旅ブログ〜チリ編③〜

Hey guys!!

 

昨年6月にアメリカから始まった、僕にとって初めての長期海外旅行ですが、先日しれっと8ヶ月ぶりに帰国しまどーも僕です。
帰国して初めて口にしたものは、駅のホームの立ち食いそば。
泣くかと思うぐらい美味かったばい。

つーわけでやっとパソコンでブログが書けるので超楽。

今までiPhone6で書いてましたからね。貧弱Wi-Fiで。

 

 

はい、プコン編です。

と、その前に、実はイースター島に行く前に、チリの首都サンティアゴでスペ語学校仲間のSのぶ姉さんと再会を果たしていたのでその話から。

 

アルゼンチンのメンドーサから、クリスマスの日にサンティアゴへ戻った僕は、街があまりにも閑散としてほとんどの店が閉まっていることに愕然としました。

聞けば海外では割と普通とのこと。

クリスマスはみんな仕事休んで家族でまったり、まぁ日本はキリスト教じゃないので別に見習う必要はないと思いますが、正月三が日、あるいは大晦日と元旦ぐらいこんな感じで休みましょうよと言いたい。そして言った。

 

翌日、どっかから(どこか忘れた)サンティアゴに来るというSのぶ姉さんと待ち合わせをし、サンティアゴメルカドセントラルでちょっと豪勢なランチを食べることに。

これがねぇ、う、う、うん、うんめぇ〜のなんのって!

海外で魚が美味いなんてこれまでの旅ならあり得ないことだったので、勢いで白ワインのボトルを3本も空けてしまいました。

 

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バリバリ関西弁のSのぶ姉さん。ワインの前にはもちろんビールも。

 

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場違い感満載の髭野郎。

 

そして昼間から酔っ払って街を徘徊&噴水で遊ぶ始末。

そんなこんなでSのぶ姉さんと互いの健闘を、否、良き旅を願って別れたのでした。

それがイースターに行く前の話。

 

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イースターからサンティアゴに戻った日、そのまま夜行バスでプコンへ。

イースターサンティアゴが半袖短パンで過ごせるぐらい暑かったので、プコンへ早朝着いた途端に寒さにびっくり。

ダウンがいる程の寒さでした。

 

おしゃれリゾート、プコンの街。富士山みたいなビジャリカ火山。

 

この後プコン初日色々あったのですがそれはすっ飛ばして、翌日Mさる君(分からない人はボリビア編②のブログ参照)がプコンに来ると言うので連絡を取ろうとしたのですが、あいにくお互いWi-Fiが使えるタイミングが合わず、僕は一か八かでツーリストインフォメーションの近くのカフェでMさる君が通るのを待つことに。

すると、通った。さすが我ら。

 

再会後間もなく、僕がその日から行こうと思っていたトレイルトリップにMさる君も同行することに。

行程はプコンからバスでHuerqueque(ウェルケケ)国立公園へ。そして公園入口のすぐ近くにあるキャンプ場で一泊し、翌日トレッキング18km、目的地は天然温泉のあるキャンプ場で、そこに一泊した後同じ道を帰ってくるというもの。

 

 

キャンプ場は美しい湖のほとり。この森の中にテントサイトがある。気持ち良い。

 

これまでの経験上、ペルーの標高4,000m以上のトレイルですら楽勝で20km以上歩けていたので、今回も楽勝かと思っていたのですが、意外にこまめに連続するアップダウンと、時折見失うほどのか細いトレイルに思いの外苦戦しました。

でも途中の景色は最高だったけど。

 

素晴らしいフォレストトレイル。

 

チリの富士、ビジャリカ火山。

 

標高低い割になかなかのアップダウン。20kmも歩いてないのにかなりきつかった。

 

そして以前Facebookにも書いた通り、途中森の中でケータイを紛失するという悲劇が。

ケータイが無いことに気づいたとき、マジで焦りと悲しさと情けなさが一気に押し寄せてきましたが、大体落とした場所は検討がついていたので、翌日の帰り道で奇跡的に発見することに賭けて、この日は先に進みました。

正確にはその場所にすぐに戻ったのですがこの日は見つからず、また相当疲れていたため、早く目的のキャンプ場に行きたいという気持ちも少なからずあり。

そしてご存知の通り、翌日奇跡が起きたというね。雨が降らなくて本当に良かった…。

 

目的のキャンプ場に着いたとき、キャンプ場近くの山小屋にまさかのビールが売っていたときは2人で狂喜乱舞し、その場でソッコー飲みました。あれは美味かった〜。

 

そしてキャンプ場前に流れる川のすぐ横にはお目当ての露天風呂が!

 

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うおぉぉぉっ!湯気が立っている・・・!

 

正直お湯の中は苔とか浮いててあまり綺麗ではありませんでしたが、そんなのどうでもいいぐらいに最高のロケーションと湯加減でした。

この川沿いにある最高の温泉写真を是非ブログに載せたかったので、Mさる君に後日写真を送ってもらったのですが、ぶっちゃけMさる君の写真の腕はイマイチで(ごめんMさる君)、川と温泉とキャンプ場の雰囲気が伝わるものがありませんでした笑

 

とはいえきついトレッキングの後に大自然の中で露天風呂に入ってキャンプをする、最高でした。

まぁもちろん翌日またきついトレッキングが待っていたわけですが。

 

無事プコンの街へ戻り、肉とビールに飢えていた2人は少し贅沢をしてガッツリステーキと地ビールで乾杯。

 

これも最高に美味かったです。

 

プコンのキャンプ場で一泊し、南米で多くの時間を共にしたMさる君ともここでお別れ。

次は日本での再会を約束しました。

 

僕はプコンにもう一泊したのですが、出発の日、夜発のバスまでだいぶ時間があったので、街をぶらついていると何やら街が賑わっていました。

この日は土曜日だったのですが、翌日はなんとIRONMAN70.3のプコン大会が開催される日だったようです。

 

 

アイアンマンを知らない人も多いと思いますが、まぁ要はトライアスロンの世界大会で、参加する選手のレベルも参加費も、一般的なレースとはケタ違い。

僕もいつかは出てみたいと密かに思うレースの一つです。

素晴らしい自然に囲まれた街に設営されたゴールや応援席を見ると、アスリートの血が久しぶりに騒いできました。

トライアスロンでもトレランでもいいから、早くまたレースで遊びたいなー。

 

左は(湖の)ビーチ、正面には山、ゴールの奥には表彰台。このシチュエーションは・・・、アガルッ!

 

さてさて、次回からはいよいよ旅の最終章、パタゴニアシリーズが始まります。

正直旅にも飽きてきたというか若干疲れてきたタイミングだったので、最もテンションの上がるパタゴニアを最後に持ってきて本当に良かったです。

 

それではまた!

See you soon!!

 

 

旅ブログ〜チリ編②(イースター島編)〜

Hey guys!!

 

チリ最南端の街プンタアレナス を通る主要道路の名前が「RUTA DEL FIN DEL MUNDO」日本語に訳すと「世界の終わり街道」すごくないですか?この名前。

「世界の終わり」というとどうしても村上春樹の、世界の終わりとハードボイルドワンどーも僕です。

タイトルをちゃんと言うと「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。

なぜかホワイトアスパラのくだりときゅうりのサンドイッチのくだりが印象に残っておる。

 

さてお気付きの方もいるかと思いますが、この旅ブログを始めて以来、初めてタイトルに国名以外を入れました。

というのも、僕のブログは別に情報系ブログでもないので、よく見るような「〜への行き方まとめ」とか、「◯◯の安宿情報」とかいうタイトルを一切つけてこなかったのですが、さすがにチリに関しては見どころ満載過ぎて、「チリ」という5画2文字でまとめるにはあまりにも無理があると思ったのです。

 

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一つの国の中に砂漠と氷河がある。 

 

つーわけで今回は、悲劇の島イースター島編です。

ちなみに「イースター島」という名前は後からヨーロッパ人がつけた英称で、スペイン語ではパスクア島、現地の言葉ではラパヌイと言います。

なぜ悲劇の島なのか、というところと、僕がイースター島に行ってみたいと初めて思ったきっかけは同じ理由なのですが、僕が大学在学中に勉強していた環境問題の授業で、「限られた資源を食い潰して滅亡に至ったイースター島は、現在の地球の縮図である」という話を聞き、イースター島を見る必要があると感じたからです。

