強盗事件備忘録。
旅ブログの途中ですが、他の旅人にも気をつけてもらいたいという想いと、自分自身への戒めの為に、今回の事件と自分が学んだことを共有したいと思います。字だけですみません。
まずは事件の一部始終から。
その日は同じ宿に泊まっていた日本人のM君と一緒に、近所のボテロ美術館へ出かけた。
そこで嬉しいことがあったので、今思えば少し気が緩んでいたのかもしれない。
午後宿に戻り、天気も良かったので近くの山の上にある教会に行くことにした。
M君は少し疲れたので宿で休むと言った。
いつも通り、片道10km以内なら走りたかったので、トレランスタイルに着替え、ザックに財布やスマホ、上着や雨具などを入れて宿を出た。
スマホのGPSマップを頼りに、山の上まで最短距離で行けるトレイルを走ることにした。
もちろん外は明るい。
日没まであと3時間以上ある。
余裕で明るいうちに帰ってこれる時間だった。
ボゴタは街の標高が2600m以上あるので、空気が少し薄い。
街からトレイルに入り、全く人の気配のない林の中に続く上り坂を、息を切らしながら早歩きしていた。
一瞬だった。
後ろから誰かに肩を強く掴まれたと思った瞬間、目の前に逆手でナイフを構えた男が立っていた。
ナイフの位置は僕の首から約10cm。
僕は本能的に、一瞬で状況を把握した。
それとほぼ同じ瞬間に、どこに隠れていたのか、5人ぐらいの男が僕のザックを体から引き剥がし、僕の体を地面に倒すと服や帽子、靴を全て脱がしにかかっていた。
時計はいつ盗られたのか覚えていない。
どこかに金を隠していると思ったのか、奴らはパンツまで脱がしてきた。
当然周りには誰もいない。
少しでも抵抗すれば殺されるのはわかっていた。
彼らにとって、ツーリスト1人の人生が終わることなど、目の前の数万円に比べればどうでもいいことなのだ。
僕の体に残ったものはTシャツ、パンツ、靴下だけだったが、命という一番大事なものが残ったのは不幸中の幸いとしか言いようがない。
正直僕の足なら追いかければ追いつけた。
だが追いかければ殺されることも分かっていた。
数ヶ月前にコロンビアのメデジンで、やはり日本人の旅行者が強盗に襲われ、追いかけた結果犯人グループの一人に銃で撃たれ亡くなった事件は記憶に新しい。
終わったことを悔やむことはないが、学んだことならある。
特に今旅行中の旅人や、これから海外(コロンビア以外でも)に行こうとしている人はよく覚えておいて欲しい。
・たとえ昼間でも、誰もいないところを歩いてはいけない。
・日本人旅行者のブログ情報を当てにし過ぎてはいけない。必ずホステルのスタッフなど現地の人に、危険なエリアを確認すること。誰かが安全だったからと言って、あなたも安全とは限らない。
・本当に大事なもの(パスポートやクレジットカード)は、常に身につけていることが安全とは限らない。日本人宿に泊まるのであれば、宿で盗まれる可能性は低いので置いて行った方がいい。それでもリスクがゼロになることはないが。
・よく、お金は靴に隠せ、とか、パスポートはパンツの中に、とか言う人がいるが、それはスリのための対策でしかなくて、強盗に遭った場合は身ぐるみ剥がされるので無意味。
それでもやらないよりは良いと思うけど。
最後にどうしても言っておきたいのが、メデジンの事件や今回の僕の件は、運によるところが大きい。
どこの国だろうが安全と言われている地域だろうが、起こるときは起こる。
逆に言えば、ちゃんと気をつけて危ないエリアには行かないようにして、よほど運が悪くなければ海外を旅することは何よりも素晴らしい経験だと思う。
強盗には襲われたが僕はコロンビアが、ボゴタが大好きだ。
今回ボゴタでお世話になったホステルの管理人、ステファニーには本当に助けられた。
彼女は日本が大好きで日本に半年間留学していたこともあり、日本を上手に話す。
本当ならもっと長くボゴタに滞在して、色々とお手伝いをしてあげたかったけど、いつか絶対に恩返しをしたいと思う。
良いことがあれば悪いこともある。
悪い時が過ぎれば良い時がくる。
それが旅だし、それが人生だと思う。
"Life is a journey. "
僕はこれからも旅を続けていく。
旅ブログ~グアテマラ編③~
Hey guys!!
