旅ブログ~メキシコ編①~
Hey guys!!
日本を出る前に、父親に「貧乏旅行だからさらに痩せて帰ってくるんだろうね」と言われましたが、メキシコのごはんが美味しすぎて、今のところむしろ多分太っどーも僕です。
えーこの記事を書いているときは、世界遺産の街グアナファトにいます。
前回の記事を書き上げたあと、LAからサンディエゴまでバスで向かい、その後サンディエゴから電車で国境の街サン・イシドロへ。
サン・イシドロからは徒歩でメキシコ国境を越えました。
国境を越えて最初の街、ティファナからバスでグアダラハラという街を経由してグアナファトへバスで向かったのですが、まーー色々と大変でした。
まず他の人のブログではまったく触れられていなかったのですが、国境近くから長距離バスターミナルまでの行き方がまったくわからない。
そして少し遠い。
地元の優しいおじさんに教えられ、市内バスでなんとか長距離バスターミナルまでたどり着くも、なんとグアナファトまでの移動時間が、約43時間。
43時間。
もう一度言います。43時間ですよ。
今までのバスor電車移動の最高記録でも多分10時間以上はなかったはずだから、一気に35時間の更新です。
今後もバスでの長距離移動はちょくちょく登場しますが、ここまで長いのは多分この旅最初で最後でしょう。
てかむしろ人生最後と願いたいです。
しかもなぜか途中、深夜に突然の乗客全員荷物チェック。
やるのはいいけどなぜこのタイミングなのか意味わからん。
乗る前にも空港並みに厳重な荷物チェックがあったので、やはり時々バス強盗的なものがあるんでしょうね。
途中休憩で食べたタコス。めっちゃ美味い。
Wi-Fiも繋がらず、食事や飲み物も一切出ない長い長いバス移動でしたが、実はアメリカからサンディエゴに向かうバスターミナルで、日本人の若者と出会っていました。
彼は日本の大学を休学してカナダの大学へ8ヶ月間留学、その後友人と束の間のアメリカ旅行を楽しんだあと、サンフランシスコからLAまでヒッチハイクで来たそうです。
若さだなー。
そんな彼とグアナファトに着くまで一緒だったため、お喋りしたり爆睡したりで意外とあっという間の43時間でした。
入国審査を受ける若者、まーしー。
彼とは後日メキシコシティでも会う予定です。
さぁそんなこんなでやっとメキシコ観光の最初の街、グアナファトへやって来たわけですが、もう街全体が可愛すぎて、僕の中の乙女心(と言ってもそっち系の人ではないです)を完全にもっていかれました。
なんすかこの可愛さは。
どうなってんすかここの人たちのセンスは。
しかも路上で売ってるタコスやらアイスやらがいちいち激旨。
地元民で賑わってる露店や店はもれなく美味い、の法則はここでも健在。
お洒落なレストランとかカフェもたくさんあるけど、値段もそれなりに高いし、さらにチップまで上乗せなので僕のように貧乏旅行をしている旅人は露店で十分。
標高2,000mだけどアイス屋さんもたくさんあってしかも安くて旨い。
とりあえず新しい街に来たら僕がまずやることは、街で一番大きな市場に行くこと。
ご飯も食べられるし土産物屋もあるし食材も安く手に入るしと、その街の人の生活の中心になっているのが市場。
市場に行けば、その街の大体の物価や物の相場が分かります。
今やマルちゃんのカップ麺は世界ブランド。
どんなに小さな商店でもマルちゃんは置いてあるのをよく見かける。
果物王子の私としては買わずにはいられない。
ここで特大マンゴー2個、ぶどう1房、ミニプラム8個を53ペソ(350円ぐらい)て購入したのですが、これが驚くほど美味しかった!
特にマンゴーとプラムは、今まで食べてきたものをはるかに凌ぐ甘さでした。
※ちなみに僕は沖縄にもフィリピンにも住んでいたことがありますが、メキシコのマンゴーには敵いません。
グアナファトは街が宝石箱のように綺麗なことで有名。
夜景はこんな感じ。夜景って正直あんまり興味なかったけど、ここは本当に綺麗だと思った。
他の旅人のブログなどを見ると「グアナファトは小さな街なので、1日あればほとんど見て回れる」なーんて書いてありますが、なんのなんの、トレイルランナーの端くれである僕から言わせれば、「君たちグアナファトの魅力を半分しか見てないぜ!」と言いたい。
と言うのも、グアナファトを取り囲む外輪山は知られざるトレイルパラダイス。
まぁ普通のバックパッカーがそれを知ったところで行けないと思うけど…。
そんなわけで滞在2日目、3日目は久々にトレイルランニング!
変化に富んだトレイルと絶景!
ふっふっふ、普通の旅人はこんな上から街を見下ろしたことはあるまい。この翌日はあっちに見えてる山へ。
途中いっぱいいた野牛。角の尖り具合が若干こわい。
前日はあっちの山。この日はこっちの山。
この時僕の背後では雷と稲妻が…
どこまでも走って行けそうな雄大なトレイル。
帰ってきて宿のバルコニーからの眺め。ラザニア&サラダと、メキシコと言えばコロナビール!贅沢の極み。
メキシコ一発目の街ですでに最高に楽しいですが、明日は友人から薦められた、サンミゲル・デ・アジェンデという、これまた世界遺産の街に立ち寄ってからメキシコシティへ。
メキシコに遊びに行かれる予定の方はぜひグアナファト、お薦めです。
ランナーじゃなくても、ハイキングが好き、山が好き、自然が好きな方なら、街だけでなくぜひすぐ近くの山まで足を伸ばすことをお薦めします。
ちなみに気になるメキシコの治安ですが、グアナファトはカンクンと並び、メキシコの中ではかなり治安が良い方だと言われています。
ただし、宿の施錠は厳重だし、家々の塀のてっぺんには侵入防止で瓶の破片が埋め込んであったりと、防犯意識はかなり高いです。
また、街ではショットガンを持った警官も頻繁に目にします。
僕が安全だったからと言って、他の人にも安全と言えるわけではないので、他の旅人が安全だと言っても気を抜かずに防犯対策をすることをお薦めします。
メキシコシティでは4泊し、有名なテオティワカンのピラミッドにも行くので、また数日後にはブログを更新するかと思います!
てか書くことや載せたい写真が多すぎて頻繁に更新するかもです!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~アメリカ編⑥~
Hey guys!!
さてさて、Facebookでもお知らせした通り、3週間の予定が6日で山を下りることになりました。昨晩はLos Angelsで優雅に10日ぶりのシャワーを浴びどーも僕です。
John Muir Trail、というワードをGoogleで画像検索してみてください。
見ました?