特に当時は京都議定書が締結された直後で、環境問題(というか地球温暖化)に対して世の中の関心が非常に高まっていました。残念ながら今やその関心もほとんど消え去ってしまっていますが…。

また実際はイースターの人々がいなくなった理由は未だにはっきりとはしていないのですが、確かに自分の目で実際に島を見た限りでは、「資源を食い潰した」という説が有力なのも納得だなと思いました。

 

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イースター島には森がほとんどない。

 

さて前置きが長くなってしまいましたが、イースター島に上陸した時、僕は情けないことに風邪を引いており、一時は肺炎じゃないかと思うぐらい咳が止まらず腹筋がバキバキの筋肉痛になっておりました。

イースター島に飛んだのが12月27日。

それから5日間、つまり年末までずっと、宿泊していたキャンプ場と街のスーパーとの往復のみ。

一応年越しの花火だけはキャンプ場から見ましたが、それ以外はイースター島らしいことは何一つせずに回復に努めておりました。

 

そして来たる2018年1月1日。

スーパーの野菜売り場のおばちゃんと「¡Feriz ano!」(「Happy new year!!」のスペイン語。正しくはFeriz ano nuevoだが、地元の人はnuevoを省略していた)と言ってハイタッチ&グータッチをし、気分一新。ほんとは風邪治ってなかったけど。

バイクをレンタルし、島一周へ繰り出しました。

 

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有名なモアイ密集スポットとは別に、島のあちこちで放ったらかしのモアイが目に付きます。

 

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扱いの差。

 

イースター島が近代になってヨーロッパ人に発見された当時、島にあった約1,000体のモアイ像は全て倒れていたそうです。

これにも諸説あるのですが、かつて部族間で争いがあった時、敵対する部族のモアイ像を倒していたとされる説が有力。

今のように立っているモアイが見られるのは、後から立て直したものであり、一部の物はなんとチリと日本の協同プロジェクトによりクレーンで起こされたとか。

 

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日本語で書かれたサイン。

 

また島内には綺麗なビーチもあり、皆海水浴を楽しんでました。

 

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外国人てほんとビーチ好きですよね。

 

そして驚いたのが、イースター島の海の美しさ。

メキシコのイスラムヘーレスやキューバの海も綺麗でしたが、イースターの海の青は物凄く綺麗で、久しぶりに海で感動しました。

イースターはついモアイに意識が行きがちだけど、何気に自然が素晴らしい」という話を以前どこかで聞いていましたが、ほんとその通り。

 

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写真では伝わらないが物凄い「青」のグラデーション。

 

ちなみにイースター島で僕が一番テンションが上がったのは、島で最も高い山(と言っても500mぐらい)の頂へと続くトレイルを走ったときです。あのトレイルと景色は素晴らしい。

あんなとこ多分日本人旅行者は誰も行かないんだろうな。

 

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イースターには森がほとんどないので、山で森を発見しただけで若干テンション上がる。

 

ところで、イースター島にかつて住んでいた人達はどこから遥々海を越えて来たのか?

この島はチリではあるが南米大陸からも遠く離れた絶海の孤島でありイメージしにくいのですが、ポリネシアトライアングルと呼ばれる海域に属していて、ルーツはタヒチやハワイの人々と同じとされています。

イースター島の人々はかつて奴隷として島から連れ出された歴史と疫病などによって識字層が全滅してしまい、かつてこの島で使われていたロンゴロンゴと呼ばれるラパヌイ語は現在でも解読不能だそうです。

 

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ポリネシアトライアングル。

 

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今はもう誰も読むことのできない文字。なんと書かれているのだろうか。

 

関係ないけど島ではモアナの幼少期を実写化したみたいな超可愛い女の子を発見しました。

てかポリネシア系の子供は皆超可愛い。

そして大人はもれなく体がデカい。

 

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イースター島での正しいパイナップルの食べ方。このまま丸かじり。

 

あと、この旅を始めてから気付いたんですが、今まで全く興味がなかったのに、僕結構「壁画」が好きかも。

遺跡とか博物館とかで歴史を感じるのも良いのですが、壁画ってなんか謎多きところが魅惑的というか、誰かが後世にメッセージを残したのか、あるいはただの子供の落書きに過ぎないのか、それって誰もわからないですよね。

巨大な遺跡だったら子供のイタズラってことはありえないから、学者たちが解明できるまで研究するんでしょうけど、壁画ってどうやって目的を突き止めるんだろう。

今後はちょっと世界の壁画にも目を向けてみたいと思います。

とりあえずラスコーの映画見ないと。

 

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長くなってきましたがもう少し。

イースター島には先程も書いた通り、かつて奴隷としてラパヌイ人が一度島から連れ出された経緯があります。

そして現在は、ラパヌイ人の子孫よりも後から移住してきたチリ人の方が多く島に暮らしています。

表面上はなんの問題もなくやっていますが、実はかつて、イースターが国家として独立しようとしたことがありました。

実際にイースター島が独立してやっていけるとは思いませんが、かと言ってこのままチリという国にこの島の文化や伝統が飲み込まれてしまうのももったいない気がします。

このあたりは今後も課題として残りそうです。

 

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島のあちこちで見かける「ラパヌイ」のマーク。お土産品のデザインにもなっている。

 

さてさて、今回はただの旅行記に留まらず色々なことを書きました。

マチュピチュのときもそうでしたが、有名な観光地にただ行くだけではなく、しっかりと歴史や文化を知った上で行くと、楽しみ方も変わってくるし、場合によっては現地でのマナーなど気をつけなくてはいけないことなども分かります。

最近は世界一周や長期旅行をする若者が増えて良いことなのですが、モラルに欠けている一部の旅行者のせいで日本に対するイメージが悪くなっていることも少なくありません。

「人生一度きりだから好きなことをやる」

聞こえは良いですが、次世代のことも考えた上で口にしたい言葉です。

 

僕のブログはあくまでも「僕の」ブログなので、万人ウケしないのを分かった上で書いています。別にランキングとか参加してないから気軽なもんですよ。

 

次回は大都会サンティアゴと、チリのリゾート地プコンでトレイルトリップを敢行した件について。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜アルゼンチン編①〜

Hey guys!!

 

今あたくしがいるのはチリ、チリと言えばチリワイン、ワインと言えばチーズ、チーズと言えばブルーチーズと蜂蜜が止まらない、ロマンティックが止まらなどーも僕です。

ブルーチーズと蜂蜜に赤ワイン、マジで限界まで挑戦してみたき候。

 

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さてさて、今回はチリから一度アルゼンチンに入ったお話ですね。

サンペドロデアタカマからバスで23時間かけてチリの首都サンティアゴへ、そしてそのままバスで7時間かけて、アルゼンチンのメンドーサという街へ。もう日本に帰ったらどこまでバスで行っても余裕です。

 

サンティアゴからメンドーサへのバスは、国境だけでなくアンデス山脈を越えて行くのですが、これが最高ったらありゃしない。

山好きにはよだれもん、鼻血もんのランドスケープで、7時間の道中一切眠気に襲われることなく興奮しっぱなしでした。

 

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しかも隣に座ってたアルゼンチン人のおばあちゃんと仲良くなったし飴もらったし。

途中外の山を撮ろうとケータイを構えてたら、「¡Ahora!(今よ!)」とタイミングを指示してきてウケました。

 

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ボリビアからチリに入るときには厳重な荷物チェックがあったのですが、チリからアルゼンチンに入るときには、マジかよっていうぐらい何もチェックなしの検問でした。

一応検査エリアみたいなとこに荷物を持って並ばされるのですが、荷物に指一本触れることなく終了。バスから荷物持ってきた意味…( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

 

さてメンドーサには2つ有名なものがあります。

1つはアコンカグアという南米一高い山。南米一と言いつつ、ヒマラヤ以外では世界で一番高い山になります。てかヒマラヤに高い山が集まり過ぎ。

本格的な登山以外にも、麓の軽いトレッキングや、冬にはスキーリゾートとしても賑わうらしいです。

 

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アコンカグアチラッ。

 

2つ目はワイン。

アルゼンチンワインが有名なのは言わずもがなですが、実は日本に輸出されているアルゼンチン産ワインの9割以上はここメンドーサで生産されたものらしいです。

それぐらいワインの産地として有名なメンドーサ。

そりゃあもちろん呑みまくりました。

ぶっちゃけメンドーサ滞在中、毎日一人でボトル一本空けてました。

そしてアルゼンチンでもう一つ有名なのが、牛肉。

有名なのが牛肉に赤ワイン、とくれば当然ディナーは…

 

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あざーっす!