旅の醍醐味と言えば、異国の文化に触れたり人との繋がりだったりと今でも思っているのですが、そうは言っても正直今一番魂が揺さぶられるほどテンションが上がるのは山に登どーも僕です。
いやー明日山に入ると思うと興奮しちゃいますよね~、誰だって。
さてさて前回の続き、居心地の良すぎるサンペドロ・ラ・ラグーナを後にし、グアテマラという比較的マイナーな国の中でもさらにマイナーな、トドスサントスクチュマタンという村へと足を伸ばしました。
サンペドロからこの村へは、ローカルバスを2回乗り継いで、合計約10時間、途中標高3,300m以上の峠を越える旅となりました。
途中、ウエウエテナンゴという街でバスを乗り換える際、バスの屋根の上に荷物を積み上げようとしていた従業員の少年が、大量のリンゴが入った籠を盛大にぶちまけていて絶望的な空気になっていました。ドンマイ。
元々僕はトドスサントス村の存在を知らなかったのですが、旅の大先輩から「是非行って」と言われたので行くことに。
僕のことをよく知る人は僕のことを「我が道を行く」タイプの人間だと思っていると思いますが、意外と人のアドバイスをよく聞くんですよ。まぁ人によりますがね。
トドスサントス村は、男性がほぼ全員同じ格好をしているということで少し有名。
民族衣装というには少々カジュアルというか、けっこう格好いいデザインで、お土産に買って帰る観光客もいるほど。
もちろん女性も皆美しい民族衣装を来ているのですが、男性の格好のインパクトが強すぎてこの村に限っては女性が目立ちません。
これがこの村の男性のベーシックな格好。写真撮っていい?って聞いたらポーズまでとってくれた。
ご覧の通り、上着とか着こなしは多少違うものの、小さな子供からおじいちゃんまで皆一緒の格好。ちなみにこれは村の中心の広場ですが、みんな何を見ているのかはさっぱり分かりません。
工事現場の兄ちゃんや、畑を耕すおじいちゃんまで、TPOを選ばずこの衣装でした。
フルオーダーメイドらしい。
ちなみに、この村に限らずですが、現地の人の写真を近くで撮りたいときには、必ず許可を取ってからにしましょう。
誰だって勝手に写真撮られたら良い気はしないですからね。
そして既にインスタとFacebookで紹介済みの女の子。
泊まった宿の看板娘?の、アエイヤ。
写真ではクールに決めちゃってますが、基本いつも笑顔で超絶可愛くてめっちゃ人懐っこいです。
丁度この時は、この宿に泊まっている客が僕だけだったので、僕の部屋のベッドにダイブしたり、テラスで立ち幅飛び大会をやって遊びまくりました。
この子に会えただけでもこの村に来て良かったとマジで思うぐらい可愛かったです。
部屋もメルヘンチックで可愛い。カーテンの生地は男性のズボンと同じっぽい。
ちなみにウエウエテナンゴの街からトドスサントス村への峠越えのバス移動では、「天空の畑」とでも言いましょうか、なんとも素晴らしい景色が広がっていて、その景色を見るためだけにバスに乗っても良いぐらいでした。
バスの中からずっと見てても飽きない風景。
とても綺麗に手入れされた畑と農道。
雲と同じ高さ。
走ったら気持ち良さそう。
ちなみにこれがローカルバス。ツーリストからはチキンバスと呼ばれている。
見た目いかついが、元はアメリカのスクールバスのお下がり。なので中はボロい。
トドスサントスを出た後は、グアテマラ第二の都市、ケツァルテナンゴ(通称シェラ)で一泊し、グアテマラ観光の拠点、アンティグアへ。
今回僕は時間の関係上、シェラではほとんど観光しませんでしたが、シェラの近くには温泉があったり登れる火山があったりと、なかなか見所があります。
ちなみにグアテマラ最大の都市、グアテマラシティはアンティグアからバスで1時間ちょっとの距離にありますが、治安がかなり悪いため、ツーリストは皆アンティグアに滞在します。
なのでアンティグアにはスペイン語学校もたくさんあり、また、ホームステイをしながらスペイン語を学ぶこともできます。
さて、今回はやや短めにまとめて、次回はいよいよグアテマラ編最終回、ティカル遺跡とアンティグアについて。盛り沢山でお届けします。
最近は若干駆け足気味のブログ内容ですが、少しでもリアルタイムに追いつかないと、数週間前のことをどんどん忘れていってしまうぐらい南米が楽しそうなのでご了承ください。
Facebookでも告知しましたが、明日から南米一発目の山に登ってきます!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~グアテマラ編②~
Hey guys!!
仕事辞めて海外を旅するって言うとなんかすごいことのように思うかもしれませんが、実際にやってみると意外と大したことねーなって思います。旅人はけっこうぐーたらな人が多くて、宿でYouTube見てたり、日本人同士でずっと喋ってたりするので、海外に出たいけど少し恐いと思ってる人は全然心配無どーも僕です。
さてさて、そんな僕もいよいよグアテマラを出て、南米コロンビアへと飛ぶわけですが、サンペドロではだいぶぐーたらしました。
グアテマラは場所によってはとても危険な国で、僕の滞在中にも隣の村でツアーバスの集団強盗が起こりましたが、サンペドロは基本とても平和な村で、宿の居心地の良さも手伝って、若干旅を再開するのが面倒になりました。
サンペドロに住む日本人夫婦と僕の家庭教師レオによる生ライヴ。
ビールでも飲みながらずーっと聞いていたい心地好いリズム。
湖を船で渡ったところにある観光地、パナハッチェルの屋台で食べたセビーチェ。
黒いトルティーヤ。伸ばす前の塊は泥にしか見えない。
たった1ヶ月滞在しただけで、グアテマラの文化や生活事情を語るのはどうかと思いますが、中途半端なりにグアテマラという国を紹介します。
僕が3週間いたサンペドロは、観光地としてそこそこ有名ですが、それでも現地の人の収入は1日1,000円以下。
もちろん所得が低い=不幸ではないですが、もともとお金がないところにお金を持った観光客が来ると、当然犯罪や悪い人も出てきます。
以前にも書いた通り、グアテマラは場所によって山賊が出るので、万が一強盗に会ったら、抵抗せずにお金を渡さないと殺されます。
あとメキシコでもそうですが、基本的に警察はお金で何とでもなる国なので信用できません。
時々、「○○の国は危ないと言われてるけど、実際は別に危なくなかったよ!」と自慢気に話す人がいますが、僕はいつも「無責任だなぁ」と思っています。それはただ単に運が良かっただけで、殺人事件までは行かずとも、強盗に会ってお金や荷物を盗られた話は沢山聞きます。
あと、これもよく聞くのが、「俺は○○をどこそこでこれだけ安く買った」という値切り自慢。
1日働いて1,000円も稼げない人達から、たかだか数十円とか数百円を値切って物を買って何が嬉しいのか僕には理解できません。
ただそれは売る側にも問題があるらしく、目先のお金が欲しいから値切られても売れないよりはマシ、と考えて、時には原価を割っていても売ってしまうらしいです。
また、観光客は値切る人が多いので、売る側もそれを想定して実際よりかなり高い値段を設定、観光客もそれを分かっていて値切る、という悪循環も生まれています。
サンペドロの近くにあるインディアンノーズという山。強引さが滲み出てる。
インディアンノーズからの景色。
例えば上の写真のインディアンノーズの山頂では、「入場料」と称して金を徴収するオヤジがいるのですが、当然その入場料というのは国が決めたわけでも、何かの管理費に使われるわけでもなく、ただそのオヤジの生活費に消えます。
なので最初に言われた値段は、適当な理由をつけてごねると下がったりします。
本当にその山のために必要なお金だったら下げんなよと思うのですが、値下げするということは本当に必要な金額ではないということです。
なんとなくグアテマラの悪いところだけ紹介してしまいましたが、もちろん良いところもたくさんあります(それだけに悪い人のせいで治安が悪くなっているのが非常にもったいないのだけれど。)
真面目なグアテマラ人も中にはいるし、普通に生活している人達は優しい人が多いです。
綺麗に手入れされたコーヒー農園。
標高2,000mに拡がるとうもろこし畑。
お世話になった宿で、3週間生活を共にした仲間と。
上の写真の小さな可愛い女の子は、宿の女中さんのセシー。
とっても真面目によく働いて、宿泊客にも気軽に話しかけてくれ、時にはスペイン語ミニレッスンになったりします。
ちなみに右の女性は僕と同期でスペイン語学校に通っていたしのぶ姉さん。
前日酒を飲み過ぎて目が腫れていますがボクサーではありません。
左の格好いい男性は、僕が大変お世話になったこの宿のオーナーのヒデキさん。
ヒデキさんは元々バイクで世界を旅していましたが、色々あって今はサンペドロで宿をやっています。
しかも初対面の先代のオーナーから、「宿やりませんか?」と聞かれ、15秒だけ考えてOKしたという超かっこいい人です。
少し話が逸れましたが、なんと言ってもグアテマラの良い所は、豊富な(でも残念ながら生かしきれてない!)観光資源!