見ましたね?
ねーほんとに見たの?
そう、それが本来のJohn Muir Trailです。
そして僕が歩いたJohn Muir Trailがこちら。
冬のアルプスかよ。
湖凍ってんし。
まさか自分がこんな登山家みたいなキャンプすることになるとは思ってませんでしたよ。
雪を溶かして水作ったの初めて。
ちなみに上の写真は夜の8時過ぎぐらい。
標高3,300m。
この少し前にどこかでデジカメを紛失。
30分ぐらい探すも、テントを張れる場所を探さなくてはならなかったため諦めました…
ロングトレイルに欠かせないストックも、2日目に雪の斜面で激しく転倒した際にすでにお亡くなり済み。
ザックにくくりつけておいたはずの軽アイゼンも、いつの間にか紛失。
軽く30kgオーバーのザックは肩に食い込み、ザックを降ろしても変な歩き方になるほどのダメージ。
腰に当たっている部分は床擦れ状態でかさぶた誕生。
足の豆は潰れ、爪は化膿し着地の度に激痛。
トレイルは雪でなくなり、常にルートを探しながらの雪中行軍。
たまに雪のないトレイルが現れたと思えば蚊の大群に囲まれ、口、耳、鼻、目まで入ってきて発狂。
発ガン性物質のDEETが30%含まれたスプレー(ちなみに日本の規定では11%が上限。アメリカにはDEET100%という恐ろしいスプレーまで売っている)を全身にふんだんに吹き掛ける。
昼は気温が35度まで上がり、夜は0度近くまで下がる。
途中補給ポイントだったはずのトゥオルミーメドウは大雪のせいでCLOSED。
(ヨセミテのレンジャーはこのことについて一言も触れていなかった。後で知り合う他のハイカーもそれについて怒っていた。)
要チェックポイントでもなんでもないただの小川が腰まで増水。流れが早く、死ぬほど冷たい川の渡渉。
今年のシエラネバダは記録的な大雪が降ったという話は聞いてましたが、他のハイカーがアイスアックス持ってたときはさすがに「俺、やばい年に来ちゃったかも」と思いました。
トレイルで出会った他のハイカー達も途中でリタイヤすると言う人がほとんど。
ただしリタイヤと言っても、レースみたいに待っていればバスが回収してくれる訳ではもちろんないので、街に近いポイントから自力で山を下りなければなりません。
なので、下りる力が残っている内にリタイヤを決める必要があるのです。
映画「マトリックス」のモーフィアスの言葉が頭のなかに響きます。
「知ることと歩くことは違う。」
まさしく。
そしてリタイヤを決め、街に向かう途中ふと自分の来ているTシャツに目をやると、
「no pain , no gain」(痛み無くして得るもの無し)
ふふ…、うふふふ…。
ちなみにこれは過去2回参加しているトレイルランニングレース、身延山七面山修行走のノベルティTシャツ。
まだまだ修行が足りなかったようです。
まぁJMTだけの為にアメリカに来たのならば、もしかしたらハイクを続けていたかもしれませんが、僕の旅はまだ始まったばかり。
ここで無理をしても仕方ありません。
失ったものもありましたが、トレイルでは素敵な出会いもありました。
ハイク開始前夜はヨセミテのキャンプ場で、僕の近くにテントを張っていいか聞いてきた男性1名(僕より少し年上)と、そのあと来た女性2人組(僕より少し年下)の4人で焚き火を囲みながら語り合い(この時の写真は無くしたカメラの中に…)、トレイルでは3日目に推定60歳のリチャード、26歳のブライアン&22歳のオースティンと4人パックでハイクしました。
右の金髪がオースティン、ハットの髭メガネがリチャード、爽やかな振りしてるブライアン、サングラス焼けした猿林。
この3人とはかなり仲良くなり、僕がリタイヤを決めたレッズメドウという山小屋のようなところでは、アメリカサイズのハンバーガーをリチャードが奢ってくれ、オースティンも後で写真をメールで送ってくれると言ってました。(途中、凍るように冷たい川にブライアンが飛び込んだものの、「クレイジー!!」と言ってすぐに陸に上がった全員爆笑の写真)
チャールズが奢ってくれたバーガー。最強に美味かった。
4人で仲良くテントを張る。
リタイヤ後に下りた街のキャンプ場では隣でキャンピングカーステイしていたご夫婦2組(旦那さんが兄弟)に超絶優しくしていただき、夕食にブリトーやマルガリータをいただきました。
朝にはコーヒーまでご馳走になり、別れ際には、(彼らが今住んでいる)サンディエゴで何か困ったことがあったら遠慮無く連絡してきなさい、とメールアドレスをいただきました。良い人過ぎでしょ。
別れ際にささやかなギフトとして、手拭いをあげました。
JMTをリタイヤこそしましたが、素晴らしい出会いの連続に、ようやく旅らしくなってきたことを実感します。
ちなみにJMT開始前に載せられなかったヨセミテの写真がこちら。
ハーフドーム。許可証をとれば上まで登れる。
ヨセミテフォール。この水量を見るだけで山の雪が多いことが分かる。
エル・キャピタン。間近で見ると圧倒的な迫力。ここをフリーソロで登るあいつはマジでぶっとんでますよね。
そしてこちらは本日行ってきたリトル・トーキョーにある、スエヒロで食べたカツ丼。
あざーす!
久々に食べた日本食は気絶するほど美味かった。
LAでは特に予定がなかったので、適当に街をぶらぶらしていましたが、偶然発見した古本屋(確か「The Last Books」って名前だったような…)が僕のどツボでした。
超オシャレな古本屋さん。
ジャケ買いならぬ装丁買いしたくなる本がたくさん。じゅるり…。
めちゃくちゃ買いたくなる衝動を必死に抑えながらも、特によだれものだったのがこの2冊。
あのlonely planet社が出している、「FOOD TRAILS」という本。
旅をしながら美味しいもの食べよう、という内容。素晴らし過ぎる…。
日本も載ってます。
スイーツのレシピ本。この装丁のセンス!
中もお洒落。写真が美味そ過ぎ。
本マニアでもある自分は、嬉しくも歯痒い本屋に1時間以上も滞在してしまいました。
さて、少し長くなってしまいましたが、それでもJMTについてはまだまだ書くことがあるので、帰国後に別枠でゆっくり書きます!
明日はLAからサンディエゴを経てメキシコ国境の街、ティファナへ。
そこから35時間(!)のバス移動で、グアナファトという街へ行く予定。
約1ヶ月間のテント泊生活に別れを告げ、いよいよメキシコへ!
