最後の週末、やっぱり山が好き。
セブでの語学学校生活も残すところあと3日というところで、15年ぐらい使っている電子辞書がついにお逝きになられたどーも僕です。
すでにネットでスペイン語機能搭載の電子辞書を注文済み。今頃は実家に届いているはず。
先週末はセブでの最後の週末でした。
最後ということで、セブでどうしても行っておきたかった、一応セブ最高峰のオスメナピーク(Osmena Peak)に行ってきました。
「一応」をつけた理由は、標高が確か1000mぐらいで全然高くないのと、登山口までバイタクで行ってそこから通常30分ぐらいでサクッと登れちゃう山だからです。
ルートを細かく説明しますと、
僕の滞在しているCebu Cityからバスで約3時間、ダラゲテ(Dalaguete)という街で降ります。
バス停とかは特にないので、乗務員の人に、「ダラゲテに着いたら教えて!」と言っておきます。ちなみにバスは乗車率120%な上に、僕の両隣の人が食べてたクラッカーのカスが僕の足の上にふりかかってきてました。ちなみにちなみに僕が今回乗ったバスはエアコンなしです。
行きのバスは106ペソ(230円ぐらい)。こっちのバスは乗ってからしばらくすると乗務員が料金を回収に来る形式です。1000ペソで払ったら舌打ちされた上に、お釣りは890ペソで4ペソはチップとして回収されたようです。
この現象は以前に近所のスーパーでも経験済みだったので、特に文句も言わずスルー。
無事にダラゲテで降りると、早速バイタクのおっちゃんらが「オスメナピーク?」と声をかけてきます。
本来ならここで値段の交渉に入るところですが、たまたまマニラから旅行にきていたフィリピン人大学生の男の子と同乗することになったので、最安値の一人100ペソで乗ることができました。
オスメナピーク登山口まではバイタクで約30分。
125ccぐらいのバイクに男3人乗りは初体験でしたが、なかなか快適でした。
東南アジアあるある。バイクの3ケツ4ケツは当たり前。
普通の観光客はオスメナピークに登った後またダラゲテの街まで戻るので、バイタクのおっちゃんに登山口で待っててもらうのですが、実は今回僕にはあるプランがありました。
オスメナピークから西に約10km、セブでも有数の観光スポット「カワサンフォール(Kasasan Falls)まで繋がるトレイルがあるという情報をネットで探り当て、トラバースルートをトレランしちゃおうという魂胆です。
オスメナピーク山頂までは、バイタクで仲良くなったAlex君と一緒に登りました。
写真は笑顔ですがAlex君は汗だくでヒーヒー言いながら登ってました。
山頂からは西海岸のビーチリゾート「モアルボアル」も見渡せる絶景。
周囲の山の形もご覧の通り変わった風景で、低山の割にはなかなか「山感」が出てます。
しっかり自撮り棒持参のAlex。
ここでAlex君に別れを告げ、僕は一人トラバースルートへ。
他にこのルートを行く人は誰もおらず、景色独り占めですフゥーイェー!
ちなみにオスメナピークで少し喋った他のフィリピン人観光客に、「これからカワサンフォールまで走るんだもんね」と言ったら、「Are you crazy?」と言われました。
このあたりは高原野菜が有名らしい。のどかなキャベツ畑の中も通る。
明らかにやりすぎなぐらい積み上げられたキャベツ。
これを背負って歩いている農家さんがいて心から尊敬します。
だんだんと雰囲気が出てくる山間のトレイル。アップダウンは少ない。
とうもろこし畑の中も通る。こんなトラバースルート日本じゃまずないでしょう(笑)
今のところ山では100%の確率で遭遇している牛。人の気配はない。
野生のパパイヤを横目にジャングルトレイル。
何度かわかりづらい分岐があったけど、少し進んだところに農家さんとかがいて正しいルートを聞けたので、そこまで大きなロストは今回ありませんでした。
途中農家の子供達がニコニコしながらこっちをずっと見てて可愛かったなー。
最後の方は大きめの林道に出て灼熱ながらも快適にラン。
写真に写っている地元の若者に「今からどこ行くの?」と聞いたら「カワサンだよ」という答えが返ってきたので、目的地までもう近いことが分かりほっと胸を撫で下ろす。
また少し森の中のトレイルを走った後、急に現れた滝壺プール!
日曜ということもあって、地元の人でかなり賑わってたけど、暑い中走ってきた体を冷やしてくれる川の水は最高でした。
子供がアクロバティックジャンプしてたので、「写真撮るからもう1回やって」というジェスチャーをすると、快く飛んでくれました(笑)
サービス精神旺盛なローカル少年。ナイスジャンプ!
この辺りはこういう滝壺が徒歩5分感覚ぐらいで4つぐらいあり、真ん中の滝壺では高い位置からの度胸試しジャンピングが行われていました。
地元のおっちゃんが一人ビビって全然飛べなくて可愛かった(笑)
ひとしきり滝と川を堪能したら、帰りの算段です。
やはりここでもバス停とかないので、いつ来るかもわからないバスを道路傍で待つことになります。
で、来たら手を挙げて乗りたい意志を示してバスを止める、というシステム。
幸い今回は30分もしないぐらいでセブ行きのバスが来たので、無事に帰路に着くことができました。
帰りは4時間以上バスに揺られ、学校の夕食に間に合わなかったこともあり、晩御飯は何度も通った近所のローカル食堂へ。
本当にもう常連化してたので、席に着くなり店の姉ちゃんが「アドボでしょ」みたいな感じでメニューを先読み(笑)
今日はおそらく最後の来店になるので、ちょっと奮発して65ペソのバッチョイという、ベトナムのフォーみたいなヌードルを追加。
アドボシログは安定の旨さ。豚の角煮みたいな感じ。バッチョイの麺はにゅう麺みたいな感じ。美味しい。
心身ともにお腹いっぱいで、充実した1日となりました。
さぁ語学学校も残りあと2日!
今週は英語の勉強に加え、日本帰国後にやることのリストアップ、John Muir Trailでの食料補給計画やアメリカ国内の移動スケジュールの調整、メキシコ以降の滞在都市の選定と移動手段のリサーチなど、なかなかやること盛りだくさんで頑張っております。
しかも金曜日は卒業式もあり、卒業スピーチを英語をしなければならないのにまだ全く作ってないっていうね!
フィリピン滞在中にもう1回ぐらいはブログ更新すると思うので、お楽しみに。
それではまた!
See you soon!!