次回以降のブログでも紹介しますが、たくさんの登れる火山や、手つかずの自然、伝統文化を守る民族衣装の村、色鮮やかな手作りの民芸品が安く買えるマーケット、古代遺跡、お洒落な街…。
僕はスペイン語を勉強していたこともあり、グアテマラ滞在期間1ヶ月ちょっとでしたが、できることならあと3ヶ月は観光したいと思うとても魅力的な国でした。
キューバと並び、いずれ必ず再訪したいです。
サンペドロから船とバスを乗り継いで行ったソロラの街。都会。
色鮮やかな花よりも色鮮やかな民族衣装を着たおっちゃん。
メルカドで売ってた黒いカボチャ。とても甘いらしい。
独立記念日の前日で、聖火ランナーみたいなのがいっぱい走ってた。
子供も走る。
チキンバスの中からギリ撮った滝。
サンペドロのクリスティアーノ・ロナウド。一緒にサッカーして遊んだ。
さて次回は、居心地の良すぎるサンペドロを出て、バスを乗り継ぎ山奥のド田舎村へ行った話。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~グアテマラ編①~
Hey guys!!
久しぶりにまた移動の連続が始まって、前回のブログ更新から1週間以上も経ってしまいました。現在は4ヶ国目のグアテマラで一番オシャンティな街、アンティグアにて、ぐずついた天気と同様堕落した生活を送っどーも僕です。
どれくらい堕落しているかと言うと、
ベンチで寛ぐドナルドぐらい堕落してます。
ちなみにアンティグアのマックは世界一豪華なマックとして有名です。
てかもうグアテマラに入って1ヶ月も経つのにやっとグアテマラ編スタートって、全然リアルタイムじゃないですね。
さて、メキシコのサンクリストバルデラックス、じゃなくてサンクリストバルデラサカスから、シャトルバス(と言っても10人乗りぐらいのミニバス)でグアテマラの国境へ。
そこから車を乗り換え、パナハッチェルという街へ向かいました。
さらにそこからランチャというボートに乗ってアティトラン湖を渡り、スペイン語を勉強するサンペドロ・ラ・ラグーナ(以下サンペドロ)へ。
と、簡単に書いてますが、トータルで12時間以上の移動で、最後のボートなんて真っ暗の湖を渡ったのでなかなか面白かったです。
グアテマラに入った途端に山岳地帯でテンション上がる。
荷物はもちろん屋根へ。
サンペドロは「世界一美しい湖」と勝手に謳っているアティトラン湖の畔にある、小さな小さな村です。
なぜそんな小さな村にスペイン語学校がいくつもあるのかは知りませんが、グアテマラで安くスペイン語を学びたい旅行者の一部は、平和でのどかなサンペドロを滞在の地に選びます。
村一番の繁華街。写真には写っていないけど、民族衣装姿のおばちゃん達が、頭に荷物を乗せて器用にバランスを取りながら歩いている。
かくいう僕も例に漏れず、これから南米に行くのにまったくスペイン語が話せないのはやばい!ということで急遽スペイン語を勉強することに。
「言葉の壁なんか関係ない」という意見の人もいるし、それはそれで分かる部分ももちろんあるのだけれど、言葉が通じ合った方が絶対に旅は楽しいものになる。人間だもの。
それに僕の場合、普通のバックパッカーが行かないような山中心の旅をするもんで、現地で色々情報を仕入れないといけないんですよねー。
次に行くコロンビアの山の情報とかどっこにも載ってないし。
ちなみにもちろん日本語を話す先生などいないので、授業は英語。
英語が通じなくて困ってたけど、やっぱ英語は大切ですね。
湖ギリギリにある学校、と、屋外教室。
毎朝9時から12時までの3時間はここでお勉強。
とはいえ、あまり長々と勉強していても、滞在費も授業料も嵩む上、南米での山のシーズンを逃してしまうので、午前は学校+夕方は家庭教師のダブル授業で、短期集中で勉強することに。
未だに会話らしい会話はできませんが、まぁ後は旅の中でも勉強を続けて、徐々に慣れていくしかないでしょう。
ところでグアテマラでは、コーヒーはもちろん織物も各地で盛んに作られており、作る過程や農園などを見学することができます。
というわけでサンペドロの隣にあるサンフアン村で、実際に見学してきました。
綿に様々な植物から煮出したエキス?で色を付ける。
手織り。
田舎ほど民族衣装率は高い。サンペドロでは多分85%ぐらいの女性が民族衣装。
コーヒーの木の説明をしてくれるゴンザレス(仮名)
コーヒーの精製行程を説明してくれるゴンザレス(仮名)
またアティトラン湖周辺にはいくつかの火山があり、サンペドロの村のすぐ裏手にも標高約3,000mのサンペドロ火山があります。
村のすぐ裏に火山、というか火山の麓に村。
そんなに近くに3,000mの山があって僕が行かないはずもなく、サンペドロに着いた2日後の早朝にソッコーで登ってきました。
まだ暗いうちからヘッドライト装着状態で登山開始。野犬に追いかけられ思いっきり転んだ。
途中とうもろこし畑やコーヒー畑を通る。
寝坊したため、山頂から日の出は見られず。でもこれはこれで綺麗だった。
日の出は逃したけど山頂は独り占め。下っているときに、登ってくる登山客10人ぐらいとすれ違った。
登山以外にも湖でのアクティビティと言えばやはりカヌー。
基本は山派の僕も、カヤックは大好きなのでやはりやらずにはいられず。
まぁ色々とグアテマラクオリティですけどね。
割りと頻繁に、ランチャが猛スピードて近くを通過するので引き波に襲われる。
僕はその波に乗ってサーフカヤックを楽しんだけど。
近くの浜に上陸すると、ちょうど流しのアイスクリーム屋が通りかかったので、グアテマラで初アイスに挑戦。
味は…、うーん、不味くはないけど、って感じでした。
キューバのアイスが安くて美味しかっただけに、ここでのアイスは僕の舌を満足させることができませんでした。何様だよ。
あ、でもサンペドロで完璧にどハマりしたスイーツがあります。
エクレア。といっても細長いドーナツに練乳っぽいクリームを挟んだ感じ。甘さが絶妙。
毎日このエクレアが買えるわけではなかったので、他のエクレアファンには悪いと思いつつ、パン屋さんに入荷するとほぼ買い占めてました。
でもおかげでそのパン屋の姉ちゃんに完全に顔を覚えられました。
写真だっつってんのに手を振り続けてぶれちゃうレスリー。
一度、エクレアが入った袋を地面の置いておいたら、小さい蟻が山ほどたかっていたことがありましたが、少しだけ払って後は気にせず蟻ごと食べました。
僕もこの旅で少しずつタフになってきているようです。
でもよい子のみんなはマネしないように。
さてさて、次回はサンペドロ生活の続きと、少しだけグアテマラの文化、サードワールド事情について。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~メキシコ編⑤~
Hey guys!!