楽しみ過ぎて早くアメリカ出たいです。
メキシコからは物価も下がり、のんびりと旅をする予定なので、今度はすぐにブログを更新できると思います!
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~アメリカ編⑤~
Hey guys!!
今はサンフランシスコからヨセミテ国立公園へ向かう為の経由地、Mercedという街にいます。
今日はここMercedで時間が余ったので、映画館でパイレーツオブカリビアン見てきました。はっきり言ってほとんど英語が分からなどーも僕です。
24hマックで一夜を明かそうと思っていたらまさかの0時閉店ということがわかり、この旅初のモーテルに泊まっています。
無駄にでかいベッド。60ドル高いっす。
でもおかげで洗濯もして、頭と髭も刈って、バッテリー類も充電して、JMTに入る前に準備が万端に整いました。
実は昨日もめちゃくちゃ暇な1日でしたが、間髪入れずにブログ更新するのもアレかと思い、サンフランシスコ空港内のくつろぎスペースで今後の旅の予定を考えたり、YouTubeで「ダウンタウンなう」の動画を見てました。
レンタカーを返却して荷物を全てパッキングしたら絶望的な重さになって若干帰りたいです。
重い…他のハイカーと何が違うのだろうか…?
ちなみに今回の旅に持ってきた本は2冊。
Paulo Coelhoの"ALCHEMIST"(邦題「アルケミスト―夢を旅した少年 (角川文庫―角川文庫ソフィア)」)と、村上春樹の"What I talk about when I talk about running"(邦題「走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫)」)
いずれも日本語では読んだことがあるので、今回は勉強も兼ねて英語版を買いました。
「アルケミスト」は世界的ベストセラーで、ジュリア・ロバーツを始め数々の有名人が大好きな本としてお薦めしています。
特に旅が好きな人なら沢木耕太郎の「深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)」、ジャック・ケルアックの「路上 (河出文庫 505A)」に並び、読むべき本でしょう。
僕はこの本が好きすぎて、常に文庫本を2冊所有し、お薦めしたい人がいるとその人に貸すのではなくあげちゃってます。
ていうか基本的には全ての人に読んでほしい本です。
村上春樹の「走ること…」については、ランナーなら読んでいて当たり前だと思いますが、以前トライアスロンの最高峰"IRONMAN"のYouTube動画を見ていたら、動画の冒頭でこの本の中の言葉を引用していてしびれました。
読書家だけでなく海外のアスリートにも多大なインスピレーションを与えている村上春樹、かっけーです。
2日住み着いたサンフランシスコ空港を後にし、市街地で名物のパンの器に入ったクラムチャウダーを食べました。
しかも有名ベーカリーのBOUDINというお店で、洒落乙に外の席でいただきました。
コーヒーも頼んで10ドルオーバーと少し高めでしたが、2日間の宿代がタダだったことと、一応サンフランシスコ名物のひとつぐらい食べておかねば!ということでめっちゃ美味しかったです。
久々にまともな物食べたなって感じでした(笑)
ちなみにシャワーはさっき5日ぶりぐらいに浴びました。
さて、この旅に出る直前のブログで、今回の旅を大きく4つのセクションに分けました。
アメリカでの1ヶ月半の滞在はセクション1になるわけですが、そのアメリカも前半と後半に分けられます。
前半はレンタカーで移動しながらひたすら国立公園を巡る旅。
これはこれで、海外でのレンタカー長距離移動経験や、毎日のキャンプ生活(時々車中泊)など、始めてのことずくめでとても貴重な経験となりました。
グランドサークルは夜もとにかく暑く、なかなか寝付けなかった。
そして後半、全長約340kmのトレイルを約3週間キャンプしながら、今度は歩き倒す旅がこれから始まります。
アコンカグア・イースター島・パタゴニアのセクション4を今回の旅のハイライトと位置付けていますが、このJohnMuirTrailもなかなかのワクワク感です。
衣食住の全てを背負い、たった一人で標高3,000m以上の熊の住む山々を踏破する、夢のような時間です。
でもよく考えたら、僕が今一番の目標にしているTrans Japan Alps Raceは、距離415km、累積標高27,000m以上を8日以内に踏破しなきゃいけないんですよね。ほんまクレイジーやわ。
まぁ荷物の重さは桁違いですが…。
前回も書いた通り、恐らく次回ブログを更新できるのは山から降りたとき。
その時点で今回の旅の4分の1が終わったと思うと早いものです。
ブログに載せきれない写真ももちろん大量にあり、折を見てアルバムの形でFacebookにアップできればと思います。
そして改めてになりますが、いつもブログを読んでいただいて本当にありがとうございます。
僕はブロガーではないので基本的にブログから収入を得ておらず、皆さんのコメントや、いいねが本当に励みになります。
そして一人遠く離れた言葉も通じない場所で、常に何らかの危機を感じながら旅をする自分にとっては、皆さんとのコミュニケーションは束の間の安堵の時間でもあります。
しばらく間があきますが、今後もよろしくお願いいたします!!
See you again!!
旅ブログ~アメリカ編④~
Hey guys!!
Saltlakeがあんなにも塩だったとは思いませんでした。もうここで記念撮影して「ウユニ塩湖に行ってきました!」って言ってもバレないんじゃないかっていうぐらい白かったです。今気付きましたけど、ウユニ塩湖って省略するとウ○コになりまどーも僕です。
まっちろ。
アウトドアの聖地ソルトレイクで、アメリカ最大手アウトドアショップのREIに行ってきました、と言えば、アウトドア愛好者はよだれものでしょう。
お目当てはJohnMuirTrailで携行が義務付けられているベアキャニスター。
JMTでは基本的にどこでキャンプしても良いかわりにいくつかルールがあり、食べ物飲み物は全てキャニスターに入れてテントから離したところに置いておかなければなりません。
ちなみにREIでは日本のアウトドアメーカーSnowPeakの製品も少し置いてあり、ちょっと感動。mont-bellはなかったけど。
そういえばイエローストーンでは車のタイヤがパンクするというトラブルがありましたが、拙い英語でなんとか修理してもらい、修理費用も後日100%保険で返ってきました。
保険入っておいてよかったー。
さて、バッファローがウロウロしているイエローストーン国立公園を後にし、丸々2日かけて現在はサンフランシスコにいます。
山猿、都会へ降り立つ。
車のバッテリーランプの件もあったので、万が一に備えて少し早めに来たのですが、早く来すぎてやることがありません。
山ではいくら時間があっても足りませんが、都会では時間をもて余すあたりが野蛮人。
いや、実を言うと私、サンフランシスコには来たことがあるんですよね。昔。
もう20年近く前になりますけど。
なのでゴールデンゲートブリッジだとかフィッシャーマンズワーフだとか、有名どころはもう行っちゃってるわけです。
とは言え、なんせ大昔のことなので、とりあえず近くのスーパーに車を停め、トレランスタイルでサンフランシスコの街を走って観光しました。
パタゴニア。店はそんなに大きくない。
とりあえず定番のフィッシャーマンズワーフ。全ての物がクソ高い。
サンフランポリス。
ジャパンタウンと言われる一画にはジャパンセンターなるものがあり、色々なお店が入っています。
紀伊國屋書店では日本と全く同じ本たちがならんでいるのですが、その中でも個人的にツボだったのが、
スキージャンプのレジェンド、葛西選手のストレッチ本です。
アメリカでこれ買うやつ誰だよ。
日本食レストランでは日本が誇る食品サンプルも。
キツネうどんと天丼が同じ10.50ドル…だと…?
