分水嶺トレイル2019を終えて〜装備と僕のスタイル編〜

Hey guys!!

 

 

もうすぐバレンタインデーですね。バレンタインといえばバレンタイン元監督。元千葉ロッテマリーンズの監督?元バレンタイン監督?ロッテ元マリーンズ?あれ?元はどこにつけるのが正解どーも僕です。バレンタインくそくらえです。

 

前回に続き、分水嶺トレイル2019の話。

今回は装備のことと、僕の山旅に対するスタイルについて。

 

分水嶺トレイル」ではトレイルランニングの大会と違い、必携装備がかなり細かく、かつ大量に定められています。

そうなると必然的にザックの使い勝手というものが完走への大きな鍵になる訳で。

今回僕はSAYAMA WORKSの佐山さんに、世界で一つだけのザックをわざわざ作っていただきました。

それがこちら。

 

見た目もやばかっけーっす。

 

TJARでの使用を想定して作られたグレートウルトラスーパーなザックで、痒いところに手が届きすぎるディテールや、長時間背負っていても疲れにくい設計になっています。

特にショルダーパッドのクッション性が素晴らしい。

写真の通り開口部がトップだけでなく、正面から直で中のものを取り出せるようになっており、これがレース中は非常に使いやすかったです。

長いレースや過酷な行程の山旅だと、こういうちょっとした手間がかなりストレスになるのですが、そういったところまで佐山さんは自分でフィールドテストして改良されているので、実際に使用してみるとしっくりこないというようなザックあるあるも今回はなかったです。

エスト部のポケットは雨抜けと軽量化を意識してメッシュ生地にしてもらいました。

ドリンクはショルダーとウエスト部に2本ずつ、計4本携行可能で、バンジーコードで固定できるようになっているので、走ってもまったく揺れが気にならない!

使ってみて改めて良さがわかる、素晴らしいザックでした。

ちなみに大会終了後に佐山さんから連絡があり、このザックにオリジナルの名前をつけていいとのこと。

僕はこのザックを「Journey」と名付けました。

 

また前回も書いた通り、僕は今回無補給スタイルでの参加だった為、特に必携装備には入っていないガスコンロ(SOTOウィンドマスター)やカップ、インスタント麺なども持っていきました。行動食はブラックサンダー果汁グミでした。

 

前回の記事に加えここまで読んでくれた忍耐力半端ない皆さんならお分かりだと思いますが、この大会では最低でも20ℓ、装備次第では30ℓ以上のザックでないと全てのギアが入りきりません。

にも関わらず、大会中は「お前ぜってー必携品全部持ってねーだろ」と思わざるをえない選手もちらほら見かけました。

ひどい人だとPaaGo WorksのRUSH12で参加している選手も。

「え?でもちゃんと装備チェックあるんじゃないの?」と思った方も多いでしょう。

確かにスタート前に装備チェックはあるんですが、装備チェックを済ませたかどうかのチェックが実はありません。しかもスタート時は真夜中。

受付だけ済ませ、装備チェックをしないでもぬるっとスタートできてしまうんです。

この部分に関しては今後改善した方が良い気がします。

 

また、この大会では地図読み区間があることもあり、事前に試走する選手が多いようです。

確かに一度走っておくことで、気持ち的にも楽になるし、地図読み区間では圧倒的に早いスピードでクリアできるので、順位やタイムを狙いたい選手にとっては有効な手段と言えます。

でも僕は試走を絶対にしません。

なぜなら僕が山を走るようになったそもそもの理由が、僕の好きな旅と、山を走ったり歩いたりして長く移動することがとてもよく似ていたからです。

そして旅を好きな理由が、行ったことの無い場所に行き、見たことの無いものを見てみたいという思いからです。

つまり、山でも僕は行ったことの無い山へ行き、見たことの無い景色を見る方が、冒険的なワクワクを味わえるので、僕はレースやイベントでも絶対に試走はしません。

 

僕と同じ考えというとおこがましいですが、TJARのカメラマンとしてもおなじみの駒井さんや、「フリーソロ」でおなじみのAlex Honoldも、同じようなことを言っています。

もちろん大きな目標を達成する為には、最大限の準備が必要になりますし、万全の準備をすることが一流のスポーツマンであることは否定しません。

ただやっぱり、自分の可能性を引き上げる、あるいは限界を突破するような冒険をしたい時には、未知の部分が無いと面白く無いと思っています。

 

というわけで写真もなく内容もかなり真面目な回になってしまいましたが、次回は楽しく読んでもらえそうな台湾レースのお話!

なんならそれが書きたいが為にブログを再開したようなもんですからね。

レースのことはもちろん、旅行として行く台湾の魅力も綴っていきたいと思います。

 

それではまた!

See you soon!!

分水嶺トレイル2019を終えて〜大会編〜

Hey guys!!

 

怒涛の更新ラッシュと言っておきながらだいぶ間があいてしまいましたFUCK!!

そしてタイトルは終わった直後みたいな雰囲気ですが、もう分水嶺トレイル2019が終わってから半年も経っております。その為いささか記憶にバグが生じている可能性もありますが、ごめんあそばどーも僕です。

 

怒涛のブログ更新ラッシュ2020第2弾は、東京の青梅から山梨の清里まで、日本の中央分水嶺を縦走する「分水嶺トレイル」の話。

前編はレースのこと、後編は装備やその他諸々の話をだらだらと綴っていきますYeah!!