現在グアテマラは、超絶怒濤のお祭り期間。
街が盛り上がっていると同時に犯罪も増えております。
僕が今滞在しているサンペドロ周辺でも、「山賊」という種類の生き物が生息しているので、走るときには細心の注意をしなくてはいけまどーも僕です。
色鮮やかな花たちが霞むほど色鮮やかな民俗衣装のおっちゃん。
なかなかリアルライフとブログのタイムラグが埋まりませんが、メキシコ編もいよいよ最終回。
間にキューバが挟まってしまいましたが、カンクンでの旅をまとめて一気にどーん。
世界有数のビーチリゾート、カンクン。
その名に違わぬ美しい海、でしたが、それでもやっぱり沖縄の新城島周辺の海の方が綺麗だと思いました。
とりあえず定番の場所でデカい態度。
泳がず。見ーてーるーだーけー。
あ、ちなみにカンクンはかなり都会なので、買えない物はないですが、物価は高いです。
特にホテルエリアと呼ばれる、高級ホテルが立ち並ぶ場所は、僕のような山猿髭坊主には手が届かないようなお店しかないのですが、そういう店で1杯1,500円以上するラーメンとか食べちゃう人はあっち行ってください。
さて、カンクンから船で30分ぐらいの所に、イスラ・ムヘーレスという小さな島があり、日帰りで帰ってこれるということだったので、行ってみることに。
小さな島なので、レンタルゴルフカートがあり、それで島をまわる人が多いのですが、僕は自転車でまわりました。
途中ランチで立ち寄ったキューバ人オーナーが営むメキシコ料理カフェが面白くて、最初料理を待っていると、近くの席に座った真っ黒な肌の片足のないごついおっさんがこちらを見ていて少し恐かったのですが、実はその人はこの店のオーナーで、僕がキューバに行くことを知るとニカッと笑って握手してきました。
店のマスターはインド人で、スペイン語が得意ではなく、英語が多少通じる僕と話せることが嬉しかったらしく、聞いてもいないのに色々話してくれました。
彼はインドから出稼ぎに来たものの、メキシコでは給料が安いので、3ヶ月後にカナダに引っ越すとのこと。
ちなみに奥さんはメキシコ人。
なんともインターナショナルなランチとなりました。
イスラムヘーレスはそんな感じでさらっと見終わり、翌日はグランセノーテへ。
入場料高いし、思ったより狭いし、日本人ツアー客も後からどんどん来て、個人的にはあんまりだったかな。
その後、海のすぐそばにあるトゥルム遺跡へ。
まぁここも悪くはなかったけど、僕的にはわざわざ行くほどの価値はないかなって感じです。
カンクンでは色々あって(説明するとほんとに長いので省略)メキシコ人のお宅へお邪魔させてもらい、晩御飯をごちそうになったりもしました。
あとカンクンに来たら外せないアクティビティの一つが、チチェン・イッツァ遺跡。
正直テオティワカンで少しがっかりしてしまったので、ほとんど期待ゼロで行ったのですが、これがなかなか良かったです。
名前忘れたけどメインのピラミッド。
このピラミッド、四方の階段はそれぞれ91段あり、一番上の段を合わせて365段(一年の日数)になっているそうです。
そして一番驚いたのが、このピラミッド、中が空洞になっていて、中に一回り小さい同じ形のピラミッドが入っているらしい!
これはちょっとびっくりです。
そしてこの遺跡でピラミッドの次にみんな見るところがここ。
これはかつて行われていたスポーツの競技場。
両側の壁の外側に観客席。
真ん中のスペースが選手ゾーン。
そしてこれがゴール。
この小さな穴にボールを入れるらしいのですが、細かいルールは聞いたけど忘れました。
印象に残っているのが、「勝った方のチームのキャプテンが生け贄として神に捧げられる」というルール。
…
…
勝ちたくねーー!!!
勝ったら殺されるってどんなルールだよ!って感じですよね。
当時は生け贄になることが幸せだったんでしょうか?