名前は違うけど、歌舞伎揚げも売っててめっちゃ食べたくなった。
高いし嵩張るから買わなかったけど、これ1袋で500kcal以上摂れるからトレイルフードとしては良いかもしれない。
ちょっとここで話はそれますが、私トレラン以外にも色々と趣味を持ってまして、最近こそアウトドアファッション一辺倒ですが、少し前までは古着が大好きだったんですね。
学生時代には近くに住んでいたこともあり、月に2回は下北沢に行っていたものです。
その下北沢で恐らく最も有名な古着屋の名前の由来にもなっている、HAIGHT&ASHBURY(HaightStreetとAshburyStreetの交差点を中心としたエリアで、ヒッピー文化の中心地でもある)に行ったんですが、もう色々な意味でやばいですね。
本当の意味でやばそうなお店ややばそうな人達がいる一方で、超かっこいいって意味のやばい古着屋さんもたくさん!
時間、は、あるので、お金とザックのスペースに余裕があれば(笑)、古着をわんさか買いたいところですが、今回はお預け。
てかなんだかんだ言って歳も歳だし、日本に帰ってもやっぱ着心地最高のアウトドアブランドの服を着ると思うし。
でも楽しかったっす。
日本も含めて久々に都会を楽しんだ感じ。
てか、行ってから思い出したけど、ここも昔兄に連れて来てもらったことがあって、その時入った店にまた入った途端に思い出しました(笑)
あと、「やっぱりアメリカと言えば」の内の1つ、WholeFoodMarket(オーガニックや自然食品などだけを扱うナチュラル派志向のスーパー)もHaightStreetにあったので、併せて楽しめました。
日本酒も少し。なんか1個変なのある(笑)
んで、サンフランシスコは宿も当然高く、キャンプ場も市街地には無いため、今日と明日は前からネットで調べておいた、空港内の快適スペースで夜を過ごします。
すぐ横にトイレもあり、Wi-Fiも使えてコンセントまである、まさに快適スペース。
YosemiteVillegeで無事にパーミット(許可証。これがないとキャンプできない。つまりハイクできないことを意味する)を取得できれば、JohnMuirTrailには5日から入る予定ですが、恐らくJMTに入った後は、スルーハイクしてLonepineの街に降り立つまで、約3週間全くWi-Fiが使えないので音信不通になります。
なのであと一回どこかでブログが更新できればと思いますが、できなかったらごめんなさい。
と、いうわけで、期待の意味も込めて、
See you soon!!
旅ブログ~アメリカ編③~
Hey guys!!
レンタカーのバッテリーランプが黄色く点灯していていつエンストするかとビビっているどーも僕です。
この記事を書いている今はYellowstone国立公園にいます。
公園内で唯一無料Wi-Fiが使えるマンモスビジターセンターで、バッファローやエルクの剥製に囲まれながらケータイをいじっているのは僕だけです。
さて、前回のブログからかなり色々なことがあったので、それぞれ少しずつ書きますね。
細かいことは帰ってからみなさんに直接お話するとして。
BryceCanyonの後は、GrandCanyon、AntelopeCanyon、Horseshoebendなどに行きました。
谷底に降りられる。けっこう歩くけど。
グランドキャニオンはそれはそれはものすごい…、人で、もはや巨大な商業施設と化していました。
景色はもちろんすごいんだけど、規模が大きすぎて実感があまりわかないのと、人の多さで、正直そこまで感動できなかったです。
ちなみにこのときはどこのキャンプ場もいっぱいで、国立公園から出た道路の路肩で車中泊しました。
ホースシューベンド
アンテロープキャニオンは今はツアーでしか行けないようになっていて、1時間半で48ドルとかなり高かったのでどうしようか迷ったのですが、行って良かったです。
何が良かったって、その景観ももちろんだけど、このあたりのエリアはナバホ族といういわゆるインディアンの人達が元々住んでいるエリアで、ナバホの人達がツアーのガイドをしていること。
まぁ彼らも今ではファーストフードを食べるようになって、時代の流れは感じずにはいられないけど。
映画「フォレストガンプ」で、フォレストが走るのを止めた場所で有名なモニュメントバレー。
そして一気に車で北上、多分500km以上走ったかな?
灼熱のグランドサークルを離れ、一路グランドティトン国立公園へ。
ここは期待通りの素晴らしさで、いちいち景色がかっこよくて写真を撮りまくったり、お土産屋さんでステッカーを買ったりしました。
トレイルでは日本人とのハーフで姫路と滋賀にも住んでいたことがあるというAsh君(写真右)としばらく会話。
外来種の木を切ったりトレイルを整備する仕事をしているそうで、来年には日本に来てそういう会社を自分で立ち上げたいとのこと。
来年日本で再会することを約束し別れました。
本当はこの日の夜バックカントリーキャンプに誘ってくれたのですが、既に自分のキャンプグラウンドに2日分の料金を払ってしまってキャンセルができなかったため、合流できませんでした。残念。
ちなみにグランドティトンとイエローストーンは完全にグリズリーの生活圏内で、公園内ではベアスプレーの携行が推奨されています。
キャンプグラウンドでもこのようにベアボックスなるものがあり、食べ物飲み物は食事時以外、このボックスか車の中に入れておかなければならない。
テント内に置いておくのは駄目。
ただベアスプレーは50ドルぐらいして高いので僕は買ってません。
なので、イエローストーンのこんな美しいトレイルでも…
万が一に備え木の棒を持ってすごい緊張感の中走りました。
グリズリーといえばアレですからね、ドラクエでも会いたくない攻撃力の高いやつです。
でもAsh君曰く、グリズリーよりエルク(トナカイみたいなやつ)の方が攻撃力が高いらしく、遭遇したら木の陰に隠れた方がいいと言われました。
道路を横切ったりとか普通にあるので、しょっちゅう渋滞してます。
バッファローとの距離1.5メーター。意外と目は可愛い。
あと、グランドサークルでアリゾナのウォルマートに行ったんですが、さすがはウォルマート、色々なものがバカみたいに安かったです。
ジュースとか缶詰めとか、この量で1ドルかよ!みたいな感じで、当面の食料を買い込みました。
明日はイエローストーンを出て、一度ソルトレイクシティに寄ったあと、いよいよサンフランシスコへの約1200kmの大移動が始まります。
車大丈夫かな。
途中どこかのキャンプ場か、24時間オープンのマクドナルドで一夜を明かす予定です。
サンフランシスコでは空港ラウンジで寝て、宿代を浮かそうと目論んでいます。
アメリカでの後半戦、全長340kmのジョンミューアトレイルに入る前にもう一度ブログを更新できるかと思います。
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~アメリカ編②~
Hey guys!!
