「絶景」の裏側を考える。【記録編】
Hey guys!!
Facebookで軽くお伝えした通り、3連休でセブ島の北にある、マラパスクア島へ行ってきました。
楽しかったと言うよりは、色々と考えさせられる旅となりました。
世界のこと、日本のこと、経済のこと、幸せのこと、豊かさのこと、自分のこと。
まずは「考え」の部分を省いた日記だけを書きます。
後日、後編として「考察」の部分を書きます。
4/29
Facebookでも書いた通り、バスが予定よりも大幅に遅れ、この日の内に島へ渡れないことになる。
テントか寝袋を持っていたらおそらくその辺で野宿しただろう。
宿のオーナーはとても親切で、翌朝は色々とお世話になった。
左の二人がオーナー夫婦。
右はたまたま来ていた弟さんで、仕事で何度も日本に行っているらしく、日本語も少しだけ話せた。
4/30
MAYAの港から朝7時の船に乗り、マラパスクアへ。「港」とは名ばかりで、防波堤にチケット売り場の小さな掘っ建て小屋があるのみ。
大きな船(と言っても定員20人ぐらいのボート)は陸に近づきすぎると座礁してしまうとかで、釣り船みたいな小舟に乗客をパンパンに乗せてピストンしながら乗り換え。
大きなボートに乗り換える際、小型船の手数料とか言って全員から20ペソを回収していく。マラパスクアへの船代はすでに100ペソ払ってあるので、軽く嘘をつかれたことに乗客全員イラつく。
マラパスクアへは何事もなく着いたものの、降りる際にまた小型船に乗り換えなければならず、そこでも20ペソ請求されたため一緒に乗っていたドイツ人カップルの男の方がさすがにキレて、「100ペソ払った時にこれ以外かからないって言われたのに、さっきも嘘つかれたからもう払わない!」と言いながらスタスタ歩いていく。
この20ペソに関しては後々考えたところがあるのだが、この時は僕も便乗して払わずにスタスタ歩いていく。
陸に上がると男が声をかけてくる。なんとなく、島の周りでやる人気のシュノーケルツアーに参加しないかと言っているようだ。
頼んでもないのに宿の場所を案内しだして、ずっと宿の前で待っているので、仕方なく参加することにする。特にやることも決めてなかったし。
値段についてはまぁここでも最初と話が違っていたが、ここでは触れないことにする。
実際マラパスクアに滞在する人たちのほとんどが、このツアーに参加するかダイビングをやるかに分かれるようで、船に行くとすごい数の人がすごい数の船の上で出発を待っていた。
いざ出発してみると、島の周りでシュノーケルなんてのは嘘で(というか僕が聞き取れてなかっただけなのかもしれないが)着いたばかりのマラパスクアからさらに2時間かけて小さな島へ移動することになった。
「パイレーツオブカリビアン」でジャックとエリザベスがバルボッサに取り残された島を連想させる、細長い美しい島。
映画と違うのは、小さな島に無数の人、船、人、船、人。
上陸して2時間自由行動と言われ(シュノーケリングの話はどこへ・・・)、とりあえず島を1周散策するも、欧米、中国、日本からの観光客でごった返し、どこを見ても皆自撮り棒で撮影会をしている。
このツアーへ参加したことを一瞬激しく後悔するが、良い教訓だと言い聞かせ、島に捨てられたゴミを撮影する。
人目につかないところに散乱するゴミ。
2時間後、船の上でかなり豪快なランチを食べ、再びマラパスクアへ戻る。
夕食には早い時間だったので適当に島をぶらつく。
観光地ではない集落に迷い込むと、小さな子供達が興味深々にこちらの様子を伺っている。特に物やお金を乞うて来たりはしない。時々「ハロー」と声をかけられ、こちらも「ハロー」と返す。
夕食は宿の近くにあった屋台で適当に済ませ、水シャワーを浴び早々に就寝。
夕食中に2回と、宿で1回、集落全体が10分ほど停電する。
窓のない部屋でエアコンも扇風機もつかないのは辛いものがある。
その後復旧して快適に眠る。
5/1
昨日夕食を食べた屋台が朝からやっていたので、軽く朝ごはんを食べる。
フィリピンは朝早くからやっている店が多い。
店の兄ちゃんが、「Thank you」は日本語でなんて言うんだい?と聞いてきたので、「ありがとう」だよ、と教えてあげるとアリゲトゥ、アリゲトゥと嬉しそうに言っていた。
近くの売店を覗くと、日本語の書かれた「JAGABEE(お菓子)」や、わさびチューブが売られていた。ここでも少し考えることがあった。
船を待っている間、海で地元の子供たち(&犬)が遊んでいるのをぼーっと見ていた。
帰りの船では隣に座っていたナチュラル腕毛の北欧系美女が、手帳にBudget(予算・経費)を書きつけていた。
そういえば自分はフィリピンにきてからろくに収支の計算をしていない。
今後の旅のためにも、節約&Budget管理を徹底しなくては。ありがとう腕毛美女。
帰りはセブ島最北端MAYAからCebuCityへ向かうのに、2択を迫られる。
バイタクに乗って少し移動してからすぐに出発する料金200ペソのエアコン付きのバスに乗るか、移動無しでその場から1時間後に出発するエアコン無し170ペソのバスに乗るか。
行きにエアコン付きバスで少し寒かったのと、ついさっき節約を決意したこともあり、1時間待ってエアコン無しのバスに乗ることに。
ちなみに船の上でしっかりBudget管理をしていた腕毛美女は迷わずバイタクに乗ってエアコン付きバスの方へ向かっていった。
バスは窓が空いているものの、カーテンはなく日光が常に照りつける。
灼熱の5時間移動が始まった。
ここからさらに乗り込む。行ったことないけどインドのバスよりはマシ?
バスの中で、長渕剛の「乾杯」のタガログ語バージョンが流れている。
バスの中は食べカスやとうもろこしの芯が落ちていてハエがすごい。
そういえばフィリピンで1度もカラスを見ていない気がするが、アジアではカラスの南限はどこなのだろう?
帰りはスムーズに4時間ほどでセブに着き、ジプニーに乗って学校まで帰る。
これにて3日間のShort Trip終了。
See you soon!!