僕はこの時代のこの地域に生まれなくて良かったです。
選手達が競技を行う様が壁に彫られている。
発見当時、ここはかなりジャングルの中に埋没していたらしいので、最初にこの遺跡を発見した人は本当に驚いたでしょうね。
もしかしたらテンション上がりすぎて発狂しちゃったかもしれません。
ちなみに僕はパタゴニアに行ったらテンション上がりすぎて発狂する自信があります。
チチェン・イッツァの次に向かったのは、割と近くにあるセノーテイキル。
絶景本などの写真ではここが使われていることが多いと思います。
僕が行ったときの写真がこちら。
うーん。
天気が悪かったこともありますが、微妙ですね。
これを見たとき僕の頭の中には、「はっはぁ!見ろ!人がゴミのようだ!!」というムスカ大佐の台詞が思い浮かびました。
カンクンの後、元々はパレンケというところから、グアテマラのフローレスという街に入る予定だったのですが、なんか気が変わって、いきなりサンペドロラグーナという田舎の街でスペイン語を勉強することにしました。
その為、一度訪れたメキシコのサンクリストバル・デ・ラスカサスという最高な街に戻り、そこからバスでグアテマラ入りすることになりました。
まさかまた戻ってくるとは思ってなかったサンクリストバル。
同じ宿の外国人に誘われて行った怪しげなBBQパーティーで、ドイツ人、メキシコ人と、人生についてとか、国際化についてなど、なぜかメチャクチャ深い話をしました。
他にも、宿で会ったニュージーランド人の女性が、少し前まで日本のサントリーで働いていたらしく、僕が学生時代住んでいた川崎市のローカルトークで盛り上がったりしました。
彼女は日本食が恋しいと言っていて、日本人としては少し嬉しかったですね。
さてさて、カンクン編は大分色々ぶっこんでしまいましたが、ようやくメキシコ編が終わり、次回からは4ヶ国目のグアテマラ編!
サードワールド事情、スペイン語の勉強など、興味深い話が書けそうなので、乞うご期待!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~キューバ編③~
Hey guys!!
1ヶ月前にキューバから日本に送った荷物がいまだ届いていませんが、2ヶ月ぐらいは普通にかかるという情報を聞きつけたので、もう少し待っどーも僕です。
ちなみに今滞在しているグアテマラは、昨年から郵便システムが停止していて、荷物やハガキは一切送れません。
すごいですよね。今21世紀ですよ?
さぁいよいよキューバ編最終回となりました。
今回は内容盛り沢山でいきます。
まずは前回ブログで紹介した、キューバ第2の都市サンティアゴ・デ・クーバから、バラコアという都市へ。
バラコアは位置的には西のハバナからかなり離れた東の果ての方にあるので、あまり観光客は多くないのですが、実はここでやりたいことが2つほどありました。
1つはフンボルト国立公園に行くこと。
もう1つはユンケ山というテーブルマウンテンに行くこと。
フンボルト国立公園は珍しい動植物が数多く生息しているエリアで、ドイツやオーストラリアからそっち系の研究者達も訪れるそうです。
ここはツアーに参加しないと、個人では行けないことになっているので、アジア代表としてヨーロッパ人達に混ざって参加。
こんなのがいます。
ブタのケーツー。
暑い。途中ガッツリ川を渡るところも。
帰りにツアーの車がビーチに寄って、1時間フリータイムと言われたのですが、ご存じの通り僕は海水浴にあまり興味がないので、ビーチの近くをぶらぶらしていました。
すると近くの小屋の裏で豚の丸焼きを作っているオヤジと仲良くなり、ラム酒を飲まされました。
奥でまるごとの豚を焼いてる。
正直思っていたより変わった虫や植物を見ることはできませんでしたが、なかなか良いトレイルを歩けて楽しかったです。
ほんとは走りたかったけど。
翌日はユンケ山へ。
ここはバラコアから走って行けそうだったので、灼熱のカリブロードを激走。
あいつがユンケ山だ!
ベネズエラにあるギアナ高地の100万分の1ぐらいの大きさのテーブルマウンテンを目指します。
途中浅くて広い川を渡るところで、地元の人達が老若男女問わず水浴びしていたので、僕も便乗して泳いだのですが、近くでおばさま方が牛だか豚の腸とか内臓を洗っていました。
カカオ。
巨大ヤスデ。
山頂からの眺め。
三角点的なのもありました。
バラコアでは山にも行けたし2モネダアイスの店やってる兄ちゃんと仲良くなって買う度にハイタッチしてたし、充実した3日間になりました。
そしてバラコアからハバナまでバスで戻るのが遠すぎて、悪名高いクバーナ航空でハバナまで飛ぶことに。
メキシコみたいに適なバスだったら30時間でも乗ってられるんですけどね。
クバーナの小型機。出発時間30分過ぎてても急ぐ素振り無し。
飛行機が離陸したときと、無事に着陸したときに乗客が拍手するのは逆に恐いのでやめて欲しいですね。
キューバ人よ、無事に離着陸して当たり前だから。
ハバナからはバスで西の観光地、ビニャーレスへ。
ちなみにハバナ空港からバスターミナルまでは距離があるのですが、もう慣れたもんで1モネダ(5円ぐらい!)のバスに乗り、問題なくサラリと移動してやりましたよ。
ビニャーレスの谷。
ビニャーレスは、風の谷のナウシカっぽい感じが、全然しないんですけど、なんか風の谷って感じがして良い風景でした。暑かったけど。
有名な壁画。
アップだとこんな感じ。
ちなみにこの壁画の前にゲートがあって、壁画の真下まで行くのには300円ぐらいとられるので、僕は行きませんでした。
別に離れたところからでも全然見えるし。
キューバの家は必ずと言って良いほど、玄関先かテラスにロッキンチェアがあり、よくおばあちゃんとかがロッキンチェアに揺られながらお喋りしているのを目かけました。
僕も、ビニャーレスで泊まったカサでロッキンチェアに揺られていると、
乗ってきました。
ビニャーレスはハバナから近いこともあり、観光客に人気のスポットとなっています。
他の旅人のブログやSNSで、ビニャーレスは他の街にあるような、安いピザ屋とかないですなどと書いてあったが、ちゃんと探せばいくつもあります。
でもほんとに分かりずらいので、ほんとにちゃんと探さなきゃ見つからないです。
これ、ピザ屋です。オープン中。
注文してから焼いてくれるので、カリカリで美味い。
トレイルも忘れずにね。
牛と太陽光パネルと木の枝で作った台。バランスおかしい。
ビニャーレスでは乗馬体験も安くできるのですが、やっぱりここでも走った方が速いのと、遠くまで行けるので、乗馬はやらずに走ってら周りました。
キューバは合計16日間滞在しましたが、もう1週間ぐらい長く滞在しても良かったかなと思うぐらい、盛り沢山な旅になりました。
アメリカとの国交断絶解除によりどんどん変わりつつあるキューバ。
この先どう変わって行くのか、数年後にまた訪れてみたいですね。
ちなみにキューバでは、中国製の電動スクーター利用率が高く、街を歩いていると音もなくバイクが後ろから追い抜いていくので最初少しびっくりします。
クラシックカーと馬と電動スクーターが混在する不思議な国キューバ。
キューバの後は再びメキシコのカンクンに戻って、やり残したチチェンイッツァ遺跡を訪問。
次回はメキシコ編の最終回記事をアップします!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~キューバ編②~
Hey guys!!