山に興味がない人にとってはクソほどつまらない記事になるのでYouTubeでキングヌーの白目でも見ててください。白日。

 

さて、「分水嶺トレイル」はいわゆるトレイルランニングレースではなく、テントやロープ、地図、コンパスなどを持って自分の力のみでゴールを目指す山岳縦走イベント。

そこそこやばいレースのため、エントリーは書類選考があります。

120kmのコースと80kmのコースがあり、僕は120kmの方にエントリーして無事合格。

累積標高は12,000m。

コースマーキングやエイドステーションなどは一切なく、途中の山小屋でのみお金を支払って飲食物を補給することが認められています。

僕はそれじゃつまらないので無補給スタイルで食べ物は全て最初から自分で背負っていき、水だけを途中で補給していきました。

残念ながら大会中はほぼ雨が降っており、写真がほとんどないことをご了承くださいWaoh!!

 

雑なコース表。チェックポイントは通らなければいけない。充電63%。

 

スタートは金曜の夜12時。

当然僕は金曜1日仕事をしてそのまま青梅駅へ。

制限時間63時間の長い旅が始まります。

スタート直後は林道のようなところをひたすら走る走る俺たち、流れる汗もそのままに。

そんな爆風スランプな状況ですが、僕の脳内BGMはなぜかElliott YaminのWait for youがエンドレス。超しっとり系。

 

「elliott yamin」の画像検索結果"

 

この辺りはまだ走れるところが多く、深夜1時を回っているというのに全身から汗が吹き出ます。ブワッ。

初日の朝ぐらいまでは雨もほとんど降っていなかったのですが、お昼前ぐらいから本格的に降り出した雨はその後もほぼ降りっぱなし。

10回目の開催となった分水嶺トレイルの歴史の中で、3日間雨が降り続けたのはこの年が初めてだったそうです。ラッキーじゃん?

 

 

最初の大きな山である雲取山までとにかく長く感じ、若干呪いの言葉を口ずさみながらも問題なく進んでいきました。

問題が出てきたのは将監小屋から雁峠のあたり(確か)。

眠気メーターがMAX振り切ってて、ついに幻覚・幻聴を初体験。

倒れた木の切り株?は全て人がしゃがんでいるように見え、常に熊鈴の音が聞こえるメダパニ状態。

挙句の果てには岩に付いている白い苔?みたいな模様が、コックコートを着た陳建一に見え、「今は中華の気分じゃねぇんだってばよ」と陳建一(岩)に向かってナルト風のツッコミを入れていました。

 

 

歩いていても10m進んでは立ったまま意識を失い、ほんの数秒の寝落ちの間に夢をみてはまた10m歩いて…の繰り返し。

天気がよければその辺に倒れ込んで仮眠を取ることもできたのでしょうが、本降りの雨の中では横になったり座ることもできず。

にも関わらず、思考能力が完全に猿以下になっていた為、細い倒木の下に潜り込んで寝ようとする始末。

当然そんなところじゃ雨も凌げないし寝ることもできないし、後ろから人が来れば死体だと思われるのですぐに起き上がりまたゾンビ化。

そんなやばい状態でしたが、これまでも暴風雨のアルプスを奇声をあげながらハイクしたり、標高4,000m以上の場所で何度も一人キャンプをしたりという経験もあり、リタイヤは一度も考えませんでした。

ちなみにこの年は過去最低の完走率だったようです。

 

そんなバイオハザード的な時間帯も何とか乗り越え、舞台は後半へ。

本来ならここから山の登り下りが大きくなるので辛いところなのかもしれませんが、僕は甲武信ヶ岳金峰山など、景色がどんどん変わっていく山をひたすらに楽しむことができました。

 

 

 

終盤には道が地図に載っていない場所を、地形図とコンパスでクリアしなければいけない区間もありましたが、アドベンチャー感覚でそこも楽しく突破。

途中笑っちゃうぐらい急な崖みたいな箇所があって、実際笑っちゃいましたけど。草。

 

2日目の夜は金峰山の富士見平小屋で2時間弱の仮眠をとり、ラストスパート。

もうこの辺りにくるとゴールを確信し、残りの距離を早く消化した思いでぶっ飛ばしまくってました。

おかげでゴール数km手前で見事にロストしましたけど。草。

ゴールでは大会側から、コーラかビールどちらか1本プレゼントがあり、迷わずビールを選択しその場で一気飲み。てかどっちもくれよと思いましたが、水以外無補給でここまでやってきた僕にとってはこのビールがドンペリぐらい美味かったです。ドンペリ飲んだことないけど。

 

 

ゴール後は清里駅から電車を乗り継いで甲府駅まで帰り、今回の旅は幕を閉じました。

 

また出たいかと言われれば別に出たくはありませんが、実はこの分水嶺トレイルは個人の部とチームの部があり、チームの部で80kmのコースを途中補給しまくりで行くんだったらまた出てみたいかなと。

そしたらまた違ったものも見えるだろうし、天気も今回よりはきっと良いはずだし。

てな訳で分水嶺トレイルチーム80kmに出たいけどメンバーが揃っていないという方がいたら、お誘いお待ちしてます。

 

次回は今回僕が使用したSpecialなザックのことや、僕の考え方について。

多分すぐに更新するはず!

 

それではまた!

See you soon!! 

阿蘇のおもひでぽろぽろ

Hey guys!!