旅ブログ第2回は内容盛り沢山なので覚悟して読んでくださどーも僕です。
まずは前回の続きから、ザイオンからブライスキャニオンに向かう途中、少し寄り道してCoral Pink Sand Dunes State Parkという長い名前の、要は砂漠に行きました。
あんまり観光客もいない野老で全然期待せずに行ったら、
これです。
わかりますかね?右の方にちっちゃーく人が写ってるの。このスケールです。
まぁ正直砂の色はピンクではないですが凄かったです。
そして空の色もめちゃくちゃに青くて、多分今まで見た中で一番青いんじゃないかっていうぐらい。
僕の近くに1組ファミリーがいたのですが、小さな女の子が「ウワォ!」を連発して、ますだおかだ」の岡田の真似してました。
こんな砂漠にもたくましく咲く花。
さて続いてはブライスキャニオン。
何やらアメリカの国立公園には年間パスなるものがあることをここで初めて知り、購入。
これがあると、1年間ほぼ全ての国立公園に入り放題で80ドル。
車で国立公園に入る場合、場所にもよりますが有名なところだと30ドルかかるので、3つ行けば元がとれます。
ザイオンでは知らずに既に30ドル払ってしまった…
さてまず初日はとりあえず公園内を観光しよう、ということで、15kmぐらい走っちゃいました。
今回は三脚持参で、セルフタイマーをセットしては走って戻ってを繰り返したので、けっこう疲れました(笑)
あんまりこの言葉は使いたくないんですけど、やばくないですか?コレ。
画像は一切加工とかしてないでこの色ですよ。
ブライスやばいです、はい。
そして肝心のトレイルレース。
なんとまぁ、腕時計もスマホの自動設定の時計も、借りた車の時計までアメリカのサマータイム設定になっていなくて、スタート地点までのシャトルバスを見事に乗り損ね、仕方なく50mile(80km)から50kmの部に変更となりました。アメリカに来て1週間も気づかなかったなんて、さすが僕ですね。やってくれる。
まぁそれぐらいアメリカは時計がなく、逆に日本人は時間を気にしすぎ?
50kのスタート。日本と違って緩~い雰囲気で、スタート10秒前ぐらいまでみんな前の方に行かない(笑)
しかし、50kmに変更して正解だったと気づくまでに、そう時間はかかりませんでした。
スタート地点は標高2,400m。
すでに富士山富士宮口五合目の高さ。
通りですぐに息があがるわけだ。
そして照りつける太陽。灼熱のトレイル。
水を飲んでも飲んでも渇く喉、あまりの暑さに食べ物を胃が受け付けず。
正直35km地点のエイドステーションでリタイヤしようか本気で悩んで、とりあえず30分ぐらい日陰で休みました。
「こんなことではトランスジャパンに出れないぞ!」自分に言い聞かせ、なんとか再出発。
ほとんど砂漠。砂ぼこりでみんな足が真っ白。
ラスト2キロは緩やかな下りで、いつもなら10分もかからないのに、この日は止まっては吐いてを繰り返し、50分かけてやっとゴール。
ゴール後も救護テントで胃液を吐き続け、まさかのフィリピンに続き点滴を打ってもらい、ゴールから2時間後になんとか回復しました。
レース中、他にも山の中でぶっ倒れてレスキューの人にその場で点滴打ってもらってる人もいたので、かなりハードなコンディションだったんだと思います。
アップダウンはそこまで大きくないにもかかわらず、あの比叡山トレイルレースよりも遅い、9時間40分でのゴールとなりました。
今は元気なので大丈夫です。
ちなみにレース中に日本人の方(なんとあの暑い中100mile完走!)と知り合い、夜はビールで乾杯しました。
とりあえずこれで1つのミッションが終了したので、あとは臨機応変に予定を変更しながらゆるゆると旅を続けます(笑)
それではまた!
See you soon!!
旅ブログ~アメリカ編①~
Hey guys!!
次の更新がいつになるかわからないとか言っておきながらいきなり更新してるどーも僕です。
出発の日にケータイを忘れて電車を1本遅らせるというトラブルがありましたが、その他は概ね問題なくアメリカ侵入を果たしました。
ラスベガス空港の男用トイレ。女用は誰か気になる。
ラスベガス空港でレンタカーを3週間借り、まずはザイオン国立公園へ。
初日は時間も時間だったので、途中の辺鄙なキャンプ場に1泊しました。
ベガスからの道中はいきなり壮大すぎる景色が広がっていたベガス(ざます風にベガスを語尾に付けてみました)
アメリカの国立公園はすでにシーズンインしてるらしく、ザイオンでは駐車場も予定してたキャンプ場もすでにいっぱい!
仕方なく高いけどWi-Fiとシャワーが使える近くのキャンプ場へ。
目が覚めたらこの景色が飛び込んでくるんだからやってらんないですよね。
みんなほんとキャンプが好きなようで、キャンピングカーの数がすごくて、キャンピングカー専用のキャンプ場もたくさんある。
てか当たり前だけど、キャンプ場って基本1スペースでいくらって計算だから、一人より複数人でキャンプした方がお得ですわな。
あと、ここが国立公園だからってのもあるだろうけど思ってたより全然物価が高い!
ザ・アメリカ的なコーラやスニッカーズですら日本より高いってどういうことよ?