「世界一美しい湖」なんて誰が言ったのか、ただの湖アティトランで、久々にカヤックをしました。カヤックレンタル2時間で25ケツァーレス(375円)
スペイン語学校に通いはじめてから最初のお休みですが、宿題にブログの更新にパタゴニアのキャンプサイトの予約と、やること満載野村萬斎どーも僕です。
野村萬斎を知らない人にはまったく通じないオヤジギャグもきまったところで、キューバ編パート2です。
アティトラン湖には「亀」がいます。
マルさんのおかげで充実したハバナライフを送った後は、トリニダーという街へ。
街全体が世界遺産になっているらしいですが、なんか世界遺産とかもう行きすぎてどうでもよくなってきました。
トリニダーではこれといって目的もなく、宿で仲良くなった他のゲストや宿主のレオと釣りに行ったり、普通はホーストレッキングで行くコースに一人で走りに行ったりしてました。
キューバのお金のデザインにもなっているトリニダーの街。
トリニダーでは30秒に1回は馬車とすれ違う。
みんなでタクシーに乗り込んで…
釣り。といっても竿はなく、糸を手で手繰り寄せる方式。貝もゲット。
めちゃくちゃ綺麗なので潜って銛で突いた方が早いんじゃないかと思う。
釣りの後はみんなで泳いだのですが、そういえばこの旅始まって海で泳いだのは初めて。
次に海に入るのはガラパゴスかな?
別の日。山に行く途中牧場らしき所を突っ切る。のどかだけど、暑い。
途中、ホーストレッキングの連中を100人ぐらい抜く。
やっぱり僕は海よりこれ!
トリニダー、良い街だったな。
至るところで馬の糞の臭いがすることを除けば。
そして、トリニダーの次に訪れたのは、サンティアゴ・デ・クーバという、かつてキューバの首都だった都市。
が、バスの到着が遅れて、サンティアゴに着いたのが夜の10時過ぎ(ちなみにトリニダーを出たのは朝の8時)
この時点で特に泊まるカサを決めていなかったので、泊まる場所を探して閑散とした夜の街を30分ほど徘徊しました。
キューバの中では2番目に大きな都市、と言っても夜はこんな感じ。
夜遅くに飛び込みで泊めさせてもらったのに、次の日の朝食をしっかり用意してくれるのはキューバのカサのすごいところ。
まぁそんなに安くはないんですけどね。
フルーツ盛りだくさん!
サンティアゴでは、入れ物を持っていけば6モネダ(25円ぐらい)でビールを355ml入れてくれるローカルの店があって、20モネダ(80円ぐらい)のチキングリルと、10モネダのピザとビールを買って、この旅で最安ぐらいの食事にありつけました。
10モネダ(40円)ピザ。シンプルだけどちゃんとオーダーしてから焼いてくれるのでかなり美味い。
また、サンティアゴの街の近くには、コブレという小さな小さな村があり、そこの教会がちょっとした観光スポットになっています。
文豪ヘミングウェイの小説「老人と海」の中で、「この魚が釣れたらコブレの聖母寺に捧げる」とかなんとか書いてあるらしく、ヘミングウェイの授賞したノーベル賞のメダルがこの教会に保管されているとのこと。
というわけで、サンティアゴの街からタクシーに乗って行ったのですが…
まさかの短パン禁止で中に入れなかったー!
しかもタクシーはもう行ってしまって、他のタクシーも見つからず。
ヒッチハイクも捕まらず、結局滞在10分で来た道を走って帰りました。
灼熱のカリブで炎天下15kmはきついっす。
ほんとはこの後、またタクシーに乗って海の方にある要塞に行く予定でしたが、もう要塞とかどうでもよくなって帰ってビール飲んで寝ました。
旅をしていると「みんなはお薦めしてるけど俺は興味ないな」とか、「他の人は興味ないみたいだけど、ここに来てここ見ないの!?」とか、自分の価値観を改めて発見できる機会が多いので面白いですね。
さーて、次回のサザエさんは~?
ではなく、次回のブログではキューバ編最終回をお届けします。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~キューバ編①~
Hey guys!!
約2週間ぶりに3ヶ国目のキューバからメキシコに戻って参りました。
キューバではよく食べ、よく走り、よく「子」を見ました。子馬、子牛、子豚、子山羊、子犬、子猫、子鶏…。…子鶏?
他の動物の子供は動物名の前に子がつくのに、鶏の子供はなぜ「ひよこ」なんどーも僕です。
3匹の子牛にガンとばされ中。
どうでもいい情報ですが、キューバの首都ハバナから、日本に段ボール1箱分(約7kg)の荷物を約770円で送りました。
キューバの国際郵便の安さは世界一じゃないでしょーか?
