旅ブログ〜ボリビア編①〜
Hey guys!!
先日滞在していたチリの避暑地プコン。
僕が街を出た次の日がアイアンマン70.3(トライアスロンの世界最高峰シリーズ)の開催日だったらしく、僕が出発する日も街がだいぶ盛り上がっていました。
実は僕もトライアスリートだった時代がありまして、こんな自然豊かな場所でレースができるならまたトライアスロンも再開したいなぁと、メラメラとアスリート魂がどーも僕です。
まぁお金かかりますけどね、トライアスロンは。
有名選手らしく、サイン会には長蛇の列ができていた。
全6回に及ぶペルー編が終わり、日本人が大好きなウユニ塩湖のあるボリビア編です。
クスコから国境を越え、ボリビアの首都ラパスへ。
事前情報では首締め強盗なる恐ろしい輩がいるとの噂を聞いていたので、人通りの少ない場所では細心の注意を払いながら街を散策しました。
※首締め強盗とは、歩いている人の後ろからチョークスリーパーで首を締め落とし、気絶したところで金品を奪って逃げるという無茶苦茶な強盗。
バス会社こそ違いましたがクスコで会ったMさる君とラパスでも合流し、晩ご飯を食べに行くことに。
すると、この日たまたま何かのお祭りだったらしく、街全体が物凄い盛り上がり。
とりあえず2人でブラブラ歩いていると、かなり規模の大きな屋台村みたいなのができていて、そこでボリビア初の食べ歩きをすることに。
何故かこのゲームが大人気。
牛タン串焼きめっちゃ美味い。でも食べるときは串から外してお皿に盛られる。
これまためっちゃうまいフルーツカクテル。これで確か30円ぐらいだった気がする。2杯食べた。
なぜか大画面テレビでディズニー映画を流している店が多かった。回転率下がらないのかな?
ビールが売ってなかったので、2人でラパスの地ワインを買って牛タン2回戦へ。
南米ではペルーが美食の国と言われていて、ペルーからボリビアに行くと食べ物の不味さにがっかりする、という噂を聞いたことがありましたが、少なくとも僕らが食べた物はめちゃくちゃ美味しく、どれも安かったです。
ただ唯一、チチカカ湖で獲れたであろう魚のフライ(トルーチャというらしい)を食べたときは、あまりの泥臭さに2人で愕然としました。
お腹パンパンで屋台村を出た後、大通りへ出てみると大規模なパレードの真っ最中!
まぁ正直クオリティとか著作権的なものとかは微妙でしたが、電飾を施したトラックやダンス集団などが次から次へと通り過ぎていく様は、なかなかテンションが上がるものでした。
もんのすごい人。渋谷のハロウィンみたい。行ったことないけど。
でもしっかりスリには気をつけていましたけどね。言うても日本じゃないんで。
ひとしきり祭を楽しんだ後、「似たような旅のルートだからまたどこかで会うかもねー」とMさる君と別れました。またすぐに会うことになるんですけどね。
翌日は6,088mのワイナポトシ登山ツアーへ。
1泊2日で初日からいきなり5,200mの山小屋を目指すパターンか、2泊3日で初日は高度順応+アイスクライミング体験ができるパターンを選べるのですが、僕はビビりなので後者を選び、初日は氷河でアイスアックスのレクチャーと、アイスクライミング体験を行いました。
ツアー会社の車がまさかの目白のお下がり笑
アイスクライミング講習。登っているのはガイド。
今まで軽アイゼンしか使ったことがなかったので、本格的な雪山装備はこれが初めて。
垂直な氷の壁を登るアイスクライミングは思いの外難しく、5〜6m登るのにかなり握力をもっていかれました。
ちなみにツアーはガイド1人+客2人の3人ワンパック。
僕のパートナーは、アメリカ生まれ、現在ハワイ在住、スペイン語ペラペラで耳と鼻にピアス10個ぐらい付けてるテンション高めのクリスティーナちゃん。
登山経験はほぼゼロで、ペルーで僕も行ったレインボーマウンテン(標高約5,000m)が人生最高の高さとのこと。
実を言うと最初は「自分がダメならこの子も無理だろうな」と思っていたのですが、結果的にはこの子だけが登頂しちゃって、やっぱ外国人の女性はタフだなと思いました。