 

 

ばちクソに久し振りのブログ更新となってしまいましたが、書きたいネタはたくさんたまっておりまして、新年早々怒涛の更新ラッシュをぶっ込みたどーも僕です。

 

まずは2019年5月に参加した「ASO ROUND TRAIL」のこと。

 

ASO ROUND TRAILは熊本で開催されるトレイルランニングレースで、今回僕は120kmのカテゴリーに参加しました。

このレースは下の写真のような絶景を走れる大会として有名で、噴煙をモクモクあげている阿蘇山を囲む外輪山を走るウルトラトレイル。

東京に住む友人と3人で参加したのですが、普段一人でレースに参加することがほとんどの僕にとっては、男3人の阿蘇旅はかなり新鮮でダイヤモンドユカイなTrail Tripとなりました。

 

見てくださいこの絶景。人がゴミのようですね。 

 

レース自体も楽しめたのですが、何より阿蘇という土地がめちゃくちゃ良いところで、何年か後にまた必ず再訪すると思い阿蘇

おっと、あまりの良さに語尾が阿蘇になっちゃいました蘇。

 

レース前にくまモンダンス。MCをしていた熊本のお天気お姉さん(栗めぐさん、写真左)もロング完走!

 

さてレースですが、実は大会の10日前にギックリ腰で入社したての会社を3日休むという非常事態に。

それまで調子が上向きだったこともあり、これは精神的にも東京ドーム6個分のダメージでした。

レース本番では調整不足が見事に表れ、後半はエイドの度に長時間ストップせざるをえないようなひどいコンディショナー、いや違う、コンディションでしたが、なんとか29時間かけてゴールテープを切ることができました。

途中、走っている最中にソフトフラスクの飲み口の部分に牛のウン◯が付いているという奇跡的なハプニン◯がありましたが、なんとかギ◯ギリでウン◯は飲まずに済みま◯◯。

 

エイドでザックを下ろしてフラスクに補給しようとしたらこれ。

 

コースとしては前半は美しい牧草地を楽しみながら、意外と走れるところが多く、ここで足を使いすぎると後半でTHE ENDします。

後半は夜になり、景色の見えない山と森の中を、急なアップダウンを繰り返しながら進むので、肉体的・精神的にもかなりきついです。

ウルトラトレイルが初めての人にとってはこのコースは厳しいものになるでしょう。

 

走ってないのにTHE ENDしてるアクタさん。

 

あ、ちなみにこのレース、景色は良いのですが色々ツッコミどころがあります。

例えばコースマーキング。

山の中でコースマーキングが少ない大会は他にもありますし、日本の大会は少々過保護なぐらいマーキングがしっかり付いているな〜と思う部分もありますが、この大会は山力を試すとかそんなレベルではなく、普通にロードの分岐でマーキングがなかったりします。

なのでロストする選手や、後続の選手を待って道を確認する選手もちらほら。

聞けば以前からこの大会はそのスタイルらしいのですが、これは今後も改善されないのか気になるところです。

 

さらにエイド。

これもOSJシリーズに比べればマシな方ではあるんですが、やはり他のウルトラトレイルレースと比較してしまうと、エイドの飲食物に気合が足りないことは参加された方ならわかるでしょう。

 

あとは大会に付随したイベント。

他のビッグレースでは前夜祭もしくは後夜祭があったり、前日にちょっとしたパーティーやマルシェがあったりするのですが、阿蘇では前日受付時にちょっとしたスポンサーの出店と、スタート前のくまモンダンスが見れたぐらいで、他のランナーとの交流だったり地域のおもてなし的なものは⁂$‰▱⌘でした。

被災地の復興という意味合いも含んだ大会だからこそ、もっとサポートや応援で来ている人たちにも楽しんでもらえるような工夫をしたらいいのになぁと思★♂ゞ§℃。

 

改善の余地はありますが、トータルではとても良い大会だったのでまた何年後かに生きていれば参加したいと思います。

 

さて冒頭でも書いた通り、この時は友人3人との観光旅行も兼ねていたので、レース前後は未だ復興中の阿蘇に金をばらまいて来ました。をレンタカーで徘徊して来ました。

 

友人の応援に来ていたご両親にご馳走になった赤牛丼、と写ってないけど焼肉。

 

肉とアイス。 

 

肉と温泉とアイスというレースの後のゴールデントリオも堪能し、「また帰ってくるよ。」と漫画のようなセリフを言ったり言わなかったりして阿蘇の旅を締めくくりました。

 

 

あ、最後にどうでもいいことを一つ。

レンタカーで初日の晩御飯をどこで食べようかとウロウロしていた時の出来事。

 

横断歩道を渡りたそうな女子中学生2人組がいたので、当然ストップ。

ペコっと頭を下げて道路を渡る中学生。

そして僕らの車が発進しようとした時、道路を渡り終えた中学生が振り返って再び僕らに深々と一礼。

なんかその姿に感動してしまってその感動を友人2人に伝えると「そう?」と淡白な返事が返ってきて「えっ」となった僕。

それでも「結婚するなら九州の子だな」とその時だけ心に決めました。

でもなんか、世界中のみんながそんなちょっとのことを当たり前に出来るようになったら世界は平和になるのになと思うのは僕だけですかね?

 

さて次回は初体験の連続となった分水嶺トレイルの話。

それではまた!

See you soon!!

 

旅ブログ〜アルゼンチン編②(パタゴニア編)〜

Hey guys!!