ちなみにメキシコから同じ荷物を送ったら多分10倍以上の料金とられます。
あとはちゃんと届くことを祈るのみ。
さてさて!久しぶりに50年前から現代にバックトゥザフューチャーした気分です。
キューバと言えばクラシックカーが街中を走る風景が有名ですが、建物はクラシックを通り越してほぼ廃墟。
日本人的な考え方をすると、大地震がきたらほぼ壊滅するんじゃないかと心配になるほどです。
ハバナ旧市街。
そんなキューバでは、まず最初に首都のハバナに訪れたのですが、泊まったカサ(キューバはカサと呼ばれる民泊が一般的)で知り合ったマルさんというお兄さんが凄まじく面白い人で、独特なキャラと、キューバのことにめちゃくちゃ詳しいマルさんに、僕は3日間お世話になりっぱなしでした。
キューバでは買い物のシステムも他の国とはだいぶ違っている上に、売っている物もかなり限られているので、何の情報も無しに行ってしまうとけっこう大変な旅になります。
僕は運良くハバナでマルさんに出会えたことと、次のトリニダーでも日本人の旅行者と情報交換できたので、楽しいキューバ旅となりました。
ハバナ滞在中ほとんど行動を共にしていたマルさん(真ん中)とTさん(左)
ゲバラは国中の至るところで壁画やお土産用のTシャツとして登場します。
ちなみに今「T」と入力したら予測変換で「T.M.Revolution」が出てきた僕のケータイです。
ゲバラとSUZUKIの「SAMURAI」のコラボレーション
ヘミングウェイが通ったバーなんかもあり、そういうところは外国人観光客の集まるスポットになっています。
そしてキューバを旅する際に一番気を付けなくてはならないのが、キューバは二重通貨制であるということ。
観光客が主に使うCUCと、地元民が主に使うCUP(通称「モネダ」)の二種類の通貨が存在しており、店も多くは観光客用と地元用で区別されています。
当然観光客用は高く、地元民用は安いのですが、お金を持っている観光客が地元民用の安い店で物を買うのは、モラル的に少し控えた方が良いそうです。
とはいえ、観光客用の店ではかなり値段を「ぼっている」ところも多く、日本よりも高い値段設定になっている店や物も見受けられました。
こちらはマルさんに連れていってもらった地元民に人気の立ち食い飯屋。
看板も何もないので普通の観光客が外から見ても絶対にわかりません。マルさんに恐るべし。
そして写真のご飯は30CUP(120円ぐらい)で、僕がお腹いっぱいになるぐらいのボリューム!そして衝撃的な美味さ!
キューバ料理はご飯が主食らしく、日本人としては下手に観光客向けの洋食屋とか行くより、地元の飯屋に行った方が安い、美味い、多い飯が食べられます。
キューバでは基本的に1食の量が多く、毎食お腹いっぱいになるまで食べてました。
そして極めつけはアイス。
こちらは2CUP(9円ぐらい)
普通に美味しいアイスが灼熱のキューバでは10円~20円で食べられるので、アイス好きじゃなくてもハマってしまうこと間違いなし。
そしてもう一つ、僕がキューバでハマったものがこちら。
キューバに来たら本場のモヒートを飲もうと意気込んでいたのですが、モヒートよりもダイキリの方が全然美味しかったです。
ちなみに僕の中でのベストオブモヒートは、フィリピンのセブ島で飲んだときのもの。
本場だから美味いっていうわけでもないんですね~。
ただキューバではHAVANA CLUBという本物のラム酒の美味しさに感動しました。
どこに行ってもラム酒だけは簡単に手に入る。
馬車とクラシックカー。
馬車は観光客向けだけでなく、普通に現地の人のタクシーとしても使われています。
なので、街の至るところに馬のウ○コが落ちていて若干臭います。
さすがにハバナではほとんど見ませんでしたが、他の田舎町はけっこうウ○コだらけでした。
さてさて、次回はハバナを離れ、トリニダーという街に移動してからの楽しかったことについて。
リアルタイムでは私、明日(8月26日)から4ヶ国目のグアテマラへ移動予定。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~メキシコ編④~
Hey guys!!
さてさて現在(2017年8月3日)は、メキシコ東部の世界屈指のビーチリゾート、カンクンに来ております。これまで標高2,000mぐらいの街に滞在してきたので、一気に海まで降りてきて酸素濃度がどーも僕です。
いやそんなに酸素濃度変わらないですけどね。2,000mぐらいじゃ。それより暑いです。
というわけで最高の街、サンクリストバル・デ・ラスカサスのこと、と、ちょっとだけ今後の予定について。
前回の投稿でも書いた通り、最高の街に最悪の体調で訪れてしまったわけですが、宿からソカロ(街の中心)まで徒歩で10分という近さと、ちょうど街がフェスティバルで盛り上がっている時期に来たということもあって、2日目からはあまり動き回らずにのんびりと過ごしました。
教会に向かって延びる階段。
ほんとは近くの滝や渓谷に行くアクティビティツアーの会社なんかもいっぱいあって、1日ぐらいはそれに参加したかったのですが、まぁ自然系はアメリカで存分に楽しんだし、南米でも嫌というほど楽しむし、何より体調もアレなので特に後ろ髪引かれることもなく。
こんなにのんびりダラダラ過ごすのは、この旅初めてのことでした。
メキシコって暑いイメージだけど、けっこう冬物も多く売られている。
街のあちこちで人だかり。
なんて平和で素敵な街だったのだろう。
もちろんここでも、ほぼ地元民だけが集まるメルカドへ。
胃の調子が悪くても果物は食べたくなる。
なんかすごい感じのやつが売られてた。
日本じゃ見ない売られ方ですね。
ただ、グアナファトやオアハカに比べると、ヨーロッパ系のお金持ってそうな観光客が多く、つまりそういう街では貧富の差が生まれやすく、物乞い的な人も多く目にしました。
レストランなども、これまでの街よりお洒落で高そうな店が多く、もしかするとどんどん貧富の差が開き、治安が悪化するのかもしれません。
そういう意味では日本の安全さは驚異的ですね。
セントロから少し離れたところ。野良犬多すぎ。
悟空…?てかエイリアンの着ぐるみが、「ごっつ」思い出す。
この移動販売のストロベリージェラートが美味すぎて感動。
そんなこんなで僕にとって静養の地となったサンクリでの3日間はあっという間に過ぎ、世界中のお金持ちが集まるカンクンから、明後日にはついこの前まで社会主義国家だったキューバに移動します。
この海の先にキューバが。
キューバでは無料のWi-Fiというものがなく、安くないお金を払ってWi-Fiカードを買い、ごくごく限られた場所でしかWi-Fiが使えないため、実質的にはほぼネットが使えない状況になります。
キューバにはこちらの時間で5日から20日まで滞在予定なので、次のブログ更新は恐らく21日以降となります。
というわけで、今まではなんとかほぼリアルタイムでブログをお届けしてきましたが、ここからしばらくは、実際の旅とブログにタイムラグが生じますことをご了承ください。
キューバの後はグアテマラにしばらく滞在してスペイン語を習う予定なので、その時にでもまたリアルタイムに追い付くようにブログを進めて行きますね。
それではまた!
See you again!!