序盤、さすがに標高が高いので僕も彼女もゼーゼー言いながら単調な登山道を登って行きました。
この時はかなり良いペースで、予定よりもだいぶ早くこの日宿泊する山小屋に到着しました。
この時点では僕の身体は何の問題もなく、なんならビール持ってくりゃ良かった、ぐらいの余裕がありました。
重い。
標高5,100mの山小屋までずっと付いてきた犬。すげー。
翌朝、というか深夜12時に起きて、山頂で朝日を見る予定で真っ暗闇の中出発。
出発直後からお腹の調子がおかしく、良くないと思いつつも我慢できず途中2回ほど野◯◯。
この時はただお腹の中が空っぽになれば治ると思ってましたが、雪道に入る手前でアイゼン、ハーネスを装着しているところで体調が悪化。
急いでハーネスを外し、2人から少し離れてリバース&野◯◯。
ガイドは「ゆっくり行く」「こまめに休憩とる」と言ってなんとか僕を登らせようとしましたが、「2人に迷惑かけるから」と言って僕だけ山小屋に戻ることにしました。
山小屋に戻ったあとも、1時間おきに起きてはトイレに駆け込む、を繰り返して正直地獄でした。
しかもトイレに行くには一度山小屋から外に出なくてはいけないのですが、トイレに行くまでの15mほどの岩道が凍ってツルツル滑り、出るのを我慢しながら慎重に歩かなくてはいけなかったのでかなり辛かったです。
星はめっちゃ綺麗だったけど。
朝方、ガイドとクリスティーナが登頂後山小屋に戻ってきましたが、「やったよ!」的な元気なクリスティーナを予想していたら、本当にしんどかったらしく、テンション激低で朝ごはんのスープも飲まず、死んでいました。
無理しないで良かった…。
てかできなかったけど。
今回の旅で何度か思ったけど、僕にはやっぱり重い荷物を背負って山頂を目指す登山は向いてないなと思いました。
まぁ慣れてないだけかもしれないけど、あんまり楽しいと思えないんですよね。
やっぱり僕は山頂とか別に立たなくてもいいから、鹿のように山の中を駆け回りたい。
ただそれも、実際この旅で本格的な登山をやってみて初めて分かったことなので、なんでも実際やってみないとですね。
でもテント担いで行って山でキャンプしてご飯作ってとかは楽しいので、日本に帰ってからもたまにはそういう登山を続けたいと思います。
トレイルランナーも重いザックを背負った登山者の気持ちを理解しないといけないと思うし。
少し話が逸れましたが、次の目的地ウユニへ向かう前にラパスでは最後びっくりな偶然がありました。
グアテマラで3週間共にスペイン語を勉強し、ペルーのワラスでも再開したSのぶ姉さんと、ラパスのバスターミナルでまさかの遭遇!
クスコの時のMさる君と違って、姉さんがボリビアに来ていることすら知らなかったので、お互いめちゃくちゃビックリして姉さんは僕を2度見してました。
しかも会った場所が待合スペースとかじゃなく、ターミナルの奥にある荷物預かり所の前だったのでマジでどんな確率だよっていうね。
世界は狭いですねー。
いつどこで会ってもビールを飲んでいる大阪弁のSのぶ姉さん。
僕はこの日の夜出発のバスに乗る予定で時間があったので、再開を祝して一緒にご飯を食べることにしたのですが、この日のワイナポトシから降りてきたばかりの僕は絶賛高山病中で、唯一お店で口にしたピーチジュースすら20分後にはトイレへリバースしてました。
ちなみにSのぶ姉さんとも、この後チリでまた会うことになります。
また、僕は行かなかったのですが、ラパスでは「おばちゃんプロレス」という名物イベントが毎週日曜に開催されているらしく、民族衣装を着たおばちゃん同士が戦うというなんともシュールな催し物らしいです。
実際に見たMさる君に後日おばちゃんプロレスの感想を聞いたのですが、プロレスとしてのクオリティもおばちゃんだったそうです。
さてさて、次回は早くもボリビア編後半、ウユニの回。
それではまた!
See you soon!!