まぁ逆に日本の物価が長い間変わらなすぎっていうのもあるんだろうけど。
国立公園内は無料のシャトルバスが頻繁に通っていて、たくさんあるトレイルヘッド(少し違うけど日本の登山口みたいなもの)に簡単にアクセスできる。
ではここからは写真連発でお届けします。
まずは昨日午後から行ったNARROWS(「狭い」という意味)
最後はカメラを岩の上に置いて走ってる自分撮り。石川弘樹さんのようにかっこよく撮れない…
ここは途中からザブザブと川の中を歩くコース。
もはやトレッキングではなくキャニオニングだが、けっこう深くて流れのきついところも老若男女進んでいく。
奥に進むにつれて谷も細くなってきて、最後は僕一人になったけど(笑)
日光白根山で捻挫した足首にまだ痛みが残っていたので良いアイシングになりました。
続いては今日行ったいくつかのトレイル。
当然写真では伝わりきらないのですが、これが一発目の国立公園で、これからもっとすごいのが続くのかと思うとワクワク通り越してなんかもうよく分かんないですね。
意外とトレッキングだけじゃなくてトレランもできてるので、良いトレーニングにもなってます。
さて明日はブライスキャニオン国立公園へ移動し、土曜のレースまでそのまま滞在。
次に更新するときはレースの結果を報告します!
See you soon!!
旅へ。
フィリピンから日本に戻ってから一度もブログを更新できず、いよいよ今日がアメリカへの出発の日となってしまいました。
諸々の公的手続きや装備品の確認&買い出しなど、色々とやることがありバタバタして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
フィリピンという国についてまとめようと思っていたのですが、今回は他にも書きたいことがあるのでいずれ別の機会にフィリピンのことを書こうと思います。
とはいえ、たった2ヶ月間、それも首都のマニラではなくセブ島の語学学校にいたぐらいで、「フィリピンはこんなところで、フィリピンの文化はこんな感じ」などと語っていいはずもなく、語れるわけもないのですが、あくまでも僕なりの視点から、いずれ書きます。
そしてこれは、今後の旅に関しても同じことが言えるわけで、僕がブログやFacebookでお伝えすることというのは、その国のごくごく部分的な側面でしかありません。
インターネットが普及した情報社会だからこそ、それを忘れないようにしないとね。
フィリピンから戻って、日本でやらなければならないこと、やっておきたかったことがいくつかありますが、そのうちの一つが富士登山です。
外国人との会話の中で、日本のことを説明する時に、かなりの頻度でMt.Fujiの話題になり、やはり海外でも日本の山といえばMt.Fujiというの有名なんだなと知りました。
そしてこれから約半年間、海外を旅する前に、なんとなくそのMt.Fujiに登りたくなったのです。
とはいえまだ6月頭、今年は雪解けが遅く、御殿場ルートはかなりの雪が残っており、残念ながら3600mで敗退となりました。
それに栃木からだと片道3時間かかるので、日帰りだと時間的余裕がないのです。
そのリベンジというわけではないですが、先週末は日光にある白根山という関東の最高峰に登ってまいりました。
栃木県民のくせに今まで登ったことがなかった山ですが、はっきり言って最高でした。
ただここでも部分的に雪がガッツリ残っていたため、下りは雪渓をグリセードで滑り降りてめっちゃテンション上がりました。
日光白根山に登りたいと思ったのは、先日友達の美男美女韓国人カップルがわざわざうちの実家まで遊びに来てくれ、3人で那須まで遊びに行った際に日光の雄大な山が目に入ってしまって完全に心持っていかれたからです。
数日後にはアメリカの壮大な景色が見れるってーのに、全く山中毒者は困ったもんですね。
ちなみにそのカップルの彼女の方が以前那須に住んでいたこともあり、二人とも何度も那須へ行っているようで、栃木県民の僕より全然詳しかったので、僕は完全に案内してもらう側でした(笑)
友達カップルと、俺。くそぅ。
あと日本でやりたかったことが、上野の東京都美術館で開催中の「バベルの塔展」に行くことでした。
正直行く前は、有名な「バベルの塔」以外の展示品には期待を持っていなかったのですが、ほとんどすべての絵を前に興奮しっ放しでした。
少しでも美術や絵に興味がある方は、ぜひ足を運ぶことをお薦めします。
さて、今回の僕の旅の予定について、かなりざっくりとですが改めて説明します。
①アメリカでトレイル歩き三昧
グランドサークル、イエローストーン&グランドティトン、ジョンミューアトレイルをテント泊しながら1ヶ月半ぐらいかけて周ります。基本的にモーテルなどには泊まらない予定なので、次にブログを更新できるのがいつになるか分かりません。
②中米をのんびり通過
メキシコ、キューバ、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス、コスタリカ、パナマ等々、多分一生に一度しか行かない国々をさらりと旅します。
③南米主要スポット&アンデストレッキング
パナマから海路でコロンビアに渡ったあとは、ペルーでアンデス山脈をテント泊で回り、マチュピチュやウユニ塩湖などとりあえず有名どころは行こうと思っています。
何と言っても今回の旅のハイライトはこのセクションになるでしょう。
アメリカ大陸最高峰のアコンカグア(標高6,960m)への挑戦、大学時代環境問題の勉強をしている頃から行ってみたかった、自然破壊により滅亡したイースター島(ラパ・ヌイ)、世界中のアウトドア愛好者が憧れる、桁違いのスケールを持つパタゴニアの山と大地。
トータルで約半年ぐらいの期間を予定していますが、未来のことは分かりません(笑)
当然ですが、海外では(というか今回の旅の内容的に)Wi-Fi環境にあまり期待できないので、SNSの更新が1ヶ月以上ないこともあるかもしれませんが、きっと無事ですのでご心配なく(笑)
とりあえずLos Angels空港でWi-Fiが繋がるっぽいので、一発Facebookアップするかも。
最後に、
今の時代、世界一周しているバックパッカーなんて腐るほどいるし、前人未到のことなんてほとんど世の中に残っていません。
だからこれは僕にとって冒険でもなんでもない、ただの旅です。ただの遊びです。
おそらくもう一生できないであろうこの贅沢な遊びの中で、きっと多くのことを学び、長い時間自分自身と向き合うことになると思います。
この旅から戻って来たら、少しはみんなに面白い話ができると思うので、楽しみにしててください!
Thank you for reading my blog always!
See you soon my friends!!
