旅ブログ〜コロンビア編②〜

Hey guys!!

 

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コロンビアで長距離バスに乗った際、バスの中でディズニー映画のモアナと、鏡の国のアリスを初めて見たのですが(もちろんスペイン語)モアナの主題歌はその後、日本語版も英語版も聴きましたがスペイン語版(厳密にはLatin Spanish)がダントツで良い気がしますね。

声もちゃんとモアナの年齢にあってるし、ぜひ皆さんも聴いてみてください。

あとアリスのエンディングで流れる、PINKのJust Like Fireという曲もめちゃくちゃ格好良どーも僕です。

日本の皆さんからすれば今さら何言ってんだよって感じですよね。お察しします。

 

さてさて前回のメデジンから、南米一発目の山に登るため、ペレイラという超マイナーな街に移動しました。

山に登ると言っても情報が全くなく、登れるのかどうかも分からないまま突撃しましたが、運良くペレイラで泊まった宿を管理している兄ちゃんが山好きな人で、僕が登ろうとしていた山にも登ったことがあるとのことでした。

ただ、一番登りたかったネバドデルルイスという山は、火山活動が活発で、現在はトレイル閉鎖中とのこと。

話を聞くと、約30年前にその火山が噴火し、約25,000人が亡くなり街が一つ消滅するという、ここ100年間では世界最悪の火山災害があったそうです。

そんなわけで僕の照準はネバドデルトリマという5,215mの山に。

 

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ネバドデルトリマ

 

「何か危険な動物とかいる?」

アメリカでは熊の恐怖に怯えながらキャンプをしていたので、一応聞くと、

「熊とプーマがいるけど人間を襲うことはないから大丈夫。」

という返事が返ってきました。

…。

襲わないって、根拠は?

 

宿から「チバ」と呼ばれるバスに乗り、ジャングルの中をノロノロ走ること2時間、お昼頃に登山口に到着し、そこから登山スタート。

 

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天井は木で窓は柵のみ。遊園地のアトラクションみたいなかわいいバス。デカいけど。

 

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しかしこの山、観光客にはほんとに知られてないらしく、ガイドをつける必要もなければ入山料もない、もちろん山小屋や避難小屋のような場所も一切ないというストロングスタイル。

2泊3日のトレイルトリップの間、出会ったハイカーはまさかのゼロ!

3日間歩いていて1人のハイカーとも会わない山なんて初めてでした。

僕が行った時期が雨季だったこともあるかもしれませんが。

 

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前半は鬱蒼としたジャングルトレイル。

 

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変なバッタ。

 

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ナナフシ

 

僕が歩いている間も天気は基本的に悪く、冷たい雨に打たれることもしばしば。

おまけに地図アプリの道も所々間違っており、1日目は15kmぐらいしか進むことができませんでした。

地図が間違ってるもんだから途中牛飼いの敷地に迷い込んだり、そこのおじちゃんにチーズと謎のホットドリンクをごちそうになったりしちゃいました。

 

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鬱蒼とし過ぎトレイル。

 

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おじさん良い人だったけど声が超デカかった。

 

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牛みたいな豚。

 

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初日のキャンプ地。朝結露がすごかった。

 

しかしほんとうに辛かったのは2日目、この日も天気は悪く、標高3,500〜4,000mぐらいのトレイルを、何度もロストしながらひたすら歩き続けました。

さらに悪いことには、宿の兄ちゃんからは水はどこでも手に入ると聞いていたのに、思っていたほど川がなく、あってもかなり濁っていてフィルターを使っても飲むのを躊躇うほどでした。

さらにさらにダメ押しで、気温のせいなのか何なのか、ケータイの電源が入らなくなる(=マップが見られない)始末。

食料はまだ残っていましたが、正直誰もいない山で地図もなしに彷徨いながら進むのは自殺行為(しかも標高約4,000m)

加えてこの日歩いた道は素晴らしいトレイルで、先に進むよりもその近辺でトレランを楽しむという誘惑に勝つことはできませんでした。

というわけで2日目は早々にキャンプ地を決め、絶景の中、軽〜くトレランを楽しみ、その後はゆっくり体を休め、最終日に一気に来た道を戻ることにしました。

 

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ブルーベリーみたいだけど食べても美味しくなかった。

 

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黄色っぽく見えるのは川に藻が張っている部分。

 

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急斜面を登っている途中。素晴らしい眺め。

 

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ここにいるのは自分一人という優越感。

 

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ほんとにいるみたいです。

 

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面白い植物。世界でも数ヶ所にしか生息していないらしい。

 

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うさぎ?でも耳が短い。 

 

この日の夜、寝ている間やたら寒いな〜と思っていたのですが、それもそのはずかなり気温が下がっていたようで、朝起きるとテントがパッキパキに凍っていました。

この時ほどダブルウォールテントを持ってきて良かったと思ったことはないですね。

一面雪景色のJMTを歩いた時ですら、テントが凍るなんてことはなかったですから。

 

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4,000mでこんなに寒かったら、ペルーの山なんて…

 

そんなわけで起きた後もしばらくめちゃくちゃ寒かったので、日が昇って気温が上がってきてから下山することに。

3日目、下山するこの日も、最初こそ晴れたものの、やはり途中からは雨。

でも晴れてる間は昨日見れなかった素晴らしい景色を堪能できました。

 

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写真では分からないが、奥には滝も見えた。

 

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天空のトレイル。奥に見える雪をかぶっている山はネバドサンタイザベラ。

 

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来て良かった。

 

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山と山の間に滝。

 

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橋とは言えない木を渡る。固定されてないのでめっちゃ動く。

 

一発目のアンデスアタックは敗退しましたが、まぁそもそも僕は登山家でもないし、ピークハントを目的としてるわけでもないので、これはこれで楽しい山行となりました。

ところで、トレッキングの途中、「こんなところでどうやって生活してんの!?」みたいなところで牛飼いの人々が生活しているのを目の当たりにし、正直とても格好いいと思いました。

 

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スケールがデカ過ぎる。

 

ブログ書いて広告収入得てるような人を否定するつもりはないけど、やっぱり僕は命や人と向き合って、汗水垂らして得たお金で生きたい人間なので、それの究極とも言えるような生活をしている人を実際に見て、自分もこんな風に格好よく生きたいなと思いました。 

いやーほんとこの山行って良かった。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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