 

メルカドで肉買ってきて毎晩ステーキ三昧ざます。ざました。

この写真は赤ワインではなくリンゴとマスカットのスパークリングワイン的なやつで、200円ぐらいで超うまい。

ステーキ、うめぇ。肉、ウメェ。

オレ、ニク、タベル、シアワセ。

I.Q16の口調になるのも無理はありません。

 

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広大なワイン用ブドウ畑。日本の葡萄畑とだいぶ違う。

 

実は日本を出る前にはアコンカグアに登ってやる気満々だったのですが、登山料の高さと約2週間分の食料を持って登らなければならないという情報を旅の途中で聞き、アメリカのJMTでの悪夢を思い出したヘタレな僕はアコンカグア登頂を早々に諦めていたのですた。

 

そしてメンドーサに行くまでは、「3日間のパーミットを取って、サクッと麓のトレッキングを2泊3日で…」と目論んでいたのですが、現地のオフィスに行くと3日間トレッキングするためのパーミットがなんとUS180ドル!

当時のレートで約2万円!!!!!

しかもメンドーサの街から登山口まではバスで2時間かかるので、2万円プラス往復のバス代が最低でもかかる!

バッカじゃねぇのアルゼンチン!!

と軽くキレ気味でソッコー辞めました。

その後パタゴニアでもアルゼンチンに再入国することになるのですが、この国はほんっとに物価が高い上に観光客から金を巻き上げるのなんの!

バスに乗り降りする時に、荷物を預けたり降ろしたりするだけでチップ(と言っても任意ではなく必ず払わされる)を要求してくる始末。

いままで経済的にもっと貧しい国ですらそんなことでチップを要求したりしなかったのに。アルゼンチン、正直あんまり好きになれません。

 

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物価も雰囲気もここはヨーロッパか?行ったことないけど。

 

というわけで、アコンカグアトレッキングを辞めた僕は、メンドーサでやることが一切なくなってしまいました。

まぁバスに乗って日帰りでどこかに行ったり、他の旅人がやっているようなワイナリー巡りをしたりという選択肢もあるにはあったのですが、いかんせん値段が高い。

他の物価の低い国で値切ってる旅人が、こんな物価の高い国でワイナリーツアーとか氷河トレッキングとか行ってたのかよと思うと、正直「なんだかなぁ」と思ってしまいます。

そんな金あんのにたかだか数百円数十円を値切るのか…。

 

そんなわけで、毎日宿の近くにあった一周10kmぐらいある馬鹿でかい運動公園(中にスタジアムやキャンプ場、動物園まである)を走ったり、街をぶらぶらしたり、日本に帰ったら食べたいものを妄想したりしてのんびり過ごしていました。

 

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公園内にある山からの眺め。空の青さやばし。

 

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山頂にあるFFに出てきそうな像。

 

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カリスマイントラ?による屋外ラテン系エクササイズ。

 

さてさて今回のブログは薄ーい内容となっておりますが、ご了承ぐたさい。

ちなみに再度チリに入国するときも、ボリビアから入る時よりかなりあっさり済みました。

通る場所によってこんなにも対応が違うんですね。

エルカラファテからプエルトナタレスに入るときはさらにあっさりで、空港みたいに手荷物をX線ベルトに流して、その間に預け荷物は麻薬犬がクンクンして終わり。

ボリビアの信頼度が低いのか?

 

次回は再びチリへ、そして、モアイ像で有名な「悲劇の島」イースター島へ。

乞う、ご期待。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜チリ編①〜

Hey guys!!

 

パイネトレッキングを終えてからというもの、毎日のように肉を買ってきてステーキを喰らっております。チリ、そしてアルゼンチンと言えば牛肉とワインだろ!ということでベジタリアン経験がある人間とは思えないほど動物を喰どーも僕です。

 

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最高に楽しかったけどトレッキング中はずっと肉を食べたいと思っていた。

 

さて今回からはチリ編ですが、チリ編にはイースター島パタゴニアも含まれる為、なかなかのボリュームになりそうです。パタゴニアだけでもブログ記事4回分ぐらいかかりそうだからね。

まずは最初の街カラマと、星空&月の谷で有名な街サンペドロ・デ・アタカマ(以下サンペドロ)から。

 

ウユニからバスでチリに入国した僕とMさる君。

ボリビアからチリへの入国審査は噂通りの厳しいもので、ザックの中の物を半分以上出され、果物や植物の種を持っていないか、厳重なチェックを受けました。

でも実は申告対象になっているハチミツはバレなかったんですけど。

 

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砂漠のど真ん中に国境。他の国と違い、出国と入国の手続きの場所がだいぶ離れていた。

 

カラマという街は大きいながらもアタカマ砂漠の中にあることを感じさせる色合いや雰囲気で、風が吹くと砂埃が舞います。

とりあえず僕らはメルカドの食堂で、チリ最初のご飯を食べることに。

Mさる君はチキンで僕は魚のフリッターみたいのを頼んだのですが、これがかなり美味しくチリの魚料理に期待が持てるスタートとなりました。

 

Mさる君はサンペドロには行かず、カラマからヒッチハイクで南下するとのことで、ここでお別れ。

僕はそのまま夕方発のバスでアタカマに向かいました。

ちなみに車内温度40℃でエアコンなし。

他の乗客が何度も運転手に文句を言いに行ってましたが最後までエアコンがつくことはなく。

よく問題になってねぇなあのバス会社。

 

サンペドロは不思議な街で、とても小さくて埃っぽく、建物もほぼ土でできているのですが、土壁の店の中は高級ジュエリーショップだったり、ブランド物のアパレルショップだったりと、とても人工的なお洒落感が漂っています。

(そんなわけで今回記事の写真は全体的に茶色く仕上がっています。)

 

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その中でも僕が2泊したキャンプ場は、リャマや羊を買っていたりとうもろこし畑のすぐ横にテント場があったりと、とても居心地の良い場所でした。

オーナー?のおばちゃんもめっちゃ良い人だったし。

 

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ちゃんと屋根もあって快適なキャンプ場兼ホステル。

 

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畑の横で朝陽を浴びながらカラマのメルカドで買っていったチェリー、オレンジ、桃をいただく。贅沢な時間。

 

サンペドロには月の谷と死の谷という場所があり、通常はツアーで行くのが一般的らしいのですが、僕は自転車をレンタルして炎天下に合計40kmぐらい漕いでその2つをまわりました。

自転車の方が安いし、車だと飛ばしちゃう隠れビューポイントも見れますからね。

そしてトレーニングにもなるし。

 

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最初に行った月の谷を上から見下ろすポイント。白い部分はもちろん雪、ではなく全て塩。

 

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死の谷

 

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月の谷内部。ビューポイントがたくさんある。

 

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ウユニは塩湖でここは塩山?

 

まぁ正直暑いし道はガタガタだしチェーンはしょっちゅう外れるしでなかなかハードでしたが、その分他の人が行かないような場所に行くことができました。

確実に誰も行ってないようなちょっと危ないポイントまで行って、絶景を独り占めしたときは若干テンションが上がった自分を写真に収めておきました。

 

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着地点のすぐ向こうがそこそこの崖になっているのでビビり気味でジャンプが低い。

 

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よく見ると岩ではなく塩の結晶でできている。

 

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時々「バキッ」とどこかでひび割れる音がする。

 

さて肝心の「世界一の星空」ですが、もうまったく気分が乗らず、夜中にテントからちょっと空を見たぐらいで、特にビューポイントまで行くようなことはしませんでした。

だって「ここで星空が綺麗に見えますよ」って場所が決まってるから、絶対人いっぱいいるし。

それよりは一人でキャンプ場でビールを飲んでる方が、この時の僕にとっては幸せだったのだからしょうがない。

 

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アタカマ砂漠の街でパタゴニアのビールを呑む。あざす。

 

サンペドロは日差しが強いせいか、子供が遊ぶ遊具や、街外れの歩道にちゃんと屋根が付いています。

 

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日本もなんでもかんでも電気に頼るんじゃなくて、日陰で暑さを凌ぐ仕組みをもう少し増やしてもいいのになぁと思います。

 

あっという間でしたがなかなか充実した2日間を過ごしたサンペドロデアタカマを後にし、そのままチリの首都サンティアゴまで22時間のバス移動。

そしてさらにそのままバスでアンデス山脈を越え、アルゼンチンのメンドーサという街まで約8時間のバス移動。

というわけで、チリ編が始まったばかりですが、次回は時系列的に一度アルゼンチン編に突入します。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ボリビア編②〜

Hey guys!!

