分水嶺トレイル2019を終えて〜大会編〜
Hey guys!!
怒涛の更新ラッシュと言っておきながらだいぶ間があいてしまいましたFUCK!!
そしてタイトルは終わった直後みたいな雰囲気ですが、もう分水嶺トレイル2019が終わってから半年も経っております。その為いささか記憶にバグが生じている可能性もありますが、ごめんあそばどーも僕です。
怒涛のブログ更新ラッシュ2020第2弾は、東京の青梅から山梨の清里まで、日本の中央分水嶺を縦走する「分水嶺トレイル」の話。
前編はレースのこと、後編は装備やその他諸々の話をだらだらと綴っていきますYeah!!
山に興味がない人にとってはクソほどつまらない記事になるのでYouTubeでキングヌーの白目でも見ててください。白日。
さて、「分水嶺トレイル」はいわゆるトレイルランニングレースではなく、テントやロープ、地図、コンパスなどを持って自分の力のみでゴールを目指す山岳縦走イベント。
そこそこやばいレースのため、エントリーは書類選考があります。
120kmのコースと80kmのコースがあり、僕は120kmの方にエントリーして無事合格。
累積標高は12,000m。
コースマーキングやエイドステーションなどは一切なく、途中の山小屋でのみお金を支払って飲食物を補給することが認められています。
僕はそれじゃつまらないので無補給スタイルで食べ物は全て最初から自分で背負っていき、水だけを途中で補給していきました。
残念ながら大会中はほぼ雨が降っており、写真がほとんどないことをご了承くださいWaoh!!
雑なコース表。チェックポイントは通らなければいけない。充電63%。
スタートは金曜の夜12時。
当然僕は金曜1日仕事をしてそのまま青梅駅へ。
制限時間63時間の長い旅が始まります。
スタート直後は林道のようなところをひたすら走る走る俺たち、流れる汗もそのままに。
そんな爆風スランプな状況ですが、僕の脳内BGMはなぜかElliott YaminのWait for youがエンドレス。超しっとり系。
この辺りはまだ走れるところが多く、深夜1時を回っているというのに全身から汗が吹き出ます。ブワッ。
初日の朝ぐらいまでは雨もほとんど降っていなかったのですが、お昼前ぐらいから本格的に降り出した雨はその後もほぼ降りっぱなし。
10回目の開催となった分水嶺トレイルの歴史の中で、3日間雨が降り続けたのはこの年が初めてだったそうです。ラッキーじゃん?
最初の大きな山である雲取山までとにかく長く感じ、若干呪いの言葉を口ずさみながらも問題なく進んでいきました。
問題が出てきたのは将監小屋から雁峠のあたり(確か)。
眠気メーターがMAX振り切ってて、ついに幻覚・幻聴を初体験。
倒れた木の切り株?は全て人がしゃがんでいるように見え、常に熊鈴の音が聞こえるメダパニ状態。
挙句の果てには岩に付いている白い苔?みたいな模様が、コックコートを着た陳建一に見え、「今は中華の気分じゃねぇんだってばよ」と陳建一(岩)に向かってナルト風のツッコミを入れていました。
歩いていても10m進んでは立ったまま意識を失い、ほんの数秒の寝落ちの間に夢をみてはまた10m歩いて…の繰り返し。
天気がよければその辺に倒れ込んで仮眠を取ることもできたのでしょうが、本降りの雨の中では横になったり座ることもできず。
にも関わらず、思考能力が完全に猿以下になっていた為、細い倒木の下に潜り込んで寝ようとする始末。
当然そんなところじゃ雨も凌げないし寝ることもできないし、後ろから人が来れば死体だと思われるのですぐに起き上がりまたゾンビ化。
そんなやばい状態でしたが、これまでも暴風雨のアルプスを奇声をあげながらハイクしたり、標高4,000m以上の場所で何度も一人キャンプをしたりという経験もあり、リタイヤは一度も考えませんでした。
ちなみにこの年は過去最低の完走率だったようです。
そんなバイオハザード的な時間帯も何とか乗り越え、舞台は後半へ。
本来ならここから山の登り下りが大きくなるので辛いところなのかもしれませんが、僕は甲武信ヶ岳や金峰山など、景色がどんどん変わっていく山をひたすらに楽しむことができました。
終盤には道が地図に載っていない場所を、地形図とコンパスでクリアしなければいけない区間もありましたが、アドベンチャー感覚でそこも楽しく突破。
途中笑っちゃうぐらい急な崖みたいな箇所があって、実際笑っちゃいましたけど。草。
2日目の夜は金峰山の富士見平小屋で2時間弱の仮眠をとり、ラストスパート。
もうこの辺りにくるとゴールを確信し、残りの距離を早く消化した思いでぶっ飛ばしまくってました。
おかげでゴール数km手前で見事にロストしましたけど。草。
ゴールでは大会側から、コーラかビールどちらか1本プレゼントがあり、迷わずビールを選択しその場で一気飲み。てかどっちもくれよと思いましたが、水以外無補給でここまでやってきた僕にとってはこのビールがドンペリぐらい美味かったです。ドンペリ飲んだことないけど。
ゴール後は清里駅から電車を乗り継いで甲府駅まで帰り、今回の旅は幕を閉じました。
また出たいかと言われれば別に出たくはありませんが、実はこの分水嶺トレイルは個人の部とチームの部があり、チームの部で80kmのコースを途中補給しまくりで行くんだったらまた出てみたいかなと。
そしたらまた違ったものも見えるだろうし、天気も今回よりはきっと良いはずだし。
てな訳で分水嶺トレイルチーム80kmに出たいけどメンバーが揃っていないという方がいたら、お誘いお待ちしてます。
次回は今回僕が使用したSpecialなザックのことや、僕の考え方について。
多分すぐに更新するはず!
それではまた!
See you soon!!