 

今Japanは桜シーズンど真ん中。

連日暖かい日が続き、いたるところで満開の桜が目に入る一方、花粉シーズンど真ん中でもあります。

僕の家族は全員花粉症ですが、唯一僕だけが花粉症ではありません。ラッキー。

最近少し鼻水が出ますが花粉症ではありません。

若干目もかゆい気がしますが花粉症ではありまどーも僕です。

 

 

さて前回から引き続きパタゴニア編でありますが、今回はアルゼンチン側のパタゴニア

パイネサーキットハイキングやカヤックを堪能したあと、チリのプエルトナタレスからバスでアルゼンチンのエル・カラファテへ。

エル・カラファテではペリトモレノ氷河へツアーへ行く観光客が多いのですが、僕はトレイルは好きだけど氷河の上を歩くことには全く興味がなかったのと、氷河トレッキングツアーがクッソ高いと聞いていたので、自分でバスに乗りペリトモレノ氷河へ行くことにしました。

 

 

他の旅人のブログとかSNSを見ると、みんなここでかなり感動しているようでしたが、僕は正直微妙でした。

人多いし入場料高いし、体験するというよりは見学するというタイプの観光地。

まぁ人それぞれ価値観が違うからね。

僕にとってはここの氷河より、パイネサーキットを歩いている時に山の上から見下ろした「グレイ氷河」の方がエモかったです。

というわけで早々にエル・カラファテを後にし、次に向かったのはこの旅の最後の街、エル・チャルテン。

 

 

エル・チャルテンと聞いてピーンときた方やツーンときた方、あるいはジョッスィ〜ときた方もいるかもしれません。

そう、エル・チャルテンといえば何を隠そう、あのフィッツロイへの拠点となる街なのであります。

まぁアウトドアに関心がない人にとっては、「あのフィッツロイってどのフィッツロイだよ」って感じだと思いますが、アウトドアブランド「patagonia」のロゴマークの山、と言えば「あ〜」となる方もいるかもしれません。

あちなみに上の写真のでかい山がフィッツロイですが、ここは世界中からクライマーが集まる場所でもあるんですね。

そうです、クライマーはフィッツロイをガシガシとよじ登って行くわけです。

頭おかしいですよね。僕は頭おかしいと思います。

 

写真奥に見える崖を登っているクライマーもいた。

 

エル・チャルテンは物価の高いパタゴニアの中でも特に物価が高いところなので、持ち込める食材はチリのプエルトナタレスや、品揃えの良いエル・カラファテで調達してありました。

小さな街ということもあり、大してやることもないので、本来なら1泊2日でいけるフィッツロイ周辺のトレッキングコースを、3日間かけて歩くことにしました。

ここは入山料かからないしキャンプサイトも無料だし、街のキャンプサイトは高いし。

 

 

というわけで初日はフィッツロイの麓、ポインセノットキャンプ場へ。

今までも再三書いている通り、僕は景色だけでなく、トレイルを歩くこと自体に喜びを感じる人なのですが、ここのトレイルは素晴らしかった!

フィッツロイに行った人は大体フィッツロイを見た感想とか写真しか載せないけど、僕はこのトレイルを歩けただけで来た甲斐があったなと思うぐらい良いトレイルでした。

 

 

ポインセノットからフィッツロイの朝焼けを見る展望ポイントまでは約1時間。

翌朝5時に起き、極寒の中そのポイントへと登って行きました。

残念ながら朝焼けのフィッツロイ全てがくっきりと姿を表すことはありませんでしたが、真っ赤に染まる岩壁を間近に見ることができました。

 

 

それにしてもパタゴニアは標高がそれほど高くないにも関わらず、風が凄まじいので体感温度が低い!

前夜テントで寝ている時も、ペルーで標高4,600mキャンプをした時ぐらい寒かったです。

朝焼けフィッツロイを堪能した後は、翌日のキャンプサイトデアゴスティーニへ。

 

 

デアゴスティーニはラグーナトーレという氷河湖のすぐ近くにあるキャンプ場なのですが、ネットで調べる限りほとんど95%以上の日本人観光客はフィッツロイを見たあと、来た道をそのまま引き返していて、このラグーナトーレには行ってないんですよね。

でもね、悪いけどね、はっきり言ってラグーナトーレからエルチャルテンに帰るトレイル、最高。

マジで最高。

なんでみんなこのルートを歩かないのか不思議なぐらい最高の景色とトレイルでした。

まぁ一般的な日本人観光客は、街で急遽テントやシュラフをレンタルしてフィッツロイを見に行くような人がほとんどだから、そういう人たちにとっては2泊3日もシャワーも浴びれず歩き続けるということが苦痛としか思えないんでしょうね。

同じことをやっていてもかたや苦痛、かたや最上級の喜び。

「その道における一定水準以上の知識や技能を持ち合わせていることで、かくも楽しみ方に違いが出るものかな。」by 世阿弥(ウソです。)

 

そしてあっという間の3日間ハイキングを終え、エルチャルテンで最高に美味いビールを流し込み、贅沢品のアイスを食べ、近ずく旅のフィナーレをしみじみと感じました。

 

エルチャルテンの土産物屋でなぜか売っていた甲賀手裏剣。

 

街へ戻った翌日、最後のイベントとして街から3km離れた場所にある滝を見に行ったのですが、滝壺付近で川に足を入れ、川の冷たさを感じていたら…

 

 

ビーサンが川に流されました。

フィナーレでなにやっとんねん。

街へと帰る3kmの砂利道は地獄でした。

 

 

アメリカ以来、唯一自分に買ったお土産、パタゴニアの写真とパタゴニアスイーツのレシピが1冊にまとまった素敵な本。

 

細かく言えばこのあとプンタアレナスや、サンティアゴでも数日滞在して小さな出来事はあったのですが、とりあえずこれで8ヶ月の及んだ僕の旅は終わりを迎えました。

 

 

平和な日本で電車に揺られ、駅のホームで立ち食いそばをすすり、家に着けばもうすでに旅に出る前と同じ日常。

今はもう、狂犬病を持った犬が牙をむき出しながら追いかけてくることもなく、強盗に襲われる心配もなく、安心して街を走れる幸せを噛み締めています。

旅の思い出も少しずつ記憶の中の色が薄れ、次なる目標へと進み続けています。

 

「形あるものは壊れるか無くなる 形ないものは忘れる」

 

人間は忘れる生き物です。

だから忘れないように形に残すのですが、それもいつかは無くなる時がくるかもしれません。

ならば無くなることを心配するのではなく、過去のどんな思い出よりも素晴らしい経験を積み重ねていけるよう、様々なことに挑戦し続けていきたいと思います。

そして忘れた頃にまた新鮮な気持ちで旅に出ればいい。

今回の旅は一つの区切りを迎えましたが、人生という旅はまだまだ続いていきます。

 

Life is a journey, and it goes on.

