分水嶺トレイル2019を終えて〜装備と僕のスタイル編〜

Hey guys!!

 

 

もうすぐバレンタインデーですね。バレンタインといえばバレンタイン元監督。元千葉ロッテマリーンズの監督?元バレンタイン監督?ロッテ元マリーンズ?あれ?元はどこにつけるのが正解どーも僕です。バレンタインくそくらえです。

 

前回に続き、分水嶺トレイル2019の話。

今回は装備のことと、僕の山旅に対するスタイルについて。

 

分水嶺トレイル」ではトレイルランニングの大会と違い、必携装備がかなり細かく、かつ大量に定められています。

そうなると必然的にザックの使い勝手というものが完走への大きな鍵になる訳で。

今回僕はSAYAMA WORKSの佐山さんに、世界で一つだけのザックをわざわざ作っていただきました。

それがこちら。

 

見た目もやばかっけーっす。

 

TJARでの使用を想定して作られたグレートウルトラスーパーなザックで、痒いところに手が届きすぎるディテールや、長時間背負っていても疲れにくい設計になっています。

特にショルダーパッドのクッション性が素晴らしい。

写真の通り開口部がトップだけでなく、正面から直で中のものを取り出せるようになっており、これがレース中は非常に使いやすかったです。

長いレースや過酷な行程の山旅だと、こういうちょっとした手間がかなりストレスになるのですが、そういったところまで佐山さんは自分でフィールドテストして改良されているので、実際に使用してみるとしっくりこないというようなザックあるあるも今回はなかったです。

エスト部のポケットは雨抜けと軽量化を意識してメッシュ生地にしてもらいました。

ドリンクはショルダーとウエスト部に2本ずつ、計4本携行可能で、バンジーコードで固定できるようになっているので、走ってもまったく揺れが気にならない!

使ってみて改めて良さがわかる、素晴らしいザックでした。

ちなみに大会終了後に佐山さんから連絡があり、このザックにオリジナルの名前をつけていいとのこと。

僕はこのザックを「Journey」と名付けました。

 

また前回も書いた通り、僕は今回無補給スタイルでの参加だった為、特に必携装備には入っていないガスコンロ(SOTOウィンドマスター)やカップ、インスタント麺なども持っていきました。行動食はブラックサンダー果汁グミでした。

 

前回の記事に加えここまで読んでくれた忍耐力半端ない皆さんならお分かりだと思いますが、この大会では最低でも20ℓ、装備次第では30ℓ以上のザックでないと全てのギアが入りきりません。

にも関わらず、大会中は「お前ぜってー必携品全部持ってねーだろ」と思わざるをえない選手もちらほら見かけました。

ひどい人だとPaaGo WorksのRUSH12で参加している選手も。

「え?でもちゃんと装備チェックあるんじゃないの?」と思った方も多いでしょう。

確かにスタート前に装備チェックはあるんですが、装備チェックを済ませたかどうかのチェックが実はありません。しかもスタート時は真夜中。

受付だけ済ませ、装備チェックをしないでもぬるっとスタートできてしまうんです。

この部分に関しては今後改善した方が良い気がします。

 

また、この大会では地図読み区間があることもあり、事前に試走する選手が多いようです。

確かに一度走っておくことで、気持ち的にも楽になるし、地図読み区間では圧倒的に早いスピードでクリアできるので、順位やタイムを狙いたい選手にとっては有効な手段と言えます。

でも僕は試走を絶対にしません。

なぜなら僕が山を走るようになったそもそもの理由が、僕の好きな旅と、山を走ったり歩いたりして長く移動することがとてもよく似ていたからです。

そして旅を好きな理由が、行ったことの無い場所に行き、見たことの無いものを見てみたいという思いからです。

つまり、山でも僕は行ったことの無い山へ行き、見たことの無い景色を見る方が、冒険的なワクワクを味わえるので、僕はレースやイベントでも絶対に試走はしません。

 

僕と同じ考えというとおこがましいですが、TJARのカメラマンとしてもおなじみの駒井さんや、「フリーソロ」でおなじみのAlex Honoldも、同じようなことを言っています。

もちろん大きな目標を達成する為には、最大限の準備が必要になりますし、万全の準備をすることが一流のスポーツマンであることは否定しません。

ただやっぱり、自分の可能性を引き上げる、あるいは限界を突破するような冒険をしたい時には、未知の部分が無いと面白く無いと思っています。

 

というわけで写真もなく内容もかなり真面目な回になってしまいましたが、次回は楽しく読んでもらえそうな台湾レースのお話!

なんならそれが書きたいが為にブログを再開したようなもんですからね。

レースのことはもちろん、旅行として行く台湾の魅力も綴っていきたいと思います。

 

それではまた!

See you soon!!