ボホール島で闘鶏を見るの巻。
セブでの語学学生生活も先週の金曜で終わり、土曜からはセブ島から船で2時間のボホール島というところに来ています。
学校の仲間のことやフィリピン生活全般のことは、後でまとめとして書きたいと思いますので、今回はタイムリーなボホールのこと。
ボホールへ到着直後、予想通りトライシクルの客引き合戦。
とりあえず最初の言い値が高いことはわかっているので、「バス乗るからいい」と言ってスルー。実はバスターミナルの場所わかってないんだけど、まぁ港からそう遠くないでしょ、と思いテクテク歩き出す。
少し歩いていると再びトライシクルのおっちゃんに声かけられる。
「10ペソでいいよ」え?10ペソ?さっきのおっちゃんは75ペソって言ってたけど。
「バスターミナルまで行きたいんだけど・・・」
「バスターミナルは4キロ先だから40ペソだな。」
「乗ります。」
この炎天下に重い荷物背負って4キロはさすがにきつい。
しかもさっきの75ペソに比べれば約半額だからよしとしよう。
そういえばセブシティではトライシクルよりバイタクが多かったな。
ところが着いてみると、バスっていうか、ジプニー乗り場でした。
ボホールにはいわゆる日本みたいな綺麗な大型バスも走ってるんだけど、おっちゃん何を勘違いしたか、ジプニー乗り場に僕を連れてきました。
「あれがLoboc行きだよ」
とりあえず予約した宿の方向には向かうらしいので、そのまま乗ることにしました。
ところがさすがジプニー、超満員で僕が座ったのは、対面式の座席の真ん中のスペースに置いた幅10cmぐらいの木の台。
めっちゃ狭いしお尻痛いし、これで1時間かぁ、と最初は嘆いていましたが降りるときに値段を聞いたら20ペソと爆安だったので全て許せました。
1時間乗って45円のバスってどんな価格設定だよ。
宿は6人1部屋のドミトリータイプ。
初日はインド人の家族5人(夫婦と娘3人)+僕というなかなかオリエンタルな夜となりましたが、このブログを書いている2泊目の夜は僕一人で貸切というすごい落差。
エアコン無しなのでかなり暑いです。
シャワーはもちろん水のみ。
シャワーっていうか超弱い打たせ湯みたいのが上からちょろちょろ出る感じ。
そして屋外。でも全然いいです。
さてそんなわけで本日はバイクを借りてボホール島ツーリング。
借りるとき免許証の提示も求められなければ、バイクも120km/hまで出るやつとかなり太っ腹な宿です。
本当は朝9時ぐらいから行動開始しようとしてたのですが、朝まさかの豪雨で一旦部屋で待機。wi-fi繋がるんでYouTubeでクレイジージャーニー見てました。
11時頃になるとカラッと晴れ、いざ行動開始。
まぁ結局その後何度かスコールにやられることになりましたが。
とりあえず適当に海沿いの気持ちの良い道を時速80kmでかっ飛ばします。
ところどころ街のマーケットがあれば覗いて見たり、海で地元の家族が遊んでいるのを見たり、特に時間も気にせずふらふらしました。
所々にこういう地元の人の憩いのビーチみたいなのがある。平和そのもの。
小さな集落内をノロノロ走っていると、何やらある建物からやたら歓声が聞こえます。
近くにバイクを停め、建物内に入ろうとすると入場料30ペソが必要とのこと。
一瞬迷うも、中の盛り上がりの声がすごくてどうしても見てみたくなり中へ。
生まれて初めて生で「闘鶏」というものを見ました。
ものすっごい盛り上がり。
「やばい、ゾクゾクする。」
観客たちはしきりに声をあげ、どうやら客同士で賭けをしているよう。
もちろん僕は賭けませんが(賭け方もよくわからなかったし)、人々の熱気が伝わってきて、正直めちゃくちゃテンション上がりました。
もちろん観光客なんかゼロ。僕だけ。ていうか市街地からもだいぶ離れてるし。
リングサイド(?)はさらに20ペソ必要らしい。それでも人でびっしり。
しばらく観戦した後、闘鶏場外のローカル食堂でランチをとることに。
これがアホかってぐらい美味くてびっくり。
もうね、完全にビーフシチューです。
量も十分で文句無し。値段もコーラをつけて95ペソとまずまず。
やはり旅先ではローカル食堂でローカルフードを食べるのが間違いなく美味くて安い。
その後、世界遺産として有名なチョコレートヒルズを目指すも、途中「〜 Fall」(名前忘れた)の看板が目に入り、川&滝好きの血が騒ぐ。
「滝、だと・・・!?」
大きな道からデコボコの林道に入りさらに5km、ここもやはり地元の人のみで賑わう綺麗な滝に到着!
スコールに備えてラン用の乾きやすい服で来てたので、迷わず飛び込む。
いやーあれだわ、闘鶏見て美味い飯食べて滝つぼで遊んで、一言で言うとあれだわ。
最高。
ボホール最高。
フィリピーノガールズをパシャリ。みんな笑顔でピースしてくれた。
ぶっちゃけもうチョコレートヒルズとかよくね?みたいなテンションになっちゃいましたが、一応ボホールに行きたいと思った最初の理由がチョコレートヒルズなので行くことに。
ちなみに途中のデコボコ林道でも、民家の近くを通りかかると小さな子供が満面の笑みで「Hi!!」って言ってくれたり走ってバイクについて来たりとめっちゃ可愛かったです。
途中の有名なManmaid Forest。綺麗な森の中を道路が走っている。写真撮ってる人もちらほら。
で、こちらが有名なチョコレートヒルズ。
チョコレートヒルズの滞在時間は約10分で終了。
ちなみに闘鶏場と滝はそれぞれ30分ずつぐらいいました。
いや、チョコレートヒルズも良かったですよ?
ボホールに行ったらぜひ行くことをお勧めします。行かない人いないだろうけど。
ただ別に何をするってわけでもないんですぐ降りて来ちゃいました。
なんかやたらと、自転車に乗るジップライン(旅サラダでもやってた)とかサーフボードに乗るジップラインの看板が出てたけど、まぁ値段が高いことは容易に想像できるし、「別にサーフボードは海で乗ればよくね?」って一瞬でも思っちゃったのでもうやる気が起きずやりませんでした。
展望台は多くの観光客で盛り上がっている。ドローンも飛んでた。
最後また海まで出て、夕暮れに黄昏れてから宿へ。
マングローブと干潟と人。よーく見ると何かを拾っている人が見える。
宿の食堂スペースでビール飲む。安宿の割にかなりおしゃれ。
ここの宿はSUP(スタンドアップパドル)とマウンテンバイクのツアーをやっていて、どうやらそっちで儲けているようです。
まぁセブに2ヶ月住んだ僕の金銭感覚は完全に地元住民のそれなので、SUP体験が最低800ペソ〜とか高過ぎて選択肢にも入りませんでした。
明日は夕方までにセブ島へ戻り、空港近くの宿で1泊してから明後日の朝の便で日本へ帰ります!