 

 

 

はい、なんかブログまで終わりっぽい雰囲気醸し出してますが、「旅ブログ」が一区切りついただけなので、僕のブログは今後も続きます。

とりあえず忘れないうちに、次回は壱岐島&博多のことでも書こうかと。

 

それではまた!

See you later!!

 

 

旅ブログ〜チリ編⑥(パタゴニア編)〜

Hey guys!!

 

旅から戻って伊豆、博多、壱岐、千葉、東京と、あちこちに出没!アド街ックどーも僕です。3月最後の土日は長野、翌週は山梨にアド街ックです。

 

さて今回は長かったチリ編最後の回。

前回の最後にも書いた通り、僕はパタゴニアに行ったら絶対にカヤックを漕ぎたい!と以前から思っていました。

その理由は幾つかありますが、まずは単純にカヤックが好きということ、そして他の日本人の旅人がやらないようなことをやりたかったこと、そして、patagoniaの創業者イヴォン・シュイナードがかつてパタゴニアの地でカヤック旅をし、この地から大いなるインスピレーションを受けたと言う話を聞いたことがあること。

僕は普段特にブランドにこだわらず、自分に合う様々なギアを購入しますが、やっぱりpatagoniaとかTHE NORTH FACEの経営理念だったりものづくりの姿勢は好きなわけです。

それに関係して今回のブログの最後には、最近アメリカで起きている重大な動きについて少し触れたいと思います。

 

パイネ国立公園で最も人気がある景色と言ってもいいLos Cuernos。移動中の車の中から。

 

今回のカヤックツアーガイドはイギリス人のウィルとフランス人のジェレミー

ウィルはガチのExplorerで、世界中いろんな山を登攀したり、このツアーの数日前にも一人で雪山縦走をしてきたと言っていた。

ジェレミーはウィルに比べるとお調子もの的なキャラで、ツアー中に僕を他の客から引き離して無理やり急流ゾーンに引きずりこんだりしていた。

 

氷河から崩れ落ち漂流している氷塊に接近。

 

この時のツアーはたまたま参加者全員が中級者以上。

前半はかなり風があったが、誰も手こずることなくやすやすと氷塊に接近し、各々写真を撮っていた。

そのため、本来ゴール地点だった場所を大きく変更し、この日はなんと30kmも漕いだ。

後半は川の流れに乗っていたとはいえ、観光客向けのカヤックツアーで30kmなんてちょっと日本では考えられないぐらいの長さだ。

 

川沿いでランチタイム。絶景なり。

 

この景色を見ながらのカヤックは、ヤバい!!地味に橋の上を馬が歩いている。

 

正直予想していたよりけっこう長かったし、体力的にもなかなか疲れたけど、やっぱりパタゴニアでのカヤックは格別だった。

チャンスがあればアドベンチャーレースも出てみたいなぁ。

 

ツアー終了後のご褒美ビール。もちろんツアー代金に含まれる。これも日本では、ないよなぁ。

 

これは街に戻ってから一人で飲んだご褒美ビール。パタゴニアはワインもビールも美味い!

 

サーモンのセビーチェ。と、チリのスーパーでよく見る「120」と書いてあるワイン。セビーチェと合いすぎ。

 

そうそう、パタゴニアではビールもワインもよく飲みましたが、同じ「パタゴニア」でもチリ側とアルゼンチン側で売っているものが全然違くて少し驚きました。

まぁ当然といえば当然かもしれないけど、これまでの南米の国では割と近隣の国と同じものも売っていたような…。

上の写真の「120ワイン」も、とても美味しく(しかも安い!)気に入っていたのですが、アルゼンチン側のエル・カラファテとエル・チャルテンでは一切手に入らなくなりました。

もちろん他のワインは売っているのですが、個人的にはチリの方がワインは美味しかった気がします。安いし。

 

さてそれでは、冒頭でも書いたとおり、今回は今アメリカで起きている重大な出来事について触れたいと思います。

旅行好きな人、アウトドアが好きな人、自然環境が好きな人、アメリカが好きな人には大いに関係のあることです。

 

アメリカにはグランドキャニオンやヨセミテイエローストーンなど、世界的に超有名かつ歴史的・文化的に貴重な国立公園や国定公園が多く存在していることは、皆さんもご存知かと思います。

トランプ大統領は就任直後から全米の国定公園の見直しを指示し、昨年12月には「歴史的な措置」として、ベアーズ・イヤーズを含む2つの公園を大幅に縮小する方針を決めました。

トランプ氏は他にも30カ所前後の国定公園の見直しを明言しています。

 

要は、「資源開発の邪魔になるから、保護してる地域の保護を一部、あるいは全部、解除しちゃうよ」ってことです。

 

