旅ブログ〜チリ編⑤(パタゴニア編)〜
Hey guys!!
先日、福岡・長崎に行ってきました。つーか博多と壱岐島だけだけど。
中南米で20時間以上のバス移動がザラにあったため、日本の快適なバスで15時間ぐらい超余裕、と思って今回も夜行バスで行ったのですが…
思ったより快適じゃなかったぁー!どーも僕です。
中南米では長距離バス文化が発達しているせいか、あるいは日本人が向こうの人よりスリムだからか、座席は中南米のそれよりも狭く、リクライニングも飛行機よりは倒れるけど…ってぐらいのレベルしか倒れず、それでいて料金は中南米の倍以上するんだからやってらんないっすよね。
はい、パタゴニア編2回目、パイネサーキットハイキングの続きです。
先日あしラボの小野寺先生に「後ろ足が残りすぎてる」と注意されたフォーム。
4日目まで強風に煽られながらも毎日山にかかる虹を見ながらの絶景ハイキング。
天気は上々。気分も上々。人生は上々だ。
パイネサーキットでもっともハードな峠越えのあるこの日は、なんと途中トレイルにテントが落ちているのを発見。
テントと言ってももちろん収納してあるやつですけどね。
トレイルのど真ん中に落ちていたので、間違いなく誰かが落として気づかずに行ってしまったと判断し、約1kgのテントを手に、持ち主に出会うまで持ち運ぶことに笑
その後5組以上のハイカーを追い越したけど、みんな自分のものではないと言う。
てかみんな落ちてるの見て見ぬフリしてきたのね。
そしてようやく持ち主と出会うことができ無事にテントを渡しました。
持ち主は「Unbelievable!!」って言ってたけど、テント落とすって不用心すぎるだろ。
この森の中のトレイルでテントを発見。奥に見える峠を越す直前まで手に持ったまま歩いた。
いたるところで名前もついていない氷河が見られる。
ハードな峠越えと言っても日本のアルプスのような急峻な山に慣れている人なら楽勝レベル。
ナショナルパークのゲートでもらう地図ではかなり大げさに高低図が描かれていますが…。
ところでパイネ国立公園で有名な景色は、3本の巨大な石柱のような山がそびえるTorres del Paineと、パイネサーキットの中心部の山をまとめて全部見たような景色のLos Cuernosですが、実は僕の中で一番エモかったのはこの日のPaso峠を越えた瞬間。
写真では伝わりにくいけど、目の前に岩ばかり見えていた急登を登って行くと、だんだんと向こうに見えてくる雪山、と、虹、と、巨大な氷河。
「なんだ、ただの天国か」と思いましたです。
エモい。この時は目の前の景色が全て輝きを放っていた。
下の白い部分は全て超広大な氷河。個人的には有名なペリトモレノ氷河よりこちらの方が全然良い。
氷河が崩れて水に落ちると綺麗な青色に変わる。なぜだかは知らない。
しばらくはこの巨大な氷河沿いに歩いて行きました。
実はこの旅の間ずーっと隠し持っていた「防寒テムレス」がついにここで日の目を見ました。
あ、テムレスとは作業用の防水グローブで、ホームセンターとかで1,000円以下で買えるのですが、そのコスパの良さにアウトドアスポーツで使用する人も少なくないです。
その後は次のキャンプサイトまでずーっと雨が降り続け、パイネハイキングをスタートしてから初めて特にテンションの上がらない、我慢の時間帯が続きましたが、キャンプサイトに着いた時には少しの間だけ晴れてくれました。
ちなみにこの雨でiPhoneが少し濡れ、ホームボタンが一切きかなくなりました。
コロンビアで強盗に遭った後すぐに買ったpatagoniaのレインジャケットが、どうやらMade in Chinaの粗悪品(てか偽物?)だったらしく、防水のはずのポケットまで水が染み込んでいてそのせいでiPhoneが…。
日本に帰ってきてからホームボタンだけ交換してもらい、今は完璧に治っています。
ペルーより標高は低いが、山が近いのでデカく見える。
パイネらしい白と黒のコントラスト。1時間ぐらいだけ雲が晴れてくれた。
キャンプサイトから展望ポイントへ。この後吹雪きだしたので、そそくさとテントまで撤退。
パイネサーキットのハイキング中は、とても美しい湖の湖畔を何度も歩いたのですが、とにかく風が強く、海のように波立っていて、時にはしぶきが横から吹き付けてくることも。
波打ち際がルートになっているところもあって、そんなわけないだろうと思い若干ロストした。
そしてパイネサーキットハイクの最終日前日、スタート地点からほど近いLos Torresキャンプサイトへ到着。
ここはWルートやTorres del Paineだけ行く人の拠点にもなっているので、キャンプスペースも広く、近くにはシャワー、洗濯場、売店、ホテルまである!
クッソ高いけどこれは我慢できんかった。あとポテチも。
最終日はプエルトナタレスまで戻るバスの時間があったので、それまでに帰ってこれるよう荷物はキャンプサイトへ預け、トレイルランニングでラスボスのTorres del Paineへ!
思いのほか走れるパートが多く、「パタゴニアでトレイルランニングをしている!」と思うだけでニヤけっぱなしでした。
多分周りの人から見たら、この時の僕はすっごく楽しそうに見えたか、気持ち悪い東洋人に見えたかのどちらかでしょう。
途中日本人ツアーのおじさまおばさまたちグループなんかとも遭遇しながら、最後のガレ場を登りきると有名なアレが目の前に姿を現しました。
アレに立ち向かう東洋人、の図。
若干ガスってて全てはっきりとは見えませんでしたが、一応有名なアレが見れたので良かったです。めちゃくちゃ寒かったけど。
下山時も超気持ちよく走って帰りました。
そうして夢のような7日間(約120km)のハイキングが終わり、無事プエルトナタレスの街へ。
パイネではサーキットOのハイキングともう一つやりたかったことが…。
それはカヤック!
もともとカヤック好きな僕が、憧れのパタゴニアで、氷河を横目に見ながらカヤックを漕ぐ。
最高じゃないすかー!
最高じゃぁ、ないっすかぁぁぁ!!
というわけでカヤックをした話はまた次回。
それではまた!
See you soon!!