 

昨日までパタゴニア観光の核心であり、世界有数の人気トレイルでもあるパイネサーキット(サーキットO)を6泊7日で歩いてきたのですが、はっきり言って最高過どーも僕です。

 

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さてウユニです。

ラパスからのバスがウユニに着いたとき、早朝だったため宿にチェックインできず、ロビーで待つことに。

しばらく時間を潰していると、見覚えのある顔が宿に入ってきてスタッフに何かを言っている…。

Mさる君だ。

ボゴタでもクスコでもラパスでも会ったMさる君が、僕の宿に泊まっている他の日本人の知り合いと会うために現れた。

ラパスでのSのぶ姉さんに続き、またもやなんという偶然。

結局このあとウユニを出てチリに入るまで、僕らは行動を共にすることに。

 

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Mさる君。ちなみにこれはチリのプコンにて。

 

まずウユニでは、Mさる君と以前会ったことのあるというK子ちゃん、僕と同い年のRょうさん、新婚ホヤホヤなのに一人で旅してるAやこちゃんと合流。皆一人旅。

流れで「列車の墓場&塩湖&インカワシ島デイツアー」に行くことに。

日本人経営の有名なツアー会社「HODAKA」ではなく、地元の小さなツアー会社でK子ちゃんが申し込んでくれた。

僕ら5人を乗せた車に、一人の日本人が合流。

Tける君という大学生一人旅。

これでそれぞれ一人旅の日本人6人グループの出来上がり。

みんな一人でいろんな国を旅しているということもあって、短期旅行者グループみたいにやたらとワイワイした浮かれた雰囲気にならなくて良かった。

良いメンバーに恵まれました。本当に。

 

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良きメンバーでした。

 

まずはウユニの街からほど近い、列車の墓場へ。

列車の墓場って良いように言ってるけど、要はただ不要になった巨大なゴミを放置しているだけでしょ、と思ったけど、空気を読んでそこは何も言わず。

僕だって空気は読めるんですよ。一応ね。

 

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続いては360°一面塩の場所で、定番のトリック写真とか全員で無意味にダッシュしたりとか。

 

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ちなみに無意味なダッシュで若干1名(大学生のTける)が盛大に転び、ガリガリの塩の大地で手の平やら肘やら膝を思いっきり擦りむいてました。

なので写真に登場するTけるは戦場カメラマンごたる、包帯を巻いた状態でカメラを構えています。

 

日本人には水が張って鏡張りになったウユニ塩湖が人気ですが、僕はけっこうこの真っ白の大地が好きかも。

水に映った空とか見ても、「で?」って思っちゃうけど、どこまでも続く白い大地は「どこまでも走って行きたい!」とちょっとワクワクするんですよね。

まぁ満天の星空が鏡張りに映ると自分が宇宙に浮いてるみたいになってそれはそれで感動するんだろうなぁと思いますが、残念ながら今回それは叶わず。

 

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僕はどこまでも続く真っ白の大地が好き。

 

どこかのブロガーさんが、「ウユニには雨季じゃなくても年中鏡張りが見れる場所がある。社会人はネット情報に騙されずに、会社が休める時期に行けばよろし!」なんて、大発見でもしたかのように書いてましたが、いやいや、やっぱ雨季じゃないと一面鏡張りは見れないから。

行って分かりましたけど、多くの人が鏡張り写真をブログやSNSにあげてるのは、写真に写る部分だけ鏡張りになっているだけで、辺りが全部鏡張りになってるわけじゃないんですよね。

オーロラと同じでカメラのマジックというか。

まぁ僕はもともとウユニをそこまで楽しみにしていたわけじゃないので別にがっかりもしなかったですが。

 

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ごく一部にしか水が張ってなくても撮りようによってはこのように鏡張りに見える。

 

塩の大地の次は塩のレストランでランチ。

ここでは特筆すべきことは何もなかったですが、レストランの外の国旗エリアでなかなか良い写真が撮れました。

 

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ランチの後はインカワシ島という、塩湖の中にある小高い丘的な場所へ。

サボテンがニョキニョキ生えてて、少しだけ異世界感はありましたが、丘に登るのにそこそこの入場料がかかるということで、僕らのグループは誰も登らず日陰で休憩。

 

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この後はサンセットまでけっこう時間があったので、鏡張りが若干見れる場所まで移動し、各々色んな写真を撮りまくり。

懐かしのかめはめ波ごっことかしましたが、よく考えればこれは別にウユニ塩湖でやる意味はないですね。

 

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ギニュー特戦隊風。撮った後に左足を伸ばせばよかったと少し後悔。ウユニじゃなくてもできる。

 

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アーティストのCDジャケ風。これもまぁウユニじゃなくてもできる。

 

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戦場カメラマンTける。

 

なかなか綺麗なサンセットが見れましたが、ここでも僕の天邪鬼な性格が…。

基本的に僕は日の出とか日没とか、あんまりどこで見ても変わらない気がするんですよねぇ。

どこで見るかよりも、どんな空かの方が僕にとっては重要で、たとえ街から見る夕陽でも、空が真っ赤に染まってる時はしばらく見入ってしまったりします。

 

その日の夜、ツアーに行ったメンバーでリャマ肉を食べに行ったのですが、超絶美味そうな見た目に反してめちゃくちゃ固く、みんなずっと噛み切れずにくちゃくちゃやってました。

アルパカはあんなに美味しいのに、見た目がほぼ同じなリャマとの違いは何なのだ?

 

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見た目は美味そうなんだけど。

 

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メルカド食堂で食べた牛肉とひよこ豆とチョクロのスープ。薄味だったけどこちらの肉はかなり柔らかく、美味。

 

翌日、Mさる君とAやこちゃんの3人で、昼間から公園で飲もうという話になぜかなり、スーパーへ買い出しに。

ここでMさる君が、「強い酒いきません?」と言いだし、ウォッカ的なボリビアのお酒を一本購入。

これが飲みやすいんだけどかなり強くて、僕とMさる君は昼間の公園で記憶を失うほどベロベロに笑

このとき酔って色々語った恥ずかしい様子は、Aやこちゃんがばっちり動画に収めてました。

 

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昼から地べたで酒を喰らう。

 

翌日の早朝(AM3時集合)にはMさる君とAやこちゃんの3人で、星空&サンライズツアーに参加。

全員二日酔い。

なかなか綺麗な星空が見れました。

 

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良いカメラを持ってたAやこちゃんにもらった写真。僕は見るだけの係。

 

僕より少し前にウユニに来た友人が、「世界一星空が綺麗と言われるアタカマ砂漠よりも、ウユニの星空の方が綺麗だった」と言ってましたが、僕の中ではそのウユニですら今まで見た星空ランキングの、トップ5にも入りません。

思うんですが、「世界一〇〇」って、そもそも誰がどういう基準で決めてんのか謎だし、国際関係上世界の色々な国や地域に満遍なく「世界一」が行き渡るように気を遣って決めてるのが丸分かりだし、何よりも世界一だと思うかどうかは、その時のその人の好みとか精神状態とかに大きく左右されると思うんですよね。

なので最近僕は「世界一」って言われても全然魅力を感じません。

むしろ誰かが個人的な好みで「全然有名じゃないけどここがすごく良かった!」と目を輝かせながら語っていたら、そっちの方に魅力を感じます。

 

こうしてウユニで特にやること無くなったところで、Mさる君と公園で巨大な滑り台やブランコをして遊びました。

ブランコに乗っているとき、隣にいた地元の小学生ぐらいの女の子が僕らに興味深々で、言葉は無いながらもけっこう長いこと一緒に楽しく遊んでいました。

 

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巨大滑り台。5回ぐらい滑った。

 

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我々が伝授した「腹這いぐるぐる」を試みる全身ピンク少女。

 

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どうでもいいけどウユニで見つけた床屋のモデルはなぜか世界のクリスティアーノ・ロナウドと、日本のやまぴー。

 

さてさて、ボリビア編後半はかなりのボリュームになってしまいましたが、次回からはチリ編。

ウユニからチリ最初の街カラマまで、Mさる君と一緒にバスで行くことになったので、次回はそのカラマからスタートです。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ボリビア編①〜

Hey guys!!