これに対し、THE NORTH FACEREI、カナダのアークテリクスなどのアウトドア用品関連企業、先住民族自然保護団体などが猛反発しました。

中でも特に舌ぽう鋭くトランプ政権を批判しているのが、あのpatagoniaです。

patagoniaはこれまでも先陣を切ってトランプ政権の方針に反対してきましたが、昨年12月には、国定公園の縮小取り消しを求める訴訟も起こしています。

 

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patagoniaのホームページに掲載された、「大統領はあなたの土地を盗んだ」のメッセージ。

 

また、縮小まではいかなくとも、「国立公園の入場料を上げ、レンジャーを解雇し、資源開発の予算に当てる」と言う非常に残念な方針を打ち出しました。

実際に今年度から、ヨセミテイエローストーン、グランドキャニオンなど、特に人気の高い国立公園の入場料が30ドル→70ドル(自動車1台の場合)まで引き上げられます。

 

グランドキャニオン国立公園。

 

もう一度言いますよ。

入場料が、現行の30ドルから、70ドルに引き上げられます。

70ドルですよ!?

倍以上ですよ!?

 

もちろん資源開発による利益は大きなものなんでしょうが、こんなこと続けてたらアメリカの重要産業でもある観光収入がどんどん減っていくような気がするんですけどねぇ。

 

では僕がこの問題に対して何ができるか。

それはpatagoniaをはじめとする、環境保護「活動」を具体的に行っている企業を応援すること。つまり投資、と言っても株を買うお金はないので、商品を買うことで投資すること。

消費は投資。モノを買うということはその企業に1票入れるということ。

今は便利な世の中になって、某フリマアプリや某オークションサイトで、消費者と消費者が販売企業を挟まずにモノを売り買いできる時代で、実際僕も使っていますが、「自分がどの会社の何を(もっと言えば、いつ)買うか」という意識はこれからも忘れないようにしたいと思います。

できることは少ないかもだけど、できることはしたいよねー。

 

さて次回はついに!

ついに長かった旅ブログシリーズもいよいよラスト!

それではまた!

See you soon!!

 

 

旅ブログ〜チリ編⑤(パタゴニア編)〜

Hey guys!!

 

先日、福岡・長崎に行ってきました。つーか博多と壱岐島だけだけど。

中南米で20時間以上のバス移動がザラにあったため、日本の快適なバスで15時間ぐらい超余裕、と思って今回も夜行バスで行ったのですが…

思ったより快適じゃなかったぁー!どーも僕です。

中南米では長距離バス文化が発達しているせいか、あるいは日本人が向こうの人よりスリムだからか、座席は中南米のそれよりも狭く、リクライニングも飛行機よりは倒れるけど…ってぐらいのレベルしか倒れず、それでいて料金は中南米の倍以上するんだからやってらんないっすよね。

 

はい、パタゴニア編2回目、パイネサーキットハイキングの続きです。

 

先日あしラボの小野寺先生に「後ろ足が残りすぎてる」と注意されたフォーム。

 

4日目まで強風に煽られながらも毎日山にかかる虹を見ながらの絶景ハイキング。

天気は上々。気分も上々。人生は上々だ

パイネサーキットでもっともハードな峠越えのあるこの日は、なんと途中トレイルにテントが落ちているのを発見。

テントと言ってももちろん収納してあるやつですけどね。

トレイルのど真ん中に落ちていたので、間違いなく誰かが落として気づかずに行ってしまったと判断し、約1kgのテントを手に、持ち主に出会うまで持ち運ぶことに笑

その後5組以上のハイカーを追い越したけど、みんな自分のものではないと言う。

てかみんな落ちてるの見て見ぬフリしてきたのね。

そしてようやく持ち主と出会うことができ無事にテントを渡しました。

持ち主は「Unbelievable!!」って言ってたけど、テント落とすって不用心すぎるだろ。

 

 

この森の中のトレイルでテントを発見。奥に見える峠を越す直前まで手に持ったまま歩いた。

 

いたるところで名前もついていない氷河が見られる。

 

ハードな峠越えと言っても日本のアルプスのような急峻な山に慣れている人なら楽勝レベル。

ナショナルパークのゲートでもらう地図ではかなり大げさに高低図が描かれていますが…。

ところでパイネ国立公園で有名な景色は、3本の巨大な石柱のような山がそびえるTorres del Paineと、パイネサーキットの中心部の山をまとめて全部見たような景色のLos Cuernosですが、実は僕の中で一番エモかったのはこの日のPaso峠を越えた瞬間。

 

写真では伝わりにくいけど、目の前に岩ばかり見えていた急登を登って行くと、だんだんと向こうに見えてくる雪山、と、虹、と、巨大な氷河。

「なんだ、ただの天国か」と思いましたです。

 

エモい。この時は目の前の景色が全て輝きを放っていた。

 

下の白い部分は全て超広大な氷河。個人的には有名なペリトモレノ氷河よりこちらの方が全然良い。

 

氷河が崩れて水に落ちると綺麗な青色に変わる。なぜだかは知らない。

 

しばらくはこの巨大な氷河沿いに歩いて行きました。

しかし感動しながらもそこは風の大地パタゴニア、超強風。

実はこの旅の間ずーっと隠し持っていた「防寒テムレス」がついにここで日の目を見ました。

あ、テムレスとは作業用の防水グローブで、ホームセンターとかで1,000円以下で買えるのですが、そのコスパの良さにアウトドアスポーツで使用する人も少なくないです。

 

その後は次のキャンプサイトまでずーっと雨が降り続け、パイネハイキングをスタートしてから初めて特にテンションの上がらない、我慢の時間帯が続きましたが、キャンプサイトに着いた時には少しの間だけ晴れてくれました。

