「絶景」の裏側を考える。【「旅の楽しみとは?」編】

Hey guys!!

 

最近Wi-Fi環境が悪いのと、結局今回のブログでは何の答えも出ないという2つの理由から、前回のブログの続きを書くのが思っていたより遅くなってしまいました。

途中まで経済格差や社会問題について真面目に書いていたのですが、かなり長く、そして退屈なブログになりそうだったので、それらについては今回は書くことをやめます。

自分ノートにメモはしてあるので、いずれ機会があればどこかで書くかも、です。

今回は自分の価値観についての話。

 

ど頭からすごいこと言いますが、今回マラパスクアという小さな小さな島に行った率直な感想。

 

「つまんねぇ•••。」

 

Facebookに投稿した通り、いわゆる「一生に一度は見たい絶景」というやつなんですが、なんだろう、鳥肌が立つような、魂が震えるような、わくわくだったり感動だったり衝撃だったりが一切ないんですね。

んでそれはなぜかを考えていたんですが、いくつか考えられる理由の一つとして、やはり今までも思っていた通り、僕の中での旅の最大の楽しみは「人」にあるということ。

どんな綺麗な景色よりも、どんな歴史ある遺跡よりも、どんな美味しい食べ物よりも、旅を印象付けるのは人との出会いや関わり、あるいはそこに住む人たちの独自の生活をほんのわずかでも覗き見ること。

その点で、今回見たのは、世界中どこに行っても目にする、カメラや自撮り棒を持った無数の観光客と、その観光客から少しでも金を取ろうという、おそらくはかつての平和さを失ってしまった現地の人々。

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ここに来た日本人は、帰ってから周りの人たちにきっと言うだろう。

「フィリピンはこんなところだったよ!」

「(写真を見せながら)この海の色、やばくない!?」

 

彼らがフィリピンの何を知っているだろう?

彼らのカメラに写っていないところに何があるのか、誰がどんな生活をしているのか、日本とフィリピンの間にどんな歴史があるのか、彼らはきっと知らないだろう。

10年後にこの島がどうなっているか、ここに住む人がどうなっているか、あるいは普段自分たちが何気なく買っているバナナの値段と、フィリピンの人々の生活がどう関わっているか、彼らは気にも止めないだろう。
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まただんだんと真面目な話になってきたので一旦戻します。

つまり、つまらなかった理由の一つは興味の沸く「人」と出会えなかったこと。

あるいは興味深い生活が見れなかったこと。

 

理由2つ目。

これはとても単純な理由で、同じぐらい、いやそれ以上の綺麗な海をすでに沖縄で見てしまっていたこと。

しかも沖縄で見たときは観光客ほぼゼロ。

観光客向けの店もないような島。

金儲けなんかに全く興味のない現地の人による、個人ツアー。

自分の力でカヤックを漕いで、穏やかな海を滑って行く感覚。

みんなグアムとかサイパンとか行ってる場合じゃないよ。

すごいよ、沖縄の島。

「ちゅらねしあ」の八幡 暁さんのFacebookとか見てると、その綺麗さがよく分かりますよね。

 

海外に行くたびに毎回思うけど、日本て本当にすごい国だと思う。

アルプスの山々、新城(あらぐすく)の海、屋久島の森、北海道の大自然、どこに行っても美味しい料理、果物、水、親切な人々、世界一とも言える治安、時刻表通りの電車、はるか昔からの伝統、歴史的神社仏閣、最先端のテクノロジー、世界に誇る職人の技術、四季折々の変化・・・。

挙げだしたらキリがないけど、本当に日本は恵まれているなぁと。

来年日本に帰ったあとは、国内のまだ行っていない場所にもっと行ってみようと思う。

 

理由3つ目。

なんの辛さもなかったこと。

なんですかね、別にM気質ではないんですけど、やっぱり男だからかな。

ちょっとぐらい危険だったりトラブルが起こったり失敗やらかしたりっていうことがあった方が面白いんですよね。旅って。

その方が記憶に残るし、あとは最初の「人」とも繋がるんだけど、困った時に助けてもらった人のことってすごい覚えてるし、逆にその困ったことがあったおかげでその人と出会えたんだなって思えるから、やっぱりそういうスリルだったりハプニングが欲しくなっちゃうんですよね。これは完全に贅沢病なんだけど。

特に日本て、みんなボケちゃうぐらい平和な国だから、たまにそういう野生の本能的な感覚を取り戻さないと、いざ本当に大変な目にあった時に何もできなくなっちゃう気がする。

だから僕は、事前にしっかり綺麗なホテルを予約して、行きたい場所チェックして、当日も予定通り動いて、っていう旅行の仕方に全く興味が沸かないんです。

そういうのはもっともっと年をとってからでもできるしね。

 

というわけで、他の人たちがどう思うかは別として、自分の場合は「絶景」だからって感動するわけではないんだなということがわかっただけでも、今回の旅は少しは収穫があったと思います。

 

収穫といえば、同じ学校で勉強している仲間で、僕と同じように卒業後に長い旅に出るA君と最近よく話すんですが、彼もやはり僕と同じことを言ってました。

なんかセブ島はもうそこまで面白くない的な。

伊豆にいた頃とかは僕は結構周りから、異端児的な扱いを受けていたんですが、久しぶりに同じような感覚の持ち主に出会えて少し嬉しかったです。

なのでとりあえず彼にトレランをゴリ推ししておきました(笑)

 

あー書くのに時間かかったー。

僕のブログを読んで何かしらのものを感じてくれたら嬉しいです。

と同時に、何かしらのリアクションをいただけるとブログ書くモチベーションになります。

ちなみに僕の大好きな福島舞ちゃんがブログ見てくれてるらしく、めっちゃモチベーション上がりました。舞ちゃんまぢ天使。

 

セブ島生活も気づけばあと3週間!

それではまた!

 

See you soon!!