 

先日滞在していたチリの避暑地プコン。

僕が街を出た次の日がアイアンマン70.3(トライアスロンの世界最高峰シリーズ)の開催日だったらしく、僕が出発する日も街がだいぶ盛り上がっていました。
実は僕もトライアスリートだった時代がありまして、こんな自然豊かな場所でレースができるならまたトライアスロンも再開したいなぁと、メラメラとアスリート魂がどーも僕です。
まぁお金かかりますけどね、トライアスロンは。

 

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有名選手らしく、サイン会には長蛇の列ができていた。

 

全6回に及ぶペルー編が終わり、日本人が大好きなウユニ塩湖のあるボリビア編です。

 

クスコから国境を越え、ボリビアの首都ラパスへ。

事前情報では首締め強盗なる恐ろしい輩がいるとの噂を聞いていたので、人通りの少ない場所では細心の注意を払いながら街を散策しました。

※首締め強盗とは、歩いている人の後ろからチョークスリーパーで首を締め落とし、気絶したところで金品を奪って逃げるという無茶苦茶な強盗。

 

バス会社こそ違いましたがクスコで会ったMさる君とラパスでも合流し、晩ご飯を食べに行くことに。

すると、この日たまたま何かのお祭りだったらしく、街全体が物凄い盛り上がり。

とりあえず2人でブラブラ歩いていると、かなり規模の大きな屋台村みたいなのができていて、そこでボリビア初の食べ歩きをすることに。

 

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何故かこのゲームが大人気。

 

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牛タン串焼きめっちゃ美味い。でも食べるときは串から外してお皿に盛られる。

 

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これまためっちゃうまいフルーツカクテル。これで確か30円ぐらいだった気がする。2杯食べた。

 

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なぜか大画面テレビでディズニー映画を流している店が多かった。回転率下がらないのかな?

 

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ビールが売ってなかったので、2人でラパスの地ワインを買って牛タン2回戦へ。

 

南米ではペルーが美食の国と言われていて、ペルーからボリビアに行くと食べ物の不味さにがっかりする、という噂を聞いたことがありましたが、少なくとも僕らが食べた物はめちゃくちゃ美味しく、どれも安かったです。

ただ唯一、チチカカ湖で獲れたであろう魚のフライ(トルーチャというらしい)を食べたときは、あまりの泥臭さに2人で愕然としました。

 

お腹パンパンで屋台村を出た後、大通りへ出てみると大規模なパレードの真っ最中!

まぁ正直クオリティとか著作権的なものとかは微妙でしたが、電飾を施したトラックやダンス集団などが次から次へと通り過ぎていく様は、なかなかテンションが上がるものでした。

 

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もんのすごい人。渋谷のハロウィンみたい。行ったことないけど。

 

でもしっかりスリには気をつけていましたけどね。言うても日本じゃないんで。

ひとしきり祭を楽しんだ後、「似たような旅のルートだからまたどこかで会うかもねー」とMさる君と別れました。またすぐに会うことになるんですけどね。

 

翌日は6,088mのワイナポトシ登山ツアーへ。

1泊2日で初日からいきなり5,200mの山小屋を目指すパターンか、2泊3日で初日は高度順応+アイスクライミング体験ができるパターンを選べるのですが、僕はビビりなので後者を選び、初日は氷河でアイスアックスのレクチャーと、アイスクライミング体験を行いました。

 

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ツアー会社の車がまさかの目白のお下がり笑

 

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イスクライミング講習。登っているのはガイド。

 

今まで軽アイゼンしか使ったことがなかったので、本格的な雪山装備はこれが初めて。

垂直な氷の壁を登るアイスクライミングは思いの外難しく、5〜6m登るのにかなり握力をもっていかれました。

 

ちなみにツアーはガイド1人+客2人の3人ワンパック。

僕のパートナーは、アメリカ生まれ、現在ハワイ在住、スペイン語ペラペラで耳と鼻にピアス10個ぐらい付けてるテンション高めのクリスティーナちゃん。

登山経験はほぼゼロで、ペルーで僕も行ったレインボーマウンテン(標高約5,000m)が人生最高の高さとのこと。

実を言うと最初は「自分がダメならこの子も無理だろうな」と思っていたのですが、結果的にはこの子だけが登頂しちゃって、やっぱ外国人の女性はタフだなと思いました。

 

序盤、さすがに標高が高いので僕も彼女もゼーゼー言いながら単調な登山道を登って行きました。

この時はかなり良いペースで、予定よりもだいぶ早くこの日宿泊する山小屋に到着しました。

この時点では僕の身体は何の問題もなく、なんならビール持ってくりゃ良かった、ぐらいの余裕がありました。

 

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重い。

 

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標高5,100mの山小屋までずっと付いてきた犬。すげー。

 

翌朝、というか深夜12時に起きて、山頂で朝日を見る予定で真っ暗闇の中出発。

出発直後からお腹の調子がおかしく、良くないと思いつつも我慢できず途中2回ほど野◯◯。

この時はただお腹の中が空っぽになれば治ると思ってましたが、雪道に入る手前でアイゼン、ハーネスを装着しているところで体調が悪化。

急いでハーネスを外し、2人から少し離れてリバース&野◯◯。

ガイドは「ゆっくり行く」「こまめに休憩とる」と言ってなんとか僕を登らせようとしましたが、「2人に迷惑かけるから」と言って僕だけ山小屋に戻ることにしました。

山小屋に戻ったあとも、1時間おきに起きてはトイレに駆け込む、を繰り返して正直地獄でした。

しかもトイレに行くには一度山小屋から外に出なくてはいけないのですが、トイレに行くまでの15mほどの岩道が凍ってツルツル滑り、出るのを我慢しながら慎重に歩かなくてはいけなかったのでかなり辛かったです。

星はめっちゃ綺麗だったけど。

 

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朝方、ガイドとクリスティーナが登頂後山小屋に戻ってきましたが、「やったよ!」的な元気なクリスティーナを予想していたら、本当にしんどかったらしく、テンション激低で朝ごはんのスープも飲まず、死んでいました。

無理しないで良かった…。

てかできなかったけど。

 

今回の旅で何度か思ったけど、僕にはやっぱり重い荷物を背負って山頂を目指す登山は向いてないなと思いました。

まぁ慣れてないだけかもしれないけど、あんまり楽しいと思えないんですよね。

やっぱり僕は山頂とか別に立たなくてもいいから、鹿のように山の中を駆け回りたい。

ただそれも、実際この旅で本格的な登山をやってみて初めて分かったことなので、なんでも実際やってみないとですね。

でもテント担いで行って山でキャンプしてご飯作ってとかは楽しいので、日本に帰ってからもたまにはそういう登山を続けたいと思います。

トレイルランナーも重いザックを背負った登山者の気持ちを理解しないといけないと思うし。

 

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少し話が逸れましたが、次の目的地ウユニへ向かう前にラパスでは最後びっくりな偶然がありました。

グアテマラで3週間共にスペイン語を勉強し、ペルーのワラスでも再開したSのぶ姉さんと、ラパスのバスターミナルでまさかの遭遇!