ちなみにこの雨でiPhoneが少し濡れ、ホームボタンが一切きかなくなりました。

コロンビアで強盗に遭った後すぐに買ったpatagoniaのレインジャケットが、どうやらMade in Chinaの粗悪品(てか偽物?)だったらしく、防水のはずのポケットまで水が染み込んでいてそのせいでiPhoneが…。

日本に帰ってきてからホームボタンだけ交換してもらい、今は完璧に治っています。

 

ペルーより標高は低いが、山が近いのでデカく見える。

 

パイネらしい白と黒のコントラスト。1時間ぐらいだけ雲が晴れてくれた。

 

キャンプサイトから展望ポイントへ。この後吹雪きだしたので、そそくさとテントまで撤退。

 

パイネサーキットのハイキング中は、とても美しい湖の湖畔を何度も歩いたのですが、とにかく風が強く、海のように波立っていて、時にはしぶきが横から吹き付けてくることも。

 

波打ち際がルートになっているところもあって、そんなわけないだろうと思い若干ロストした。

 

そしてパイネサーキットハイクの最終日前日、スタート地点からほど近いLos Torresキャンプサイトへ到着。

ここはWルートやTorres del Paineだけ行く人の拠点にもなっているので、キャンプスペースも広く、近くにはシャワー、洗濯場、売店、ホテルまである!

 

クッソ高いけどこれは我慢できんかった。あとポテチも。

 

最終日はプエルトナタレスまで戻るバスの時間があったので、それまでに帰ってこれるよう荷物はキャンプサイトへ預け、トレイルランニングでラスボスのTorres del Paineへ!

思いのほか走れるパートが多く、「パタゴニアトレイルランニングをしている!」と思うだけでニヤけっぱなしでした。

多分周りの人から見たら、この時の僕はすっごく楽しそうに見えたか、気持ち悪い東洋人に見えたかのどちらかでしょう。

 

 

途中日本人ツアーのおじさまおばさまたちグループなんかとも遭遇しながら、最後のガレ場を登りきると有名なアレが目の前に姿を現しました。

 

アレに立ち向かう東洋人、の図。

 

若干ガスってて全てはっきりとは見えませんでしたが、一応有名なアレが見れたので良かったです。めちゃくちゃ寒かったけど。

下山時も超気持ちよく走って帰りました。

 

 

そうして夢のような7日間(約120km)のハイキングが終わり、無事プエルトナタレスの街へ。

パイネではサーキットOのハイキングともう一つやりたかったことが…。

それはカヤック

もともとカヤック好きな僕が、憧れのパタゴニアで、氷河を横目に見ながらカヤックを漕ぐ。

最高じゃないすかー!

最高じゃぁ、ないっすかぁぁぁ!!

というわけでカヤックをした話はまた次回。

 

それではまた!

See you soon!!

 

旅ブログ〜チリ編④(パタゴニア編)〜

Hey guys!!

 

久しぶりのブログ更新ですね。オリンピックでのメダルラッシュだったり東京マラソンでの日本人の活躍だったりと、スポーツ界での明るいニュースが多い中、僕の関心事はNTTが2020年から実用開始を目指している5Gどーも僕です。

 

フィリピン留学を合わせると10ヶ月も日本を離れていた僕でも知っている5Gですが、意外にまだ知らない人も多くびつくり(敢えてのびつくりね)しています。

5Gと5Gがもたらす未来についても書きたい事がたくさんあるのですが、それは旅ブログが終わってからゆっくり書く事にします。

今何かと話題の仮想通貨の事とかも書きたいんだけど、それもまた後で。

 

さてと。

いよいよ、ついに、やっと、とうとう…

 

 

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パタゴニア編キタァァーーー!!ゼェ…ハァ…

 

まぁ興味ない人にとっては「パタゴニア?なにそれ、動物園かなんか?」ぐらいのもんでしょうがね。

もしくはアウトドアブランドのpatagoniaの名前ぐらいは知っている方も多いかもしれません。

 

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これね。

 

とにかくアウトドア愛好家の私としては、ウユニ塩湖だとかマチュピチュ遺跡なんてどうでもいいぐらいにテンションのアガル場所なのであります。

パタゴニアに限らず、ヒマラヤとかアラスカとかって、名前を口にしただけで何かこう心がざわっとするものがあるんですよね、なぜか。

とはいえ興奮してばかりいても伝わらないので、そろそろ落ち着いて書いて参ります。

 

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チリはワインが有名だがパタゴニア地ビールもうまい。 

 

前回訪れたプコンという街から、一度夜行バスでサンティアゴまで戻り、着いた日にそのままプンタアレナス行きの飛行機へチェックイン。

チリ最南端の街プンタアレナスは、船や飛行機で南極へ向かう発着地としても有名です。

プンタアレナスはそこそこ大きめの街(ビルとかはない)ですが、この街自体にはこれといって見所もないので、1泊だけして早々にプエルトナタレスというパイネ国立公園の玄関口となる街へ移動しました。

 

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プンタアレナスの街。風すごい。

 

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プンタアレナスのバス停留所でまさかのスラムダンクが流れていた。

 

ところで「パタゴニア」とはチリとアルゼンチンにまたがる広大なエリアの地名で、その両国の下半分はほぼパタゴニアと言っても過言ではないと思います。

その中でも最も有名な場所が、チリ側のパイネ国立公園と、アルゼンチン側のフィッツロイ山でしょう。

特にフィッツロイはアウトドアブランド『patagonia』のロゴマークに使われている事でも有名です。さっきのアレです。

また、ここプエルトナタレスにはもう一つプチ有名なものがあり、それがこいつ。

 

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ミロドン。

 