旅ブログ~メキシコ編③~
Hey guys!!
現在、メキシコの南部、サンクリストバル・デ・ラスカサスどーも僕です。
というわけでサンクリの前の街、オアハカでの天国と地獄の記事を、盛り沢山でアップ致します。へへっ。
メキシコシティからバスで約6時間。
もはや6時間のバス移動など短いと感じるようになってきました。
ちなみに今いるサンクリストバルから次の目的地カンクンまでは22時間らしいです。
さてメキシコシティからやってきた僕を快く迎え入れてくれたオアハカは、なんと1年で最大の祭典「ゲラゲッツァ」の真っ最中。
ソカロ(街の中心のこと)や大通りには様々な露店が立ち並び、歩いているだけでテンションが上がります。
メルカド。
これ全部違う種類の唐辛子。
イナゴ?の佃煮。普通に美味しくてご飯欲しくなった(笑)
メキシコ人て果物にまでチリソースかけて食べちゃうんですよね。
オアハカチーズ。ロープ状のチーズを丸くまとめて売ってる。
チーズと並び、オアハカではチョコが有名。
最後の写真の通り、オアハカでは様々な種類のチョコやカカオそのままを計り売りしているのですが、チョコと言っても食べるのではなく、チョコラテと言って溶かしてドリンクとして飲むのが一般的。
ちなみに多くのカフェでチョコラテが売っているのですが、店によって日本人の口に合うものと合わないものがあります。
いくつか飲んで僕が美味しかったのは、多分オアハカで一番有名なお店、MAYORDOMOのCHOCO MIO。
冷たくてゴクゴク飲んじゃう。
お値段20ペソ(約120円)と、メキシコの物価としては安くはないドリンクですが、オアハカに行ったら飲む価値あります。美味いです。
そしてオアハカでのドリンクと言えばもうひとつがこちら。
テハテという謎のドリンク(笑)
露店で大きな鉢に入れられて売っているのですが、ご覧の通り、溶けきらない粉のようなものが浮いていて、若干飲むのに勇気がいります。
ちなみに味はココナッツに似ていて意外といけました。
ただ売ってるおばちゃんの説明がスペイン語なので原材料などは一切不明です。
こちらはよくわからないまま40ペソの入場料を払って潜入したイベント。
音楽祭的なものかと思っていたのですが…
メスカルというお酒のイベントでした(笑)
メスカルはウィスキーみたいな感じでそのまま飲むとかなり強いのですが、ストレートのまま試飲をたくさん勧められて少し酔いました。
美味しいんですけどね。
オアハカは露店以外にもお洒落なお店が立ち並び、お祭り抜きにしても素敵な街でした。
お洒落カフェ。
お洒落な本屋さん。
素晴らしかったサントドミンゴ教会。5分で出たけど。
わーお。
そしてオアハカに来てから知った、世界遺産モンテアルバンの遺跡。
これがなかなか良かったです。
「空中都市」というと誰もがペルーのマチュピチュ遺跡を連想すると思いますが、行った感想としてはここもなかなかの空中都市っぷりで、テオティワカンと違って全く期待を抱いていなかった分、けっこう「おー!」っとなりました。
まぁこの近くの小さな遺跡と合わせて合計30kmも走ったからというのもあるんですけどね。
そしてこの日、すごいものを見ました。
モンテアルバンに向かって山を走っている途中、一瞬辺りが暗くなったので、太陽が雲で隠れたのかな?と思って空を見上げると…
なんと太陽の回りにぐるっと一周虹が!!
カメラがスマホなので一周全て入りきらないのが残念ですが、こんなの初めて見ました。
ちなみに一瞬辺りが暗くなったのは、飛行機が太陽の真下を通ったからでしたが、それがなければほぼ間違いなく空を見上げてなかったでしょうし、走っていなければまず気づかなかった出来事です。
ちなみにちなみに普通街からモンテアルバンへは、バスツアーかタクシーで行くので、この日この虹を見た人はかなり少ないと思われます。
モンテアルバンに着いたときはもう虹は消えてたし。
①車やバスでは見れないものが見れる②安上がり③トレーニングになる、の、一石三鳥になる旅ランというスタイルは僕にとても合っているようです。
そんな天国のような日々を過ごしたオアハカの最終日、一気に地獄を見ることに。
前の日に丘の上から見た街の景色が素晴らしく、肉眼で確認できるだけでもかなりの数のトレイルが確認できました。
何本ものトレイルが雲に隠れたあの山の頂へ伸びている。
こんなトレイルを見てウズウズが止まらないのは他のトレイルランナーも同じ、はず。
ということでオアハカ最終日、あの山へ行こうと思ったのですが、朝食後から何かお腹の様子がおかしい…
食べてから3時間以上経ってもお腹が張ってまったく消化している感じが、ない。
山の中腹まで行ったとき、体調がベストだったらあと2時間もかからず山頂まで行ける距離でしたが、気持ち悪さで引き返すことに。
行きたかった山頂がこの日ははっきり見えていた。
急に現れたロバ?の親子。
街の公園のベンチで休んでいましたが、気持ち悪さは酷くなるばかり。
「吐いたら楽になるかなー」なんて思っていると本当に吐き気が襲ってきてついに…
やはり朝食べたものをまったく消化していなかったようで、大量にリバース(食前食後の方、すみません。)
宿に戻り、ガスター10を飲むも再度…
しかもこの日は夜行バスで次の街サンクリストバルに向かう予定になっており、バス移動11時間大丈夫か?とかなり不安になる。
バスではなんとか耐えたものの、結局翌日サンクリストバルでも街の路地でリバース×2回(綺麗な街に申し訳ない…)
まったく原因が不明ですが、とりあえず今はほぼ復活したので大丈夫です。
でもこういうとき日本だったら、お粥とかうどんとか、胃に優しいものがあるのになぁと、日本が恋しくなりました。
と言いつつまだまだ旅を楽しんでますけどね。
そしてなんとこの記事を書いている今、オアハカの宿で同部屋だった外国人が、サンクリで僕の泊まっている宿にチェックインしてきてびっくり!
さてそんなこんなで色々あったオアハカですが、次回はその最高のオアハカを凌ぐほどの素敵な街、サンクリストバル・デ・ラスカサスの魅力をお伝えします!
それではまた!
See you soon!!