クスコの時のMさる君と違って、姉さんがボリビアに来ていることすら知らなかったので、お互いめちゃくちゃビックリして姉さんは僕を2度見してました。

しかも会った場所が待合スペースとかじゃなく、ターミナルの奥にある荷物預かり所の前だったのでマジでどんな確率だよっていうね。

世界は狭いですねー。

 

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いつどこで会ってもビールを飲んでいる大阪弁のSのぶ姉さん。

 

僕はこの日の夜出発のバスに乗る予定で時間があったので、再開を祝して一緒にご飯を食べることにしたのですが、この日のワイナポトシから降りてきたばかりの僕は絶賛高山病中で、唯一お店で口にしたピーチジュースすら20分後にはトイレへリバースしてました。

ちなみにSのぶ姉さんとも、この後チリでまた会うことになります。

 

また、僕は行かなかったのですが、ラパスでは「おばちゃんプロレス」という名物イベントが毎週日曜に開催されているらしく、民族衣装を着たおばちゃん同士が戦うというなんともシュールな催し物らしいです。

実際に見たMさる君に後日おばちゃんプロレスの感想を聞いたのですが、プロレスとしてのクオリティもおばちゃんだったそうです。

 

さてさて、次回は早くもボリビア編後半、ウユニの回。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ペルー編⑥〜

Hey guys!!

 

日本へ帰る日が近づいているということで帰ってからのことをあれこれと考える最近ですが、帰って山梨に住んだら買いたい動物がいまして、なにかというと豚です。

海外の田舎の方とかに行くと普通に豚を飼っている家をよく目にするのですが、豚って危なくないし可愛いし、何より大きくなったら食えるどーも僕です。

 

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さてさて長かったペルー編も、ついにというかやっとというか、最終回です。

まずはクスコを訪れる旅行者にとっては有名なレインボーマウンテンへ行った話。

 

実は行く前から色々ありまして、申し込んだツアー会社の人間が約束の場所に約束の時間に来なくて日程が変更になったり、レインボーマウンテンに向かう途中で僕の乗った車が馬鹿デカい野良犬を轢いて、車が壊れるというアクシデントがありましたが、とにかくレインボーマウンテンのトレッキング道まで無事にたどり着くことができました。

 

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野良犬と衝突して壊れた車。ちなみに犬はなんと生きてた。

 

移動途中に車から見た山々や、アルパカの大群はなかなかの絶景でした。

ただガードレールも何もない崖っぷちの荒れた道を運転手が飛ばすもんでなかなか怖かったですが。

 

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小さい米粒みたいのが全部アルパカ。こんな景色が30分ぐらい続いた。

 

レインボーマウンテンは標高こそ約5,000mとかなりの高さですが、トレッキングのスタート地点がすでにかなり高いので、登山というよりはハイキングという感じでした。

富士山みたいに人いっぱいいたし。

そんな道なので、気持ち良くトレイルランニングを堪能。

通常2時間ぐらいかけて登るルートらしいですが、僕は30分ほどでレインボーマウンテンへ到着。

 

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レインボーマウンテン。土中に含まれるミネラルの種類によって色の違いが出るらしい。

 

曇っていたせいもありますが、レインボーマウンテン自体よりも、その周りの山々の景色の方が素晴らしくて、僕だけ他の人と違う場所の写真を撮りまくってました。

 

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多くの観光客はレインボーマウンテンまで行ったら引き返すのですが、僕は時間にも体力にも余裕があったので、さらに先のトレイルを行くことに。

そこにはレッドバレーと呼ばれる場所があり、個人的にはレインボーマウンテンよりレッドバレーの方が全然良かったです。

 

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本物は物凄い別世界感。180°以上こんな景色。

 

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HDR(ハイダイナミックレンジ)的風景。

 

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写真だとわかりずらいけどかなり変わった形状の花を発見した。

 

ちなみにレッドバレーのビューポイントの手前には人がいて、本来なら5ソル払わないといけないらしいのですが、僕が「今お金ないからここで引き返すよ」と言ってその場で写真を撮っていると、「特別にタダでいいぞ。他の人には内緒だからな」的なことを言われてタダで入ることができました。

おっちゃん良い人。

でも他の人はちゃんとお金払ってくださいね。

レインボーマウンテンからの帰り道は最高に走りやすい緩やかな下りだったので、久しぶりにぶっ飛ばして駆け下りました。

 

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ダイナミックな地層のうねりに萌える。

 

クスコ最終日は、ラパス行きのバスの出発時間が夜の10時だったため、日中は近くのピサックという小さな村へ。

ここは「聖なる谷」と呼ばれる場所のひとつらしく、なんかドラクエに出てきそうな名前という理由で行ってみることに。

ピサックはとてもとても小さな村でしたが、意外とツーリスティックというか、伝統文化が残りつつも外国人観光客が好きそうなお洒落なお店などが多くありました。

当然僕はそんな店に興味はないので、ランチは地元の人で賑わうメルカド内の食堂で。

おっちゃんが食べてたやつがめちゃくちゃ美味そうだったので、それ何?と聞いて同じものを頼みました。

 

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4ソル(約140円)のランチプレート。

 

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ペルーのメルカド食堂は安くて美味しいものばかり。

 

ピサックには少し山を登ったところに遺跡があるのですが、入場料が70ソル(約2,450円)というクソ高い値段だったので行くのをやめました。

以前からブログでも書いている通り、基本的には僕はケチるのが嫌いで、その国や地域に貢献するつもりで多少のお金は値切らず払うのですが、クスコ周辺の観光施設はちょっと調子に乗りすぎてるレベルで値段が高いので、この場合は「高くし過ぎるとお客さんが減ってかえって収益が減る」という当たり前の法則を分からせるために遺跡見学を見送りました。

良いとこですけどね、ピサック。

 

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ベビーアルパカのニット帽がかなり気に入って自分用に買おうかと思ったのですが、試着したところ絶望的に似合わず諦めました。

ニット帽、ほんと似合わないんですよねぇ…。

 

クスコに戻り、バスターミナルへ行くとまたもやMさる君を発見。

同じ日の同じ時間のラパス行きバスに乗ることは知っていましたが、またもや連絡なしでばったり遭遇。

 

ここで一つ失敗談があり、日本では馴染みがないですが、海外では長距離バスが多く、バスターミナルでも空港利用税みたいな税金を払う必要があることが多々あります。チケット代に入れといてくれればいいのにね。

そのことをすっかり忘れていた僕は、ペルーのお金を使い切ってしまっていて、税金を払うことができなくなってしまい、10歳年下のMさる君に約30円を恵んでもらうことに。

まぁMさる君がいなかったら最悪その辺のペルー人に恵んでもらっていたと思いますが、持つべきものは友ですね。

 

そんなこんなで約1ヶ月滞在したペルーに別れを告げ、この旅8ヶ国目となるボリビアへ。

次回はラパスのお祭りと、標高6,088mの山ワイナポトシに挑戦した話。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ペルー編⑤〜

Hey guys!!

 

さっき気づいたんですが、前回ブログをアップしたとき、本来ならペルー編「④」のはずなのに「③」になってましたね。

3の時だけアホになる世界のナベアツだったら2回続けてどーも僕です。

 

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というわけで今回はマチュピチュ編です。

前回のブログでも書いた通り、僕はインカトレイルを歩くツアーに参加して、かつて栄えたインカ帝国の人々が使っていた道を歩いてきました。

 

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トレッキング中にちょくちょく現れるかつての生活の名残り。

 

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雄大な山々の中を歩く。

 

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テンション上がる景色。

 

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3日目の夕方、一人インカトレイルランニングを楽しんだ。

 

マチュピチュに着く前日、最後のディナーのとき、この日が誕生日だったアメリカ人のクリスの為にバースデーケーキが出てきたときは驚きました。

 

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まさか山の中で作ったのか?

 

そして最終日、3時起床。

最終キャンプ地からいよいよマチュピチュを目指します。

ここまでずっと晴れていた天気も、最終日に来てまさかの雨。

しかしマチュピチュは霧の都とも言われる天空都市なので、逆に幻想的な景色が見られるかも、とプラスに考えて期待を膨らませました。

その結果…

 

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晴れてもうたー!

そんなに晴れなくても良かったんですけどね。

でもこの後結局雨は降ったり止んだりで、遺跡からバスでマチュピチュ村に降りたときには道が川になるほどの土砂降りでした。

ちなみに上の写真はマチュピチュの撮影ポイントとしては定番ですが、他の旅人がよく「アルパカと一緒に写真撮った」と言っているのは実はアルパカではなくリャマです。

クスコの街にアルパカニット製品が売っているので混同しているようですが、マチュピチュにいるのはリャマです。

ちなみにクスコではアルパカの肉が食べられますが、ボリビアのレストランで見かけるのはなぜかリャマ肉です。

なんで逆はないのかな?