ミロドンというまぁいわばマンモス的な、かつてここに生息していた大型動物の化石が発見された場所であるという事です。

正直行って僕はこの街に来るまでミロドンの存在を全く知りませんでしたが。

 

山好き森好きトレイル好きの僕は、パイネ国立公園の核心部、1周約120kmのパイネサーキット("O"circuit、"O"trekなどとも呼ばれる)を歩くことをずっと夢見ていました。

 

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「夢見ていた」なんて言葉は今までほとんど言ったこともないしできれば言いたくもないのですが、パタゴニアという日本からみれば地球のほぼ裏側に位置する場所で、自分一人で1週間キャンプ生活をするなど、一生のうちにそう何度も経験できることではありません。

加えてそれまでの約7ヶ月の旅の中で、街の宿でだらだらと時間を潰したり、観光客がうじゃうじゃいる場所に行ったりする自分に、正直嫌気がさしていたのも事実。

 

できることなら何日でも歩いていたいほどの素晴らしい景色の連続でしたが、パーミットやキャンプサイトの予約の関係で、今回はトータル7日間のハイキングとなりました。

ちなみに2017年度から、パイネのキャンプサイトがインターネットでの予約受付を開始し、当日予約無しでキャンプ場に行っても泊めさせてもらえないので、注意が必要。

予約は数ヶ月も前から埋まっていきます。

僕はこの情報をキューバで出会った日本人の男の子から入手していたので、グアテマラ滞在中に予約していました。

 

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テントの貸し出しもあるのでテントを持たないで歩くことも可能。手前のが僕のやつ。

 

エルトナタレスの街からバスに揺られること1時間半、パイネ国立公園の入り口で入園料を支払います。

他の乗客のほとんどは、もっと簡単で距離も短い"W"trekというコースか、もしくはさらに短い日程でTorres del Paineという有名な景色を見に行くので、ここからさらにバスで先へ。

僕は前述の通り、パイネを1周するコースなので、ここから歩き出しました。

 

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虹を見ながらチケットの列に並ぶ。

 

意外にも、世界でも有数の人気トレッキングルートにも関わらず、僕の周りを歩いている人間が一人もいない。

しかもトレイルは細く、ところどころ消えかかっているような場所すらある。

 

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最初の数キロは単調な平原を歩いていたが、ある時ふと左手を見ると、雪をかぶった雄々しい山々が眼前に現れ、その時初めて「あぁ、自分は今、パタゴニアにいるんだな」と実感した。

 

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やばいでしょこれは。

 

これは少し不思議な感覚で、もちろんその前からパタゴニアと呼ばれるエリアには入っていたし、絶景の中を歩くのも初めてではなかったけど、「自分が景色を見ている」というよりも、自分が景色の一部になっているというか、自分と景色の境目がなくなって融和しているような感じ。

 

トレイル上では全く人と会わなかったけど、1日目のキャンプサイトに到着した時にはなかなかの人数がすでにテントを張っていた。

それにしてもさすがは風の大地パタゴニア

歩いている時からものすごい強風で、体を30度ぐらい倒さないと立っていられない時もあった。

でもなんか、強風の時ってテンション上がりません?

僕なんかアガリまくってめちゃくちゃ叫んでましたよ。

 

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今回は久しぶりのロングトレイルということで、荷物の軽量化を図り食料は街で買ったドライフード(お湯を注げば出来上がり的なやつ。乾燥しているのでとても軽い)と、パン、クッキーなどを用意したが、思ったよりカロリーが摂れず、3日目ぐらいからは常にお腹が空いていた。

本来なら1日4000kcalぐらい摂らなきゃいけないんだけど、この時摂っていたのは1日あたりたったの1000〜1500kcal程度。そりゃ腹減るわ。

 

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袋は日本の尾西。だけどー…

 

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中身はパスタ。海外で売ってるドライフードは大体2人前なので、袋がでかすぎるのだ。

 

でも植村直己さんの本とか映画『MERU』とか見たら、クライマーの人たちは1日数十〜数百kcalしか摂れないこともあるみたいだし、1000kcalでも死にはしないと思ってましたけどね。

 

2日目のキャンプ地も素晴らしい場所で、寝床からこの景色。

 

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キャンプ地の少し手前にはすぐそこに氷河が見える絶景ポイント。

 

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そしてここから、公式の地図には載ってないけどGPSマップでは地形的に行けそうな場所があったので行ってみることに。

これがまた最高の景色!そして誰もいない!独り占め!!

 

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そりゃこうなりますよね。

 

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前半のフォレストトレイルを1、2度プチロストしながら進むと、ガレガレトレイルの先には氷河があり、少しだけ登れそうだったので、氷河の上をザリザリと登っていく。

 

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砂礫のように見えるが、よく見ると…

 

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氷の上にうっすらと石や砂利が覆いかぶさっているだけ。すなわち滑る。

もちろん軽アイゼンとか持ってないし。

しかもところどころにクレバス(深い割れ目)があり、にわかにビビりだす。

 

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しかも1回近くで砂の下の氷が溶けて陥没したらしく、蟻地獄みたいに砂がゾゾォー!って飲み込まれていったのを目の当たりにしてさらにビビる。

いやマジこんなとこでクレバスなんか落ちたら100%生きて帰れないからね。

とはいえちゃんキャンプサイトまで戻り、この日は終了。

 

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初日も2日目も虹を見ながらのトレッキングで、マジでここは天国なんじゃないかと思うほどの素晴らしいハイキングでした。

というわけでまだパイネサーキットは続きますが、長くなってきたので今回はここまで。

 

それではまた!

See you soon!!

 

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