旅ブログ〜ペルー編③〜
Hey guys!!
11月の初旬にガラパゴスから日本へ送ったハガキが未だに届いていないらしく、海外の郵便局に不信感を抱かずにはいられなどーも僕です。
キューバのときは「日本に届くまで半年かかった」という話も聞いていたので覚悟はしてましたが、ガラパゴスは通常8日〜12日で着くと聞いていたので、高い送料を払って日本に届かないと思うと郵便窓口にいた姉ちゃんに腹が立ってきます。
さて、ペルー編第3弾になってもまだマチュピチュは登場しません。
まだワラスのことです。ワラス最高。
とは言いながらもいい加減マチュピチュやウユニのことも早く書きたいので、今回はワラス完結編として色々ぶっこみます。そして色々はしょります。
ちなみに上の写真の方々も含め、登場人物について説明し出すとキリがないので、みんな超凄い人達とだけ言っておきます(いきなりはしょり過ぎ)
まずは宿で知り合った日本人家族と山に行った話。
ネタの宝庫らんぼうさん、いつも穏やかなマイさん、2人の息子あいき君と。
色々あって宿で仲良くなった日本人の家族と一緒に標高4,450mの湖に行こうという話になり(だからはしょり過ぎだって)、1泊2日のキャンプをしに行くことに。
序盤、馬、牛、豚、ロバ、羊、犬を引き連れた、ブレーメンの音楽隊と遭遇し、楽しい雰囲気で田舎道をトレッキング、徐々に標高を上げていく。
が、数日前まで高山病でこの日もバックパックとあいき君を背負ったらんぼうさん、山どころか普段からあまり運動をしていないというマイさんはかなり辛そう。
その上天気も下り坂で、残念ながらマイさんとあいき君は途中下山し、僕とらんぼうさんで湖を目指すことに。
湖の下のキャンプ地目前、激しい雷鳴と共に降り出した雹が体を打ちつける。
すぐ近くで稲妻が落ちる音を聞きながら、滝の下の川へ水を汲みに行ったときは気が気じゃなかった。
翌朝起きると僕のテントが凍っていた。
フライシートの内側も凍っていて、前室を開けるときに薄い氷がパラパラとテント内に落ちてきた。
この日の朝は天気が良かったので、びしょびしょのテントを乾かし、のんびりとパッキングしてから、いよいよ滝の上の湖へ。
滝の横を登るとすぐにマップ上でトレイルの終着点になっている場所に着き、2人で湖を眺める。
ほーう…
しかしふと右を見ると、なんとなく大きな岩をよじ登れば岩の向こうへ行けそう。
というわけで2人でよじよじ登って向こう側へ行ってみるとそこには…
絶景あざーす!!
あだーす!!
水温は思ったよりも低くなく、泳いじゃおうか本気で悩みましたが結局やめました。
こんな良い絶景ポイントがなぜ地図に載っていないのか、この湖へ行くツアーをなぜワラスの街で販売していないのか、色々と大人の事情があるのでしょうが、とにかくここに来れて良かったです。
帰りは下るだけなので余裕の表情のらんぼうさん。
宿に戻り、昨日から無性に食べたかったカルボナーラを作ってみんなで食べました。
マイさんが日本から持ってきたという味噌で作ってくれたあら汁超絶美味かった。
翌日、地図で気になるトレイルがあったので、一人で日帰りトレイルラントリップへ。
前日行ったラグーナチュルップよりさらにマイナーで、行きも帰りも地元の牛飼い以外誰とも会わなかった。
ワラスで購入したNewシューズ「adidas GALAXY TRAIL」のテストも兼ねて。
超綺麗な川と藻。
この旅で動物の授乳の可愛さに目覚めた。
生と死。どちらも生き物には欠かせない。
一人占め。
途中、道を教えてくれた牛飼いのおばちゃんと少し会話をしたのだけれど、そのおばちゃんが着ていた民族衣装は今まで見たどの衣装よりも美しく鮮やかだった。
残念ながら写真はない。
僕は以前から、心から感動するような景色に出会ったときや、ずっと記憶に留めておきたい素敵な人と出会ったとき、写真が撮れなくなってしまう。
景色に関しては画面越しに見ている時間がもったいないという理由が一番で、人に関しては、なんとなく相手にカメラやケータイを向けることに後ろめたさを感じてしまうのだ。
実際、写真を撮られると魂を抜かれると信じている民族もいて、カメラを向けるととても怒る人たちもいる。
そんなわけで、僕が旅で出会った景色や人で、本当に感動したものは写真に残っていない。
さて話を戻して久々のトレランを楽しんだ翌日、今度はワラスの近くのカルワスという街で大規模な日曜市が開かれるという噂を聞き、一人で行ってみることに。
小さな街には似つかわしくないほど大規模に露店が立ち並び、色々食べ歩いたりしてかなり楽しんだ。
帽子にさらに布を巻いて日除けにしている。前日山であったおばちゃんもこのスタイルだった。
市場の中で食べた4ソル(約140円)のセビーチェ。一番下に茹でたポテト、その上にチョクロ(大豆)、チョチョ(とうもろこし)、魚のセビーチェ、パスタ。すげーボリュームの割に皿が小さい。
色鮮やかなスカート。これをおばちゃんが履く。いつかこの民族衣装も姿を消してしまうのだろうか。
バカデカいかぼちゃ。
中南米でよく見かける果物。安くて美味しい。黄桃みたいな味で皮ごと食べられる。
結局ワラスには2週間以上滞在しましたが、毎日とても充実した日々を送っていました。
実を言うとこの旅に出る前に南米で行くと決めていたのは、イースター島とパタゴニア、そしてこのワラスだけでした。
山を中心に旅をしている僕にとって、アメリカのJMT、パタゴニア、そしてこのワスカラン国立公園はまさに楽園とも言える場所。
その上ペルーは物価も格段に安く、2週間いてもまだまだ足りないぐらいでした。
今のところ、南米で最も感動したのはガラパゴスでもマチュピチュでもウユニでもなく、ワスカラン国立公園でキャンプした日々です。
これからペルーを訪れる旅人は、ぜひ現地ツアーでも良いのでワスカラン国立公園を歩いてみてください。
ワラスで滞在していた宿から見たブランカ山群。
さてさて、次回の投稿はイースター島から。
マチュピチュ観光の拠点、クスコの街のこと、そしてマチュピチュ観光をする際の注意点など。
実際にマチュピチュに行った記事は次次回になります。
ペルー編はあと3回、合計6回になる予定です!
世間はクリスマスシーズン真っ只中ですが、僕は暑い暑い南米メンドーサで毎日走ってます。
すっかりランナーからハイカーになってしまってやばいです。
キロ5分30秒でも10km走ったらクタクタ。
でも久しぶりに野良犬に追いかけられることなく走れて気持ち良いです。
それではまた!
See you soon!!