旅ブログ〜ペルー編④〜
Hey guys!!
年が明け、新年を迎えたと言えども、別に何か特別なことをしたわけでもなく、不思議の国のアリス風に言えば、なんでもない日おめでどーも僕です。
イースター島では毎日が暑い暑いビール日和だったにも関わらず、風邪をひいていたせいで結局一回もビールを飲めず。
こうなったら日本に帰る飛行機内で腹いせに無料のワインがぶ飲みしてやります。
さてさて、ペルー編もやっと後半戦へ。
最高だったワラスを出て、首都のリマをスルーし、クスコへ向かいました。
クスコはツーリストが観光する部分と地元住民が生活している場所がはっきりと分かれていて、ツーリストエリアはとても綺麗でお洒落な雰囲気でした。野良犬は相変わらずだけど。
あとグランメルカドの近くの屋外マーケットみたいなところが、この旅史上最高に臭くてやばかったです。
さてクスコといえばマチュピチュ遺跡ですが、今回僕はインカトレイルと呼ばれる、インカ帝国時代使われていた道を3泊4日で45km歩くツアーに申し込んでいました。
今はごく一部しか歩けないインカトレイルですが、かつてはエクアドルのグアヤキルからチリのサンティアゴのあたりまで続いていた、ウルトラロングトレイルです。
ただし日本と違うのは、インカトレイルのある山は1日の入場者数が決められていて、しかもその全てをツアー会社が押さえているので、ツアー参加以外でインカトレイルを歩くことはできません。
時々ソロで歩いたという人がいるらしいですが、インカトレイルにも色々あるので、多分オリジナルではないどこかの新しいインカトレイルのことか、またはインカトレイルでもなんでもないただのトレイルを勘違いしているかのどちらかです。
フランス人の女子2人組。日本のキャラクター“ぐでたま”が大好きなNAFTA職員と、「Oh,lalah!」が口癖の2児の母。名前は発音が難し過ぎて忘れた。
どちらにしても、オリジナルのインカトレイルのハイライト部分を歩いてマチュピチュ遺跡まで行くには、かなり前もってツアーに申し込む必要があり、シーズンにもよりますが通常3ヶ月前には予約が埋まってしまう超人気のツアーです。
そして値段もそれなりに高いのですが、森の中に突如現れるインカの遺跡に出会いながら、壮大な山々を歩く旅は本当に最高なので、これからマチュピチュに行かれる方にはぜひインカトレイルツアーをお勧めします。
しかも値段が高いと言っても、3泊4日のツアー中の全ての食事(超豪華)、テントとそれを運んでくれるポーター、ガイドなど、ほとんどフルカバーで7万円〜9万円ぐらいが相場なので、日本や欧米のクソ高いツアーを考えれば格安だと思います。
毎回食べきれない量の食事が出てくる。残念ながらビールはない。
ちなみに一度取った入山許可は、キャンセルも他人への譲渡も不可なので、クスコに入ってから「キャンセル出てないかな〜」とか期待しても無理です。
我らがチームリャマパス。客が8人に対し、ポーターが14人という大所帯。ポーターのズボンはなぜかスパイダーマン柄。
今回僕が申し込んだ「Llama Path(リャマパス)」というツアー会社は、他の会社と比べて決して安くはないのですが、ポーターの教育制度や十分な賃金の支払い、子供達への教育プログラムなど、社会貢献活動を積極的に行っているということもあり、この会社に決めました。
そういう会社なので、実際ポーター達の人柄はとても良かったし、毎回の料理も申し分ない質と量だったし、はっきり言って支払った金額を遥かに超えるサービスだったと思います。
毎日豪華な食事を用意してくれたシェフのセバスチャン。チームのムードメーカーでもある。テンション高め。
さて、メンバーはというと、フランス人の幼馴染仲良し女性2人組、オーストラリア人の医者とその彼女、アメリカ人カップル、アメリカ人のファイナンシャルプランナー(FP)、そして僕の8人。
僕はアメリカ人FPのシェーンと4日間同じテントで寝ていたこともあり、けっこう仲良くなって最終日にクスコへ帰るバスの中では二人でラムコークを飲んでいました。
シェーンは割と体力のある方でしたが、他のメンバーはけっこうきつそうで、僕は余裕だったので毎日キャンプ地が近くなると、先に行って荷物を置き、しばらく辺りを走り回っていました。
雨季に入りかけている時期だったので、雲と山の組み合わせが秀逸だった。
霧の中に浮かび上がるインカの遺跡は、かつての人々の生活をイメージさせる。
マチュピチュはもはや観光地化してしまっているけど、インカトレイルの途中にある遺跡は未だに山奥感を残したまま。
Hola amigo.
ところで、ペルーに来ると地元の人も観光客も、コカの葉をよく食べています。
あのコカインのコカです。
と言っても吸ったり注射したりするようにしたのはアメリカ人で、もともとインカ帝国時代から、コカの葉はたばこやお酒と同じような嗜好品として人々はよく口にしていたそうです。
日本ではコカの葉を持っていると逮捕されますが、ペルーではどこに行ってもコカの葉やコカキャンディが売っていて、簡単に手に入ります。
効用としてはカフェインが含まれているため、頭がすっきりしたり高山病にならなかったりするらしいのですが、胃に対して若干刺激もあるため、お腹の強くない僕はあまり食していませんでした。
ちなみに、ほんとかどうか知りませんが、コカコーラのコカも、このコカと同じ意味らしく、コカコーラにも似たような効果があるとか。
確かにコーラにはカフェイン入ってるし、トレイルランナーも眠気覚ましにコーラ飲む人多いですよね。
さてさて、本来ならもう少し写真を織り交ぜたかったのですが、なぜか貼り付けようとするとエラーになってしまう写真が多く、文章多めのブログになってしまいました。
次回はいよいよマチュピチュ遺跡へ。
それではまた!
See you soon!!