけていて絶望的な空気になっていました。ドンマイ。
元々僕はトドスサントス村の存在を知らなかったのですが、旅の大先輩から「是非行って」と言われたので行くことに。
僕のことをよく知る人は僕のことを「我が道を行く」タイプの人間だと思っていると思いますが、意外と人のアドバイスをよく聞くんですよ。まぁ人によりますがね。
トドスサントス村は、男性がほぼ全員同じ格好をしているということで少し有名。
民族衣装というには少々カジュアルというか、けっこう格好いいデザインで、お土産に買って帰る観光客もいるほど。
もちろん女性も皆美しい民族衣装を来ているのですが、男性の格好のインパクトが強すぎてこの村に限っては女性が目立ちません。
これがこの村の男性のベーシックな格好。写真撮っていい?って聞いたらポーズまでとってくれた。
ご覧の通り、上着とか着こなしは多少違うものの、小さな子供からおじいちゃんまで皆一緒の格好。ちなみにこれは村の中心の広場ですが、みんな何を見ているのかはさっぱり分かりません。
工事現場の兄ちゃんや、畑を耕すおじいちゃんまで、TPOを選ばずこの衣装でした。
フルオーダーメイドらしい。
ちなみに、この村に限らずですが、現地の人の写真を近くで撮りたいときには、必ず許可を取ってからにしましょう。
誰だって勝手に写真撮られたら良い気はしないですからね。
そして既にインスタとFacebookで紹介済みの女の子。
泊まった宿の看板娘?の、アエイヤ。
写真ではクールに決めちゃってますが、基本いつも笑顔で超絶可愛くてめっちゃ人懐っこいです。
丁度この時は、この宿に泊まっている客が僕だけだったので、僕の部屋のベッドにダイブしたり、テラスで立ち幅飛び大会をやって遊びまくりました。
この子に会えただけでもこの村に来て良かったとマジで思うぐらい可愛かったです。
部屋もメルヘンチックで可愛い。カーテンの生地は男性のズボンと同じっぽい。
ちなみにウエウエテナンゴの街からトドスサントス村への峠越えのバス移動では、「天空の畑」とでも言いましょうか、なんとも素晴らしい景色が広がっていて、その景色を見るためだけにバスに乗っても良いぐらいでした。
バスの中からずっと見てても飽きない風景。
とても綺麗に手入れされた畑と農道。
雲と同じ高さ。
走ったら気持ち良さそう。
ちなみにこれがローカルバス。ツーリストからはチキンバスと呼ばれている。
見た目いかついが、元はアメリカのスクールバスのお下がり。なので中はボロい。
トドスサントスを出た後は、グアテマラ第二の都市、ケツァルテナンゴ(通称シェラ)で一泊し、グアテマラ観光の拠点、アンティグアへ。
今回僕は時間の関係上、シェラではほとんど観光しませんでしたが、シェラの近くには温泉があったり登れる火山があったりと、なかなか見所があります。
ちなみにグアテマラ最大の都市、グアテマラシティはアンティグアからバスで1時間ちょっとの距離にありますが、治安がかなり悪いため、ツーリストは皆アンティグアに滞在します。
なのでアンティグアにはスペイン語学校もたくさんあり、また、ホームステイをしながらスペイン語を学ぶこともできます。
さて、今回はやや短めにまとめて、次回はいよいよグアテマラ編最終回、ティカル遺跡とアンティグアについて。盛り沢山でお届けします。
最近は若干駆け足気味のブログ内容ですが、少しでもリアルタイムに追いつかないと、数週間前のことをどんどん忘れていってしまうぐらい南米が楽しそうなのでご了承ください。
Facebookでも告知しましたが、明日から南米一発目の山に登ってきます!
それではまた!
See you soon!!