 

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崖に作られた、今はインカブリッジと呼ばれるトレイル。高所恐怖症の人には地獄の道だ。

 

マチュピチュを案内してくれるガイドさんの説明が全て英語だったので、100%理解できたわけではありませんが、マチュピチュはインカの歴史や文化を知った方が遥かに楽しめるので、マチュピチュにガイドなしで行った人はけっこうもったいないなぁと思います。

マチュピチュ遺跡にはまだ謎に包まれた部分もあるらしいのですが、石を正確に削ってパズルのように組み合わせてある技術は、目を見張るものがありました。

 

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また、今回僕はマチュピチュ山にも登りました。

マチュピチュ遺跡にすぐ近くには、ワイナピチュ山とマチュピチュ山があり、よくテレビとかで芸能人が登ってガイドのおじさんに、

「見てごらん?マチュピチュ遺跡全体がコンドルの形をしているだろう?」

と説明されているのがワイナピチュ山、テレビではほとんど紹介されていないワイナピチュよりさらに高い山がマチュピチュ山。

僕はワイナピチュに申し込んだつもりが手違いでマチュピチュ山の許可証を取っていたらしく、マチュピチュ山に登りました。

 

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向こうに見えるのがワイナピチュ。高さが全然違うのが分かる。

 

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マチュピチュと反対側の山々。南アルプスを思い出させる。

 

ワイナピチュ山もマチュピチュ山も、やはり事前に許可証を取得しておく必要があり、これはインカトレイルよりは簡単に取得できるようですが、やはり当日現地での申し込みはできないらしいので、これらの山に登りたい方は必ず事前に申請しておきましょう。

こちらも他人への譲渡は不可なので、カップルとかでマチュピチュに行って一人だけ許可証取り忘れてたりなんかしたら最悪です。

 

マチュピチュを一通り堪能した後は、今回のツアーの打ち上げをしにマチュピチュ村へ。

最初みんなビールの中瓶を頼んでいたのですが、僕が一人大瓶を頼んだのを皮切りに、場は無法地帯に。

シェーンが次々に大瓶を追加注文し、気付けば酒を飲んでいた4人で10リットル以上ビールを飲んでいました。

 

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クスコのビール、クスケーニャの1リットル瓶。

 

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マチュピチュ村。どこか日本の温泉街に似てる。

 

途中からみんな酔っておかしくなってきて、フランス人ママが口癖のOhlalah!を言うとみんなも真似してオーララー!と叫んで何故か爆笑。

その後優雅にインカレイル鉄道に乗り、途中でツアー会社のバスに乗り換え、4日ぶりにクスコの街へと帰りました。

 

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世界の車窓から

 

クスコに帰った翌日、街を歩いているとなんとコロンビアの宿で一緒だったMさる君が目の前を歩いている!

クスコに来ていることは知っていたのですが、まさか街でばったり出会うとは。

この後Mさる君とは縁があり色々な場所で行動を共にすることになるのですが、この時はまだ知る由もなく。

 

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アルパカの子供 with Mさる君。

 

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授乳フェチ。アルパカの授乳もばっちり激写。てか子供デカくね?

 

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クスコにあるインカ博物館。ヨーロッパと比較するとインカ帝国のデカさが分かる。

 

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博物館には本物のミイラが展示されている。

 

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「コカの葉は俺たちのソウルフードだぜ」の図。

 

さてさてこの後はレインボーマウンテンという山と聖なる谷と呼ばれる所に行ったのですが、それはまた次の話。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ペルー編④〜

Hey guys!!

 

年が明け、新年を迎えたと言えども、別に何か特別なことをしたわけでもなく、不思議の国のアリス風に言えば、なんでもない日おめでどーも僕です。

 

イースター島では毎日が暑い暑いビール日和だったにも関わらず、風邪をひいていたせいで結局一回もビールを飲めず。

こうなったら日本に帰る飛行機内で腹いせに無料のワインがぶ飲みしてやります。

 

さてさて、ペルー編もやっと後半戦へ。

最高だったワラスを出て、首都のリマをスルーし、クスコへ向かいました。

クスコはツーリストが観光する部分と地元住民が生活している場所がはっきりと分かれていて、ツーリストエリアはとても綺麗でお洒落な雰囲気でした。野良犬は相変わらずだけど。

 

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あとグランメルカドの近くの屋外マーケットみたいなところが、この旅史上最高に臭くてやばかったです。

 

さてクスコといえばマチュピチュ遺跡ですが、今回僕はインカトレイルと呼ばれる、インカ帝国時代使われていた道を3泊4日で45km歩くツアーに申し込んでいました。

今はごく一部しか歩けないインカトレイルですが、かつてはエクアドルグアヤキルからチリのサンティアゴのあたりまで続いていた、ウルトラロングトレイルです。

日本で言うと熊野古道とか箱根旧街道的な感じですかね。

ただし日本と違うのは、インカトレイルのある山は1日の入場者数が決められていて、しかもその全てをツアー会社が押さえているので、ツアー参加以外でインカトレイルを歩くことはできません。

時々ソロで歩いたという人がいるらしいですが、インカトレイルにも色々あるので、多分オリジナルではないどこかの新しいインカトレイルのことか、またはインカトレイルでもなんでもないただのトレイルを勘違いしているかのどちらかです。

 

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フランス人の女子2人組。日本のキャラクター“ぐでたま”が大好きなNAFTA職員と、「Oh,lalah!」が口癖の2児の母。名前は発音が難し過ぎて忘れた。

 

どちらにしても、オリジナルのインカトレイルのハイライト部分を歩いてマチュピチュ遺跡まで行くには、かなり前もってツアーに申し込む必要があり、シーズンにもよりますが通常3ヶ月前には予約が埋まってしまう超人気のツアーです。

そして値段もそれなりに高いのですが、森の中に突如現れるインカの遺跡に出会いながら、壮大な山々を歩く旅は本当に最高なので、これからマチュピチュに行かれる方にはぜひインカトレイルツアーをお勧めします。

しかも値段が高いと言っても、3泊4日のツアー中の全ての食事(超豪華)、テントとそれを運んでくれるポーター、ガイドなど、ほとんどフルカバーで7万円〜9万円ぐらいが相場なので、日本や欧米のクソ高いツアーを考えれば格安だと思います。

 

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毎回食べきれない量の食事が出てくる。残念ながらビールはない。

 

ちなみに一度取った入山許可は、キャンセルも他人への譲渡も不可なので、クスコに入ってから「キャンセル出てないかな〜」とか期待しても無理です。

 

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我らがチームリャマパス。客が8人に対し、ポーターが14人という大所帯。ポーターのズボンはなぜかスパイダーマン柄。

 

今回僕が申し込んだ「Llama Path(リャマパス)」というツアー会社は、他の会社と比べて決して安くはないのですが、ポーターの教育制度や十分な賃金の支払い、子供達への教育プログラムなど、社会貢献活動を積極的に行っているということもあり、この会社に決めました。

そういう会社なので、実際ポーター達の人柄はとても良かったし、毎回の料理も申し分ない質と量だったし、はっきり言って支払った金額を遥かに超えるサービスだったと思います。

 

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毎日豪華な食事を用意してくれたシェフのセバスチャン。チームのムードメーカーでもある。テンション高め。

 

さて、メンバーはというと、フランス人の幼馴染仲良し女性2人組、オーストラリア人の医者とその彼女、アメリカ人カップル、アメリカ人のファイナンシャルプランナー(FP)、そして僕の8人。

僕はアメリカ人FPのシェーンと4日間同じテントで寝ていたこともあり、けっこう仲良くなって最終日にクスコへ帰るバスの中では二人でラムコークを飲んでいました。

 

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シェーンは割と体力のある方でしたが、他のメンバーはけっこうきつそうで、僕は余裕だったので毎日キャンプ地が近くなると、先に行って荷物を置き、しばらく辺りを走り回っていました。

 

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雨季に入りかけている時期だったので、雲と山の組み合わせが秀逸だった。

 

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霧の中に浮かび上がるインカの遺跡は、かつての人々の生活をイメージさせる。

 

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マチュピチュはもはや観光地化してしまっているけど、インカトレイルの途中にある遺跡は未だに山奥感を残したまま。

 

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Hola amigo.