おそらくフィリピンでのブログ更新は今回が最後になると思うので、次回は日本に帰ってから、フィリピン生活のまとめを書きたいと思います。
とりあえず日本に帰ったらソッコーで富士山に登りに行く予定です。
それではまた!
See you soon!!
最後の週末、やっぱり山が好き。
セブでの語学学校生活も残すところあと3日というところで、15年ぐらい使っている電子辞書がついにお逝きになられたどーも僕です。
すでにネットでスペイン語機能搭載の電子辞書を注文済み。今頃は実家に届いているはず。
先週末はセブでの最後の週末でした。
最後ということで、セブでどうしても行っておきたかった、一応セブ最高峰のオスメナピーク(Osmena Peak)に行ってきました。
「一応」をつけた理由は、標高が確か1000mぐらいで全然高くないのと、登山口までバイタクで行ってそこから通常30分ぐらいでサクッと登れちゃう山だからです。
ルートを細かく説明しますと、
僕の滞在しているCebu Cityからバスで約3時間、ダラゲテ(Dalaguete)という街で降ります。
バス停とかは特にないので、乗務員の人に、「ダラゲテに着いたら教えて!」と言っておきます。ちなみにバスは乗車率120%な上に、僕の両隣の人が食べてたクラッカーのカスが僕の足の上にふりかかってきてました。ちなみにちなみに僕が今回乗ったバスはエアコンなしです。
行きのバスは106ペソ(230円ぐらい)。こっちのバスは乗ってからしばらくすると乗務員が料金を回収に来る形式です。1000ペソで払ったら舌打ちされた上に、お釣りは890ペソで4ペソはチップとして回収されたようです。
この現象は以前に近所のスーパーでも経験済みだったので、特に文句も言わずスルー。
無事にダラゲテで降りると、早速バイタクのおっちゃんらが「オスメナピーク?」と声をかけてきます。
本来ならここで値段の交渉に入るところですが、たまたまマニラから旅行にきていたフィリピン人大学生の男の子と同乗することになったので、最安値の一人100ペソで乗ることができました。
オスメナピーク登山口まではバイタクで約30分。
125ccぐらいのバイクに男3人乗りは初体験でしたが、なかなか快適でした。
東南アジアあるある。バイクの3ケツ4ケツは当たり前。
普通の観光客はオスメナピークに登った後またダラゲテの街まで戻るので、バイタクのおっちゃんに登山口で待っててもらうのですが、実は今回僕にはあるプランがありました。
オスメナピークから西に約10km、セブでも有数の観光スポット「カワサンフォール(Kasasan Falls)まで繋がるトレイルがあるという情報をネットで探り当て、トラバースルートをトレランしちゃおうという魂胆です。
オスメナピーク山頂までは、バイタクで仲良くなったAlex君と一緒に登りました。
写真は笑顔ですがAlex君は汗だくでヒーヒー言いながら登ってました。
山頂からは西海岸のビーチリゾート「モアルボアル」も見渡せる絶景。
周囲の山の形もご覧の通り変わった風景で、低山の割にはなかなか「山感」が出てます。
しっかり自撮り棒持参のAlex。
ここでAlex君に別れを告げ、僕は一人トラバースルートへ。
他にこのルートを行く人は誰もおらず、景色独り占めですフゥーイェー!
ちなみにオスメナピークで少し喋った他のフィリピン人観光客に、「これからカワサンフォールまで走るんだもんね」と言ったら、「Are you crazy?」と言われました。
このあたりは高原野菜が有名らしい。のどかなキャベツ畑の中も通る。
明らかにやりすぎなぐらい積み上げられたキャベツ。
これを背負って歩いている農家さんがいて心から尊敬します。
だんだんと雰囲気が出てくる山間のトレイル。アップダウンは少ない。
とうもろこし畑の中も通る。こんなトラバースルート日本じゃまずないでしょう(笑)
今のところ山では100%の確率で遭遇している牛。人の気配はない。
野生のパパイヤを横目にジャングルトレイル。
何度かわかりづらい分岐があったけど、少し進んだところに農家さんとかがいて正しいルートを聞けたので、そこまで大きなロストは今回ありませんでした。
途中農家の子供達がニコニコしながらこっちをずっと見てて可愛かったなー。
最後の方は大きめの林道に出て灼熱ながらも快適にラン。
写真に写っている地元の若者に「今からどこ行くの?」と聞いたら「カワサンだよ」という答えが返ってきたので、目的地までもう近いことが分かりほっと胸を撫で下ろす。
また少し森の中のトレイルを走った後、急に現れた滝壺プール!
日曜ということもあって、地元の人でかなり賑わってたけど、暑い中走ってきた体を冷やしてくれる川の水は最高でした。
子供がアクロバティックジャンプしてたので、「写真撮るからもう1回やって」というジェスチャーをすると、快く飛んでくれました(笑)
サービス精神旺盛なローカル少年。ナイスジャンプ!
この辺りはこういう滝壺が徒歩5分感覚ぐらいで4つぐらいあり、真ん中の滝壺では高い位置からの度胸試しジャンピングが行われていました。
地元のおっちゃんが一人ビビって全然飛べなくて可愛かった(笑)
ひとしきり滝と川を堪能したら、帰りの算段です。
やはりここでもバス停とかないので、いつ来るかもわからないバスを道路傍で待つことになります。
で、来たら手を挙げて乗りたい意志を示してバスを止める、というシステム。
幸い今回は30分もしないぐらいでセブ行きのバスが来たので、無事に帰路に着くことができました。
帰りは4時間以上バスに揺られ、学校の夕食に間に合わなかったこともあり、晩御飯は何度も通った近所のローカル食堂へ。
本当にもう常連化してたので、席に着くなり店の姉ちゃんが「アドボでしょ」みたいな感じでメニューを先読み(笑)
今日はおそらく最後の来店になるので、ちょっと奮発して65ペソのバッチョイという、ベトナムのフォーみたいなヌードルを追加。
アドボシログは安定の旨さ。豚の角煮みたいな感じ。バッチョイの麺はにゅう麺みたいな感じ。美味しい。
心身ともにお腹いっぱいで、充実した1日となりました。
さぁ語学学校も残りあと2日!
今週は英語の勉強に加え、日本帰国後にやることのリストアップ、John Muir Trailでの食料補給計画やアメリカ国内の移動スケジュールの調整、メキシコ以降の滞在都市の選定と移動手段のリサーチなど、なかなかやること盛りだくさんで頑張っております。
しかも金曜日は卒業式もあり、卒業スピーチを英語をしなければならないのにまだ全く作ってないっていうね!
フィリピン滞在中にもう1回ぐらいはブログ更新すると思うので、お楽しみに。
それではまた!
See you soon!!