 

ところで、ペルーに来ると地元の人も観光客も、コカの葉をよく食べています。

あのコカインのコカです。

と言っても吸ったり注射したりするようにしたのはアメリカ人で、もともとインカ帝国時代から、コカの葉はたばこやお酒と同じような嗜好品として人々はよく口にしていたそうです。

日本ではコカの葉を持っていると逮捕されますが、ペルーではどこに行ってもコカの葉やコカキャンディが売っていて、簡単に手に入ります。

効用としてはカフェインが含まれているため、頭がすっきりしたり高山病にならなかったりするらしいのですが、胃に対して若干刺激もあるため、お腹の強くない僕はあまり食していませんでした。

 

ちなみに、ほんとかどうか知りませんが、コカコーラのコカも、このコカと同じ意味らしく、コカコーラにも似たような効果があるとか。

確かにコーラにはカフェイン入ってるし、トレイルランナーも眠気覚ましにコーラ飲む人多いですよね。

 

さてさて、本来ならもう少し写真を織り交ぜたかったのですが、なぜか貼り付けようとするとエラーになってしまう写真が多く、文章多めのブログになってしまいました。

次回はいよいよマチュピチュ遺跡へ。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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旅ブログ〜ペルー編③〜

Hey guys!!

 

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11月の初旬にガラパゴスから日本へ送ったハガキが未だに届いていないらしく、海外の郵便局に不信感を抱かずにはいられなどーも僕です。

キューバのときは「日本に届くまで半年かかった」という話も聞いていたので覚悟はしてましたが、ガラパゴスは通常8日〜12日で着くと聞いていたので、高い送料を払って日本に届かないと思うと郵便窓口にいた姉ちゃんに腹が立ってきます。

 

さて、ペルー編第3弾になってもまだマチュピチュは登場しません。

まだワラスのことです。ワラス最高。

とは言いながらもいい加減マチュピチュやウユニのことも早く書きたいので、今回はワラス完結編として色々ぶっこみます。そして色々はしょります。

ちなみに上の写真の方々も含め、登場人物について説明し出すとキリがないので、みんな超凄い人達とだけ言っておきます(いきなりはしょり過ぎ)

 

まずは宿で知り合った日本人家族と山に行った話。

 

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 ネタの宝庫らんぼうさん、いつも穏やかなマイさん、2人の息子あいき君と。

 

色々あって宿で仲良くなった日本人の家族と一緒に標高4,450mの湖に行こうという話になり(だからはしょり過ぎだって)、1泊2日のキャンプをしに行くことに。

 

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序盤、馬、牛、豚、ロバ、羊、犬を引き連れた、ブレーメンの音楽隊と遭遇し、楽しい雰囲気で田舎道をトレッキング、徐々に標高を上げていく。

が、数日前まで高山病でこの日もバックパックとあいき君を背負ったらんぼうさん、山どころか普段からあまり運動をしていないというマイさんはかなり辛そう。

その上天気も下り坂で、残念ながらマイさんとあいき君は途中下山し、僕とらんぼうさんで湖を目指すことに。

 

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湖の下のキャンプ地目前、激しい雷鳴と共に降り出した雹が体を打ちつける。

すぐ近くで稲妻が落ちる音を聞きながら、滝の下の川へ水を汲みに行ったときは気が気じゃなかった。

 

翌朝起きると僕のテントが凍っていた。

 

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フライシートの内側も凍っていて、前室を開けるときに薄い氷がパラパラとテント内に落ちてきた。

 

この日の朝は天気が良かったので、びしょびしょのテントを乾かし、のんびりとパッキングしてから、いよいよ滝の上の湖へ。

 

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滝の横を登るとすぐにマップ上でトレイルの終着点になっている場所に着き、2人で湖を眺める。

 

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ほーう…

 

しかしふと右を見ると、なんとなく大きな岩をよじ登れば岩の向こうへ行けそう。

というわけで2人でよじよじ登って向こう側へ行ってみるとそこには…

 

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絶景あざーす!!

 

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あだーす!! 

 

水温は思ったよりも低くなく、泳いじゃおうか本気で悩みましたが結局やめました。

こんな良い絶景ポイントがなぜ地図に載っていないのか、この湖へ行くツアーをなぜワラスの街で販売していないのか、色々と大人の事情があるのでしょうが、とにかくここに来れて良かったです。

 

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帰りは下るだけなので余裕の表情のらんぼうさん。

 

宿に戻り、昨日から無性に食べたかったカルボナーラを作ってみんなで食べました。

 

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マイさんが日本から持ってきたという味噌で作ってくれたあら汁超絶美味かった。

 

翌日、地図で気になるトレイルがあったので、一人で日帰りトレイルラントリップへ。

前日行ったラグーナチュルップよりさらにマイナーで、行きも帰りも地元の牛飼い以外誰とも会わなかった。

 

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ワラスで購入したNewシューズ「adidas GALAXY TRAIL」のテストも兼ねて。

 

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超綺麗な川と藻。

 

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この旅で動物の授乳の可愛さに目覚めた。

 

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生と死。どちらも生き物には欠かせない。

 

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一人占め。

 

途中、道を教えてくれた牛飼いのおばちゃんと少し会話をしたのだけれど、そのおばちゃんが着ていた民族衣装は今まで見たどの衣装よりも美しく鮮やかだった。

残念ながら写真はない。

 

僕は以前から、心から感動するような景色に出会ったときや、ずっと記憶に留めておきたい素敵な人と出会ったとき、写真が撮れなくなってしまう。

景色に関しては画面越しに見ている時間がもったいないという理由が一番で、人に関しては、なんとなく相手にカメラやケータイを向けることに後ろめたさを感じてしまうのだ。

実際、写真を撮られると魂を抜かれると信じている民族もいて、カメラを向けるととても怒る人たちもいる。

 

そんなわけで、僕が旅で出会った景色や人で、本当に感動したものは写真に残っていない。

 

さて話を戻して久々のトレランを楽しんだ翌日、今度はワラスの近くのカルワスという街で大規模な日曜市が開かれるという噂を聞き、一人で行ってみることに。

小さな街には似つかわしくないほど大規模に露店が立ち並び、色々食べ歩いたりしてかなり楽しんだ。

 

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帽子にさらに布を巻いて日除けにしている。前日山であったおばちゃんもこのスタイルだった。

 

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市場の中で食べた4ソル(約140円)のセビーチェ。一番下に茹でたポテト、その上にチョクロ(大豆)、チョチョ(とうもろこし)、魚のセビーチェ、パスタ。すげーボリュームの割に皿が小さい。

 

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色鮮やかなスカート。これをおばちゃんが履く。いつかこの民族衣装も姿を消してしまうのだろうか。

 

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バカデカいかぼちゃ。

 

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中南米でよく見かける果物。安くて美味しい。黄桃みたいな味で皮ごと食べられる。

 

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カンナ削るみたいに人力でガリガリするかき氷。うまし。

 

結局ワラスには2週間以上滞在しましたが、毎日とても充実した日々を送っていました。

実を言うとこの旅に出る前に南米で行くと決めていたのは、イースター島パタゴニア、そしてこのワラスだけでした。

山を中心に旅をしている僕にとって、アメリカのJMT、パタゴニア、そしてこのワスカラン国立公園はまさに楽園とも言える場所。

その上ペルーは物価も格段に安く、2週間いてもまだまだ足りないぐらいでした。

今のところ、南米で最も感動したのはガラパゴスでもマチュピチュでもウユニでもなく、ワスカラン国立公園でキャンプした日々です。

これからペルーを訪れる旅人は、ぜひ現地ツアーでも良いのでワスカラン国立公園を歩いてみてください。

 

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ワラスで滞在していた宿から見たブランカ山群。

 

さてさて、次回の投稿はイースター島から。

マチュピチュ観光の拠点、クスコの街のこと、そしてマチュピチュ観光をする際の注意点など。

実際にマチュピチュに行った記事は次次回になります。

ペルー編はあと3回、合計6回になる予定です!

 

世間はクリスマスシーズン真っ只中ですが、僕は暑い暑い南米メンドーサで毎日走ってます。

すっかりランナーからハイカーになってしまってやばいです。

キロ5分30秒でも10km走ったらクタクタ。

でも久しぶりに野良犬に追いかけられることなく走れて気持ち良いです。

 

 

それではまた!

See you soon!!

 

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